古いバレンシアガでも売れる?年代物のバッグの査定基準
もとから使い込んだ風合いの革は、年数が経つと判断が難しくなります。どこまでが仕上げで、どこからが経年なのか、境目が見えなくなるためです。
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境目が消えていきます
新しいお品物であれば、もとからのシワと使用によるシワは分けられます。前者は全体に散り、後者は力のかかる場所に集まるためです。
年数が経つと、この見分けが難しくなります。使用によるシワが全体に広がり、もとからの表情と重なってくるためです。十年、二十年と経ったお品物では、境目がほとんど分からなくなります。
ですので古いバレンシアガの査定では、シワの由来を追うのをやめて、別のところを見ます。革そのものがまだ生きているかどうかです。
革が生きているかを見ます
シワの多い革でも、しなやかであれば良い状態です。見るのは表情ではなく、手触りと強さになります。
- シワは多いが、柔らかく手に馴染む … 良い状態です
- 手触りが乾いてきている … この段階なら十分です
- シワの山の部分が硬くなっている … 進んでいます
- シワの谷に細かいひびが出ている … はっきり反映されます
- 触ると粉が出る、割れる … 修復の難しい段階です
シワのある革は、山と谷で状態が違ってきます。山は擦れて色が抜け、谷は乾燥が溜まります。査定では両方を見ます。
市販のクリームを塗られると、谷に溜まって白く残ります。乾燥を止めたいだけであれば、専門店にご相談になるほうが確実です。
シワの見方はバレンシアガのバッグ買取の記事に書いています。
革ひもは本数を数えます
古いお品物で、実際に金額に響くのがこれです。
細い革ひもは、年数とともに一本ずつ失われていきます。切れて落ちる、引っかかって抜ける、乾燥して折れる。長く使われたお品物では、何本か足りないことがよくあります。
査定では本数を数えます。もともと何本付いていたかは、取り付け位置の穴や金具から分かります。
失われた革ひもは、後から同じものを用意できません。ですので欠けている分は反映されます。ただ、それで買取ができなくなるわけではありません。
抜けた革ひもが、バッグの底や箱の中に残っていることがあります。探してみる価値はあります。
当時の仕様
年代の古いお品物には、いま作られていない仕様が残っています。
- 現在は展開されていない色
- 金具の形や仕上げが今と異なるもの
- 革ひもの太さや長さが違う
- 飾りの数や配置が現行と異なる
- 内側の張り地の素材・色が違う
- 生産国の表記が現在と異なる
こうした違いは年代の手がかりになりますし、そのものが評価に関わることもあります。古い仕様であることが、そのまま不利になるわけではありません。
とくに、当時だけの色は探している方がいることがあります。ご自身で判断なさらずお持ちください。
保管で差がつきます
同じ年代のバッグでも、置かれていた場所で状態がまったく違います。シワのある柔らかい革には、特有の注意点があります。
- 畳んで重ねていた … 折れ線が、もとのシワと別に入ります
- 上に物を載せていた … シワの山が潰れます
- 乾燥剤を入れすぎていた … 革の水分まで抜けます
- 暖房の近く … シワの谷からひびが出ます
- 直射日光 … 色ムラの薄い部分から抜けます
- 保存袋に入れて、詰め物をして置く … いちばん良い状態で残ります
柔らかい革のバッグは、中が空だと潰れます。柔らかい紙や布を入れて、形を保った状態で置いてください。
型崩れについては型崩れしているバッグの記事をご覧ください。
処分される前に一度ご相談ください
シワの多いバッグは、見た目が傷んで映ります。整理のときに「もうボロボロだから」と処分されてしまうことがあります。
ところが、先に申し上げたとおり、シワの多さは状態の悪さと同じではありません。手に取って柔らかさが残っていれば、見た目の印象とは別の評価になります。
捨ててしまえば終わりですが、査定は無料で、金額をお聞きになってからお決めいただけます。お持ちになって損になることはありません。
ご家族のお品物が出てきた場合は遺品整理・相続の記事もご覧ください。
よくいただくご質問
シワだらけでボロボロに見えます
拝見します。もとからシワのある革です。手触りが残っていれば、見た目ほど悪い状態ではないことがあります。
革ひもが何本か足りません
買取はできます。その分は反映されます。バッグの底や箱の中に残っていることがありますので、一度お探しください。
革が硬くなっています
拝見します。クリームを塗られるとシワの谷に溜まりますので、そのままお持ちください。
母が使っていたものです
拝見します。お売りいただく際は、お持ちになる方ご本人の身分証が必要になります。
当日の流れと必要なもの
- お品物と付属品をお預かりします
- 手に取って革の柔らかさを確かめます
- シワの山と谷を分けて見ます
- 革ひもと飾りの数を数えます
- どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
本人確認書類については必要なものと本人確認の記事をご覧ください。
まとめ
- 年数が経つと、もとからのシワと使用によるシワの境目が消える
- ですので見るのは、革がまだ生きているかどうか
- シワの山は擦れ、谷は乾燥が溜まる。両方を見ます
- 細い革ひもは年数とともに失われる。本数を数えます
- シワの多さは、状態の悪さと同じではありません
査定は無料です。見た目で判断なさらず、一度お持ちください。
