古いグッチでも売れる?年代物のバッグの査定基準
グッチには、革以外の部材を使ったバッグがあります。竹、木、金属。それぞれ年数での変わり方が違うため、古いお品物ほど見る箇所が増えます。
公開
部材ごとに別々に傷みます
革だけで作られたバッグであれば、全体が同じように年を取ります。グッチの古いお品物は、そうはいきません。
本体が革、持ち手が竹、金具が金属、帯が織物。ひとつのバッグに性質の違う素材が組み合わされていますので、それぞれ別の速さで変わっていきます。
ですので査定では、部材ごとに分けて見ます。「革はきれいだが持ち手が傷んでいる」ということが普通に起こります。
竹の持ち手
グッチを象徴する部材のひとつが、竹を曲げて作られた持ち手です。天然の素材ですので、年数での変化がはっきり出ます。
- 色が濃く、飴色に変わっている … 経年です。それ自体は問題ありません
- 表面に細かいひびが入っている … 乾燥が進んだ状態です
- 節の部分が割れている … 修理が必要な段階です
- 曲がりの部分にひびがある … いちばん力のかかる場所です
- 欠けている、折れている … 部材の交換になります
竹は乾燥すると割れます。暖房の近くや直射日光の当たる場所に置かれていたお品物は、進んでいることが多くあります。
ひびが入っていても買取はできます。隠さずにお持ちください。
竹の扱いについて
お売りになるかどうかに関わらず、竹の持ち手の扱いをお伝えしておきます。
まず、水に濡らさないでください。濡れて乾くと、そのときに割れが入ることがあります。汚れは乾いた布で拭く程度にしてください。
次に、油やクリームを塗らないでください。竹の表面には仕上げがしてあり、上から塗ると斑になります。落ちません。
保管は、乾燥しすぎない場所で。持ち手に何かを掛けたり、上から物を載せたりしないようにしてください。曲がりの部分に負担がかかります。
当時だけの素材と金具
年代が古いお品物には、いま作られていない仕様が残っています。
- 現在は使われていない生地や革
- 金具の形や刻印が今と異なるもの
- 織りの帯の配色や幅が違うもの
- 内側の張り地の素材・色が現行と異なる
- 生産国の表記が現在と異なる
こうした違いは年代を判断する手がかりになりますし、そのものが評価に関わることもあります。古い仕様であることが、そのまま不利になるわけではありません。
素材ごとの見方はグッチのバッグ買取の記事に書いています。
ヴィンテージとして扱われるもの
一定の年数が経ったグッチは、ヴィンテージとして扱われることがあります。
ただし、年数が経っていれば自動的にそうなるわけではありません。当時らしい仕様が残っていること、そして部材が使える状態であること。この両方が要ります。
とくに竹の持ち手は、割れてしまうと使えません。どれだけ本体がきれいでも、そこで判断が変わります。逆に、竹が無事であれば、多少本体に使用感があっても評価は残ります。
ですので「古いから高い」とも「古いから値段がつかない」とも申し上げられません。実物を拝見してのご説明になります。
保管で進んでしまう傷み
使っていなくても、しまい方によって状態が変わります。実際にお持ちいただいたものを見ていて、差が出る条件があります。
- ビニール袋に密閉していた … 湿気がこもり、内側が傷みます
- 湿気の多い場所 … 織りの帯にカビが出ることがあります
- 乾燥した場所 … 竹と革が割れます
- 直射日光 … 帯の色が抜け、革が硬くなります
- 型崩れした状態で重ねていた … 折れ跡が残ります
竹は乾燥に弱く、織物は湿気に弱い。同じバッグの中で逆の性質を持つ部材が組み合わさっているのが、グッチの難しいところです。風通しのある場所が無難です。
型崩れについては型崩れしているバッグの記事をご覧ください。
よくいただくご質問
竹にひびが入っています
買取はできます。程度に応じて反映されます。接着剤で留めようとされると、はみ出した跡が残りますのでお控えください。
帯にカビが出ています
拝見します。無理に擦ると繊維を傷めますので、そのままお持ちください。
革タグの数字が読めません
買取はできます。擦れて薄くなるのは普通のことです。作りや素材からも確認します。
母が使っていたものです
拝見します。お売りいただく際は、お持ちになる方ご本人の身分証が必要になります。
当日の流れと必要なもの
- お品物と付属品をお預かりします
- 部材ごとに分けて状態を確認します
- 竹や木の部分のひびを見ます
- 素材と金具から年代を確かめます
- どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
本人確認書類については必要なものと本人確認の記事をご覧ください。
まとめ
- 部材ごとに別々の速さで傷む。分けて見ます
- 竹の持ち手は乾燥で割れる。曲がりの部分がいちばん弱い
- 竹は濡らさない、油やクリームを塗らない
- 竹が無事なら、本体に使用感があっても評価は残る
- 竹は乾燥に弱く、織りの帯は湿気に弱い
査定は無料です。手を入れずにそのままお持ちください。
