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ルイ・ヴィトンアルマの状態はどこまで査定に響くか

アルマは、素材によって状態の見方が大きく変わるモデルです。とくにヴェルニは、ほかの素材にない傷み方をします。

公開

底鋲の減りは隠せません

アルマは自立する形ですので、底に金属の鋲が付いています。置くたびに床と接する部分です。

この鋲の減り方には、使われた頻度がそのまま出ます。外側の革をきれいに保たれていても、鋲を見れば分かります。

  1. 鋲の表面にうっすら傷がある … 使用感の範囲です
  2. メッキが薄れて下地の色が見える … 程度によります
  3. 下地の色がはっきり出ている … 反映されます
  4. 鋲が平らに潰れている … 長く使われた印です
  5. 鋲が欠けている、外れている … 部品として確認します

鋲は磨かないでください。金具用の研磨剤を使うと、残っていたメッキまで削れます。かえって下地が出ます。

外れた鋲が残っていれば、一緒にお持ちください。

ヴェルニの色移りは戻りません

ヴェルニのアルマで、いちばん金額を動かすのがこれです。

光沢のある表面は、ほかの革やビニールと重ねると、その色を吸います。移った色は表面の層の中に入りますので、拭いても落ちません。

  1. うっすら色が付いている … 程度によります
  2. 輪郭のある色移りがある … 反映されます
  3. 広い範囲に移っている … 響きます
  4. 表面がべたついている … 樹脂が劣化しています
  5. ひび割れ、剥がれがある … 手を入れる必要があります

ご自身で落とそうとされると、表面の光沢ごと曇ります。除光液やアルコールは絶対にお使いにならないでください。

移ってしまったものは、そのままお持ちください。

ヴェルニの扱いはアルマの買取の記事に書いています。

ヴェルニのべたつきと黄ばみ

色移りとは別に、ヴェルニには年数で起きる変化があります。

表面の樹脂が劣化すると、べたつきが出ます。触ると指に付く状態です。これは使ったかどうかとは関係なく、年数が経てば起こります。

また、淡い色のものは日に当たると黄ばみます。白やピンク系では、はっきり分かります。

どちらも戻りません。査定では、その状態として見ます。買取ができなくなるわけではありません。

べたついている場合は、ほかの持ち物に付きますので、袋に入れてお持ちください。

形が膨らんだ場合

アルマは口が狭く、両端が絞られた形です。物を詰めすぎると側面が膨らみます。

芯の入った作りですので、膨らんだまま戻らないことがあります。査定では段階で見ます。

  • わずかに膨らんでいる … 中身を出して置けば戻ることがあります
  • 膨らんだまま戻らない … 反映されます
  • 側面に折れ線が入っている … 戻りません
  • 口のファスナーが閉まりにくい … 形の歪みによるものです
  • 自立せず傾く … 底の歪みです

無理に押さえないでください。芯の入った形に力を加えると、別の場所に折れ跡が付きます。

型崩れについては型崩れしているバッグの記事をご覧ください。

響きにくい傷み

気にされる方が多いものの、それほど響かない傷みを挙げておきます。

  • 底鋲の表面の細かい傷
  • モノグラムのヌメ革が全体に飴色になっている … 経年です
  • 持ち手の握る場所が濃い … 手の脂です
  • 内側の埃や薄い汚れ
  • 金具のくすみ
  • ヴェルニの表面の指紋

これらは、使っていれば出るものです。査定でも、その前提で見ます。

大きく響く傷み

こちらは、はっきり反映される傷みです。

  • ヴェルニの色移り … 落ちません
  • ヴェルニのべたつき、ひび割れ
  • 淡い色の黄ばみ … 戻りません
  • 側面の折れ線 … 戻りません
  • ファスナーが閉まらない、噛む
  • 内側の張り地のべたつき … 張り替えが要ります
  • 角の革が薄くなっている、穴が開いている

いずれも買取ができなくなる理由ではありません。手を入れる必要がある分が反映されます。

手を入れないでいただきたいこと

査定の前に、ご自身でされないほうがよいことを挙げておきます。アルマは、手を入れて悪くなる場合が多いモデルです。

  • ヴェルニを除光液やアルコールで拭く … 光沢ごと曇ります
  • べたつきを拭き取る … 表面が剥がれます
  • 底鋲を研磨剤で磨く … メッキが削れます
  • 膨らみを力で押さえる … 別の折れ跡が付きます
  • ファスナーに油を差す … 革に染みます
  • 革用クリームを塗る … ヴェルニには使えません

埃を乾いた布で軽く払う程度にとどめてください。それで十分です。

保管のしかた

お売りになるかどうかに関わらず、お伝えしておきます。ヴェルニは保管で差が出る素材です。

  • ほかの革製品と重ねない … 色が移ります
  • ビニール袋に入れない … 密着して跡が付きます
  • 布の保存袋に入れて、立てて置く
  • 光の当たらない場所に … 黄ばみを防げます
  • 詰め物を入れて形を保つ

色移りは、重ねた状態で長く置かれるほど深く入ります。一点ずつ分けてしまうだけで、かなり防げます。

よくいただくご質問

ヴェルニに色が移りました

買取はできます。落とそうとされると光沢ごと曇りますので、そのままお持ちください。

べたついています

年数によるものです。ほかの持ち物に付きますので、袋に入れてお持ちください。

底鋲が減っています

使われた印です。磨かないでください。そのままお持ちください。

膨らんで閉まりません

中身を出して置くと戻ることがあります。無理に押さえないでください。

当日の流れと必要なもの

  1. お品物と付属品をお預かりします
  2. 底鋲の減り方を確認します
  3. 素材を確かめ、ヴェルニであれば色移りとべたつきを見ます
  4. 形の膨らみと折れ線を分けて確認します
  5. どの傷みがどう効いたかを、分けてご説明します

ご予約優先でお受けしています。

お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。

まとめ

  1. 底鋲の減り方に使用頻度が出ます。磨かないでください
  2. ヴェルニの色移りは層の中に入り、落ちません
  3. 除光液やアルコールは絶対に使わないでください
  4. べたつきと黄ばみは年数によるもので、戻りません
  5. 保管は一点ずつ分けて、光の当たらない場所で

査定は無料です。手を入れずにそのままお持ちください。

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