古いフェラガモでも売れる?年代物のバッグの査定基準
しっかりした作りのバッグには芯が入っています。この芯が、年数が経つと外からは分からないところで傷んでいきます。
公開
芯は見えないところで傷みます
フェラガモのバッグは、革と裏地の間に芯材が入っています。形を保っているのは、この芯です。
芯は外から見えません。ですので、年数が経って劣化していても、見た目では分かりません。革の表面がきれいなお品物でも、中の芯が崩れていることがあります。
査定では、手に取って確かめます。外側だけでは判断できないのが、このブランドの古いお品物です。
芯の状態の確かめ方
査定で見ているところをお伝えします。ご自身で確かめていただく必要はありません。
- 側面を軽く押して、張りがあるか … 効いていれば戻ります
- 押した形が残る … 芯が弱っています
- 手に取ったときに、部分的に柔らかい箇所がある
- 曲げると、内側で何かが折れる感触がある … 芯が割れています
- 外から触って、芯の縁が浮いているのが分かる
強く押さないでください。弱っている芯は、確かめるつもりで折ってしまうことがあります。軽く触れる程度で十分です。
芯が傷んでいても買取はできます。修理には手間がかかりますので、その分は反映されます。
構造の見方はフェラガモのバッグ買取の記事に書いています。
縁の塗りは年数で硬くなります
革の断面に塗られた仕上げも、年数の影響を受けます。
使っているうちに擦れて剥がれるほか、年数が経つと塗料そのものが硬くなり、細かいひびが入ります。曲がる場所ではそこから割れ、剥がれにつながります。
使っていなくても進みます。しまい込まれていたお品物で、縁だけひび割れているということがあります。
剥がれかけた部分を引っ張らないでください。そこから捲れが広がります。そのままお持ちください。
当時の金具と仕様
年代の古いお品物には、いま作られていない仕様が残っています。
- 金具の形や大きさが今と異なるもの
- 刻印の書体や位置が違う
- 現在は展開されていない革や色
- 内側の張り地の素材・色が現行と異なる
- 縫い目の間隔や革の裁ち方が違う
- 生産国の表記が現在と異なる
こうした違いは年代の手がかりになりますし、そのものが評価に関わることもあります。古い仕様であることが、そのまま不利になるわけではありません。
とくに金具は、当時のものにしかない形があります。ご自身で判断なさらずお持ちください。
保管で差がつきます
同じ年代のバッグでも、置かれていた場所で状態がまったく違います。芯の入ったバッグには、特有の注意点があります。
- 湿気の多い場所 … 芯が湿気を吸って弱ります
- ビニール袋に密閉 … 中の湿気が抜けず、芯に溜まります
- 上に物を載せていた … 芯が折れます
- 横に寝かせて重ねていた … 側面の芯が潰れます
- 布の袋に入れて、立てて置く … いちばん良い状態で残ります
芯の入ったバッグは自立しますので、立てて置くのが向いています。中に軽く詰め物を入れておけば、なお形が保たれます。
湿気がいちばんの敵です。押し入れの奥より、風の通る棚のほうが向いています。
処分される前に一度ご相談ください
古いフェラガモは、見た目がきれいなことが多いブランドです。形が保たれているため、何十年経っても整って見えます。
そのことが、逆にご相談の妨げになることがあります。「まだ使えそうだから取っておこう」と、押し入れに戻されてしまうためです。そして湿気の中でさらに芯が弱ります。
お使いになるのであれば、それがいちばん良いと思います。ただ、もう使わないと決まっているのであれば、状態が保たれているうちにご相談いただくほうが確実です。
ご家族のお品物が出てきた場合は遺品整理・相続の記事もご覧ください。
よくいただくご質問
見た目はきれいなのですが
拝見します。芯の状態は外から分かりませんので、手に取って確かめます。きれいなままのお品物も多くあります。
押し入れに長く入れていました
拝見します。湿気で芯が弱っていることがあります。外側がきれいでも確認させてください。
縁がひび割れています
買取はできます。年数で塗料が硬くなるためです。引っ張らないでください。
母が使っていたものです
拝見します。お売りいただく際は、お持ちになる方ご本人の身分証が必要になります。
当日の流れと必要なもの
- お品物と付属品をお預かりします
- 手に取って芯の状態を確かめます
- 縁の塗りのひびと剥がれを見ます
- 金具と刻印から年代を確認します
- どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
本人確認書類については必要なものと本人確認の記事をご覧ください。
まとめ
- 形を保っているのは芯。外から見えないところで傷みます
- 革がきれいでも、中の芯が弱っていることがあります
- 強く押さないでください。確かめるつもりで折れます
- 湿気がいちばんの敵。押し入れより風の通る棚を
- 縁の塗りは、使わなくても年数で硬くなり、ひびが入ります
査定は無料です。見た目がきれいでも、一度お持ちください。
