ルイ・ヴィトンアルマの状態はどこまで査定に響くか
アルマは、素材によって状態の見方が大きく変わるモデルです。とくにヴェルニは、ほかの素材にない傷み方をします。
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底鋲の減りは隠せません
アルマは自立する形ですので、底に金属の鋲が付いています。置くたびに床と接する部分です。
この鋲の減り方には、使われた頻度がそのまま出ます。外側の革をきれいに保たれていても、鋲を見れば分かります。
- 鋲の表面にうっすら傷がある … 使用感の範囲です
- メッキが薄れて下地の色が見える … 程度によります
- 下地の色がはっきり出ている … 反映されます
- 鋲が平らに潰れている … 長く使われた印です
- 鋲が欠けている、外れている … 部品として確認します
鋲は磨かないでください。金具用の研磨剤を使うと、残っていたメッキまで削れます。かえって下地が出ます。
外れた鋲が残っていれば、一緒にお持ちください。
ヴェルニの色移りは戻りません
ヴェルニのアルマで、いちばん金額を動かすのがこれです。
光沢のある表面は、ほかの革やビニールと重ねると、その色を吸います。移った色は表面の層の中に入りますので、拭いても落ちません。
- うっすら色が付いている … 程度によります
- 輪郭のある色移りがある … 反映されます
- 広い範囲に移っている … 響きます
- 表面がべたついている … 樹脂が劣化しています
- ひび割れ、剥がれがある … 手を入れる必要があります
ご自身で落とそうとされると、表面の光沢ごと曇ります。除光液やアルコールは絶対にお使いにならないでください。
移ってしまったものは、そのままお持ちください。
ヴェルニの扱いはアルマの買取の記事に書いています。
ヴェルニのべたつきと黄ばみ
色移りとは別に、ヴェルニには年数で起きる変化があります。
表面の樹脂が劣化すると、べたつきが出ます。触ると指に付く状態です。これは使ったかどうかとは関係なく、年数が経てば起こります。
また、淡い色のものは日に当たると黄ばみます。白やピンク系では、はっきり分かります。
どちらも戻りません。査定では、その状態として見ます。買取ができなくなるわけではありません。
べたついている場合は、ほかの持ち物に付きますので、袋に入れてお持ちください。
形が膨らんだ場合
アルマは口が狭く、両端が絞られた形です。物を詰めすぎると側面が膨らみます。
芯の入った作りですので、膨らんだまま戻らないことがあります。査定では段階で見ます。
- わずかに膨らんでいる … 中身を出して置けば戻ることがあります
- 膨らんだまま戻らない … 反映されます
- 側面に折れ線が入っている … 戻りません
- 口のファスナーが閉まりにくい … 形の歪みによるものです
- 自立せず傾く … 底の歪みです
無理に押さえないでください。芯の入った形に力を加えると、別の場所に折れ跡が付きます。
型崩れについては型崩れしているバッグの記事をご覧ください。
響きにくい傷み
気にされる方が多いものの、それほど響かない傷みを挙げておきます。
- 底鋲の表面の細かい傷
- モノグラムのヌメ革が全体に飴色になっている … 経年です
- 持ち手の握る場所が濃い … 手の脂です
- 内側の埃や薄い汚れ
- 金具のくすみ
- ヴェルニの表面の指紋
これらは、使っていれば出るものです。査定でも、その前提で見ます。
大きく響く傷み
こちらは、はっきり反映される傷みです。
- ヴェルニの色移り … 落ちません
- ヴェルニのべたつき、ひび割れ
- 淡い色の黄ばみ … 戻りません
- 側面の折れ線 … 戻りません
- ファスナーが閉まらない、噛む
- 内側の張り地のべたつき … 張り替えが要ります
- 角の革が薄くなっている、穴が開いている
いずれも買取ができなくなる理由ではありません。手を入れる必要がある分が反映されます。
手を入れないでいただきたいこと
査定の前に、ご自身でされないほうがよいことを挙げておきます。アルマは、手を入れて悪くなる場合が多いモデルです。
- ヴェルニを除光液やアルコールで拭く … 光沢ごと曇ります
- べたつきを拭き取る … 表面が剥がれます
- 底鋲を研磨剤で磨く … メッキが削れます
- 膨らみを力で押さえる … 別の折れ跡が付きます
- ファスナーに油を差す … 革に染みます
- 革用クリームを塗る … ヴェルニには使えません
埃を乾いた布で軽く払う程度にとどめてください。それで十分です。
保管のしかた
お売りになるかどうかに関わらず、お伝えしておきます。ヴェルニは保管で差が出る素材です。
- ほかの革製品と重ねない … 色が移ります
- ビニール袋に入れない … 密着して跡が付きます
- 布の保存袋に入れて、立てて置く
- 光の当たらない場所に … 黄ばみを防げます
- 詰め物を入れて形を保つ
色移りは、重ねた状態で長く置かれるほど深く入ります。一点ずつ分けてしまうだけで、かなり防げます。
よくいただくご質問
ヴェルニに色が移りました
買取はできます。落とそうとされると光沢ごと曇りますので、そのままお持ちください。
べたついています
年数によるものです。ほかの持ち物に付きますので、袋に入れてお持ちください。
底鋲が減っています
使われた印です。磨かないでください。そのままお持ちください。
膨らんで閉まりません
中身を出して置くと戻ることがあります。無理に押さえないでください。
当日の流れと必要なもの
- お品物と付属品をお預かりします
- 底鋲の減り方を確認します
- 素材を確かめ、ヴェルニであれば色移りとべたつきを見ます
- 形の膨らみと折れ線を分けて確認します
- どの傷みがどう効いたかを、分けてご説明します
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 底鋲の減り方に使用頻度が出ます。磨かないでください
- ヴェルニの色移りは層の中に入り、落ちません
- 除光液やアルコールは絶対に使わないでください
- べたつきと黄ばみは年数によるもので、戻りません
- 保管は一点ずつ分けて、光の当たらない場所で
査定は無料です。手を入れずにそのままお持ちください。
