刻印と純度の見分け方|K18・750・Pt900・GPの意味と探し方
指輪やネックレスに打たれた小さな刻印は、その製品に何がどれだけ含まれているかを示しています。読み方が分かると、おおよその金額をご自身でも見当づけられるようになります。
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刻印はどこにあるか
刻印は目立たない場所に、とても小さく打たれています。品物ごとに探す場所が決まっているので、順に見ていくと見つかります。
- 指輪 … 内側(サイズ直しをしていると、削られて消えていることがあります)
- ネックレス・ブレスレット … 留め具の板の部分、または留め具の近くの小さな板
- ピアス … 針の根元、またはキャッチ
- ペンダントトップ … 裏面、または金具の輪の部分
- ブローチ … 裏面の金具の近く
- 腕時計 … 裏蓋、またはベルトの内側
肉眼では読めないことがほとんどです。スマートフォンのカメラで撮ってから拡大すると読み取りやすくなります。
金の刻印
金の純度は「K」で始まる表記と、3桁の数字の2通りで表されます。同じ意味なので、どちらか一方が打たれています。
- K24 または 999 … 純金(金の含有率99.9%以上)
- K22 または 916 … 金の含有率91.6%
- K18 または 750 … 金の含有率75%。指輪やネックレスで最も多い刻印です
- K14 または 585 … 金の含有率58.5%
- K10 または 417 … 金の含有率41.7%
- K9 または 375 … 金の含有率37.5%
3桁の数字は、千分率で金の割合を表しています。750なら1000分の750、つまり75%ということです。日本製は「K18」、ヨーロッパ製は「750」と打たれていることが多く、どちらでも価値は同じです。
「18K」と「K18」は同じですか
表記の順番が違うだけで、示している純度は同じです。ただし、「18K」のように数字が先に来る表記の製品では、刻印どおりの金が含まれていない場合があります。詳しくは次の節でご説明します。
WG・PG・YG
「K18WG」はホワイトゴールド、「K18PG」はピンクゴールド、「K18YG」はイエローゴールドを指します。いずれも金の含有率は75%で同じです。混ぜている金属が違うために色が変わっているだけなので、買取金額に差はありません。
「18K」の刻印でも、実際は14Kや10Kのことがあります
これは、来店前に知っておいていただきたい点です。刻印は純度を示すものですが、刻印さえあれば中身がその通りだと保証されているわけではありません。
実際に、「18K」と打たれた製品を分析すると、K14やK10相当の金しか含まれていなかった、ということがあります。特に、数字が先に来る「18K」という表記の海外製品で見られます。
なぜそうなるのか
国によって、刻印の精度に対する考え方や規制が違うためです。日本国内で作られた製品には造幣局の検定を受けたものがあり、比較的信頼できますが、海外製品では製造時の管理状況によってばらつきが出ます。お客様が騙されて購入された、という話ではなく、流通の過程でそうなっているものです。
買取ではどう扱うか
当店では、刻印をそのまま信じて金額をお出しすることはしません。実際に分析して確認したうえで、含まれている金の量に応じた金額をお伝えします。
- 刻印どおりの純度だった場合 … 刻印に応じた金額になります
- 刻印より低い純度だった場合 … 実際に含まれている量での金額になります
- 金がほとんど含まれていなかった場合 … 買取をお断りすることがあります
最後の場合があるため、「18K」の刻印がある製品については、写真だけで金額をお約束することができません。LINE査定でも「店頭で分析してからのご案内になります」とお伝えすることがあります。その点はご了承ください。
なお、日本製で「K18」と打たれた製品については、このようなことはほとんどありません。ご不安な場合は、まず刻印の写真をお送りください。
プラチナの刻印
プラチナは「Pt」で始まる表記です。
- Pt1000 または Pt999 … 純プラチナ
- Pt950 … プラチナの含有率95%
- Pt900 … プラチナの含有率90%
