金銀細工の置物はいくらになる?重さと純度から考える
置物の金額は、最終的には「中身が何グラムの貴金属か」に行き着きます。見た目の大きさからは離れて考えてください。
公開
計算に使うのは中身の重さです
置物も、計算の式そのものは指輪やネックレスと変わりません。
- 1gあたりの買取単価 × 貴金属の重さ(g)× 純度の割合 = 買取金額
問題は「貴金属の重さ」の部分です。置物は台座や芯材と一体になっていることが多く、はかりに乗せた重さがそのまま使えません。ここを確定させるのが査定の中心になります。
銀の単価は一覧には出しておりません。下の今日の買取金額と計算機は、いずれも金・プラチナのものです。銀の当日の金額は、店頭かLINEでご確認ください。
お品物のブランド・デザイン・状態・刻印の有無で変わります。金額を約束するものではありません。正確な金額は、拝見してからのご案内になります。
重さが分からなくても、写真を送っていただければこちらで確認します。
写真を送って金額を確かめる差し引くもの
置物から差し引く部分は、装身具より大きくなりがちです。
- 台座 … 木、石、樹脂。置物本体より重いこともあります
- 芯材 … 中に詰められた樹脂やセメント、砂
- ガラスケース・アクリルケース
- 組み合わされた別素材 … 珊瑚、真鍮の部品
- 接着剤や充填材
たとえば総重量500gの置物で、台座が350g、芯材が100gであれば、貴金属は50gということになります。この50gで計算します。
査定では、何をどれだけ引いたかを内訳としてご説明します。
箱の表示と実測が合わないことがあります
桐箱や証明書に「純金 20g」のように書かれていることがあります。ありがたい情報ですが、そのまま計算に使えるとは限りません。
- 台座を含めた総重量が書かれている場合があります
- 製造時の公称値で、個体差がある場合があります
- 後から台座や部品が交換されている場合があります
- 箱と中身が入れ替わっている場合があります
ですので、書かれている数字は手がかりとして拝見したうえで、実測で確定させます。表示より多いことも、少ないこともあります。
計算してみます
仮に金の買取単価を1gあたり15,000円、銀を1gあたり100円として、考え方だけご覧ください。実際の単価は当日の相場によります。
例1:純金の干支の置物、金の部分が20g、K24
15,000円 × 20g × 0.9999 = 約300,000円。手のひらに乗る大きさでも、この水準になります。
例2:K18の細工物、金の部分が35g
15,000円 × 35g × 0.75 = 393,750円。
例3:純銀の宝船、銀の部分が400g
100円 × 400g × 0.999 = 約39,960円。大きくても、銀ですとこの水準です。
単価そのものの決まり方は買取金額はどう決まるかの記事でご説明しています。
純金とメッキで、どのくらい違うか
数字にすると差がはっきりします。
同じ見た目の置物で、片方が金20gの純金製、もう片方が金メッキだとします。純金であれば三十万円ほど。メッキのほうは、含まれる金が0.1gあるかどうかですので、15,000円 × 0.1g で千五百円分。しかも取り出すには薬品と手間がかかり、その費用が上回ります。
結果として、メッキの置物には地金としての金額がつきません。見た目が同じでも、こういう差になります。
だからこそ、見た目で決めずに確かめる必要があります。
地金の計算を上回る場合
細工物は、作り手によっては地金の計算とは別の評価になることがあります。
銘のある作家の作品、有名な工房のもの、年代の分かる細工。こうしたものは、溶かしてしまえば戻りません。手がかりが残っていれば、地金ではなく品物として拝見します。
箱書き、栞、由来を記した紙、購入時の明細。判断の材料になりますので、一緒にお持ちください。
査定で見ているところは金銀細工の置物の買取の記事に書いています。
よくいただくご質問
自分で重さを量りましたが、参考になりますか
なります。ただし台座を含んだ数字になりますので、そこから差し引いた金額が実際のところになります。想定より下がることが多い品目です。
珊瑚や別素材が組み合わされています
貴金属の部分は拝見できます。組み合わされた素材については、取り扱いが異なりますので、お持ちいただく前に一度ご相談ください。
溶かして地金にしてから売ったほうが高いですか
そうはなりません。ご自身で溶かすと成分が不明になり、かえって判断に手間がかかります。細工としての価値がある場合は失われます。そのままお持ちください。
何点かまとめてありますが
まとめてお持ちください。1点ずつ確認しますので、お時間をいただきます。ご予約いただくとお待たせせずに済みます。
まとめ
- 計算に使うのは総重量ではなく、中身の貴金属の重さ
- 台座・芯材・ケースは差し引く。台座のほうが重いこともある
- 箱の表示は手がかり。実測で確定させる
- 純金20gの小さな置物で三十万円ほど。メッキなら金額はつかない
- 銘や箱書きがあれば、地金の計算を上回ることがある
査定は無料です。台座を外さず、箱ごとお持ちください。