- Pt850 … プラチナの含有率85%
「Pt」を省いて数字だけが打たれていることもあります。指輪で900、950という数字を見かけたら、プラチナの可能性が高いとお考えください。
なお、プラチナとホワイトゴールドは見た目がよく似ています。どちらも銀白色ですが、刻印を見れば区別できます。「Pt」ならプラチナ、「K18WG」ならホワイトゴールドです。
GP・GF・GEPは、メッキや金張りです
この3つが刻印にある場合、地金としての価値はほとんどありません。金額を期待して持ち込まれ、がっかりされることが多いので、先にお伝えしておきます。
- GP … Gold Plated(金メッキ)。表面にごく薄く金が乗っています
- GEP … Gold Electro Plated(電気金メッキ)
- GF … Gold Filled(金張り)。メッキより厚いものの、地金としての価値は限られます
「K18GP」という刻印を見て「K18だから金だ」と判断される方がいますが、これは「K18相当の金でメッキしてある」という意味で、中身は別の金属です。
銀の刻印
「SV925」「SILVER925」はシルバーです。金・プラチナに比べると1gあたりの金額はかなり低くなりますが、買取の対象です。銀食器や銀のトレーなど、重さのあるものはまとまった金額になることがあります。
刻印がない、読めないとき
刻印がなくても買取はできます。次のような理由で刻印がないことは、珍しくありません。
- 古い製品で、もともと刻印の習慣がなかった
- 海外製で、日本と表記の方式が違う
- 長年身につけて摩耗し、読めなくなった
- サイズ直しやリフォームのときに削られた
- デザイン上、刻印を打つ場所がなかった
店頭では、比重を測る方法や、専用の機械で成分を調べる方法で純度を確認します。傷をつけずに調べられる方法から順に試しますので、お品物が傷むことを心配していただく必要はありません。
自宅でできる簡易チェック
磁石を使う
金・プラチナは磁石につきません。磁石にくっつく場合は、中身が鉄などの別の金属だと分かります。冷蔵庫に貼るような弱い磁石ではなく、強めの磁石のほうが分かりやすいです。
ただし、磁石につかない金属はほかにもあります(アルミ、銅、真鍮など)。ですから「磁石につかない=金」ではありません。あくまで「つくなら金ではない」という使い方をしてください。
重さで見当をつける
金・プラチナは、同じ大きさの他の金属よりずっと重く感じます。見た目の大きさのわりにずっしりと重い場合は、貴金属の可能性があります。逆に、大ぶりなのに軽いものは、中が空洞かメッキであることが多いです。
変色の仕方を見る
メッキは使っているうちに擦れて、下地の色が出てきます。角や縁だけ色が違って見える場合は、メッキが剥がれかけている状態です。一方、金無垢は表面が擦れても色が変わりません。
いずれも目安にすぎません。判断がつかないときに無理にご自身で結論を出すと、価値のあるものを処分してしまうことがあります。迷ったらそのままお持ちください。
純度が分かれば、金額の見当がつきます
刻印から純度が分かり、重さも測れれば、おおよその金額はご自身でも計算できます。今日の買取金額は下のとおりです。
重さを入れて計算できるツールも用意しています。
お品物の状態・形状・刻印の有無で変わります。金額を約束するものではありません。
重さが分からなくても、写真を送っていただければこちらで確認します。
写真を送って金額を確かめる石が付いている製品は、全体の重さに石の分が含まれます。地金として計算するときは石の重さを引くため、実際の金額はこの計算より下がることがあります。
まとめ
- 刻印は指輪なら内側、ネックレスなら留め具の近くにある
- K18と750は同じ意味。3桁の数字は千分率
- 「18K」の刻印でも、実際はK14やK10のことがある。分析して確認したうえで金額を出す
- WG・PG・YGは色の違いで、金の割合は同じ
- GP・GF・GEPはメッキや金張りで、地金としての価値はほとんどない
- 刻印がなくても店頭で調べられる。自分で判断して処分しないこと
刻印の写真をLINEでお送りいただければ、読み取れる範囲でお答えします。査定は無料で、金額を見てからお決めいただけます。
