ゴヤールのバッグ買取|査定で見られるポイント
ゴヤールの生地は、革ではありません。層を貼り合わせて作られた素材で、柄も一点ずつ違います。この二つが査定のしかたを決めています。
公開
柄は一点ずつ違います
ゴヤールの柄は、型で一律に押されたものではありません。塗り重ねて作られるため、一点ずつ出方が違います。
ですので、柄の位置が左右で揃っていない、濃さが場所によって違う、という状態は珍しくありません。ご自身で「不良品だろうか」「偽物だろうか」と心配なさる必要はありません。
査定では、柄の違いそのものを問題にしません。見ているのは、柄が擦れて薄くなっていないか、という点です。
もとからの濃淡と、擦れて薄くなった部分。この区別が判断の中心になります。
見分ける手がかり
ご自身で判断していただく必要はありませんが、査定で見ているところをお伝えします。
- 濃淡が面全体に散っている … もとからの表情です
- 角や縁だけ薄い … 擦れによるものです
- 持ち手の付け根の周りが薄い … 手が触れる場所です
- 底の四隅が白っぽい … 床に当たった跡です
- 薄い部分に下地が見えている … 層が削れています
もとからの濃淡は、色の濃さが変わるだけです。擦れた部分は、下の層が見えてきます。ここが決定的な違いになります。
貼り合わせの層は剥がれます
ゴヤールの生地は、複数の層を貼り合わせて作られています。革のように一枚で成り立っているわけではありません。
ですので、傷み方も革とは違います。革なら擦れて薄くなっていくところが、この素材では層と層の間から浮いて、剥がれます。
- 角で層が浮いている … 剥がれる前の状態です
- 縁から捲れている … そこから進みます
- 気泡のように膨らんでいる … 内部で剥離しています
- 層が欠けて下地が出ている … 反映されます
- ひび割れが線として入っている … 曲げられた場所です
浮いている部分を引っ張らないでください。一度剥がれ始めると、そこから広がります。
角の傷みについては角がスレているバッグの記事をご覧ください。
水に濡れた場合
貼り合わせの素材ですので、水には注意が要ります。
濡れたまま放置されると、層の間に水が入り、乾いたときに浮きや剥がれの原因になります。表面が水を弾くように見えても、縁や縫い目からは入ります。
濡れた場合は、すぐに乾いた布で水気を取り、風通しのよい場所で陰干ししてください。ドライヤーや直射日光で急いで乾かすと、層が縮んで歪みます。
すでに浮きが出ているお品物も買取はできます。範囲を確認して、その分を反映します。
名入れのあるお品物
ゴヤールには、購入時に名前やイニシャル、線を描き入れるサービスがあります。これが入ったお品物をお持ちいただくことがあります。
買取はできます。ただし、お名前がはっきり入っているものは、次に使う方が限られますので、その分は反映されます。イニシャルだけのものと、フルネームのものとでは扱いが変わります。
正直に申し上げると、名入れは金額に響く要素です。ただ、それでお受けできないということはありません。
描き入れられた部分を消そうとなさらないでください。塗料ごと下の層まで傷めます。そのままお持ちください。
持ち手と縁の革
生地の部分とは別に、持ち手や縁取りには革が使われています。素材が違えば傷み方も違いますので、分けて見ます。
- 持ち手の革の色の変化 … 手の脂で濃くなります
- 持ち手の付け根のひび割れ
- 縁取りの革の擦れ、剥がれ
- 革と生地の縫い合わせのほつれ
- 底の角の革の削れ
生地がしっかり残っているのに、持ち手だけ傷んでいる、というお品物をよくお持ちいただきます。査定では両方を分けて確認します。
付属品の考え方は付属品や箱がない場合の記事にまとめています。
よくいただくご質問
柄の位置が左右で違います
一点ずつ違うものです。心配なさらずお持ちください。査定でも問題にしません。
角が浮いてきました
買取はできます。引っ張らないでください。剥がれが広がります。そのままお持ちください。
名前が入っています
買取はできます。金額には反映されますが、お受けできないということはありません。消そうとなさらないでください。
雨に濡れました
乾いた布で水気を取り、陰干ししてください。ドライヤーは使わないでください。浮きが出ていても買取はできます。
当日の流れと必要なもの
- お品物と付属品をお預かりします
- 柄の濃淡が、もとからか擦れかを分けて確認します
- 角と縁の層の浮きを見ます
- 持ち手と縁の革を分けて確かめます
- どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 柄は一点ずつ違います。位置や濃さの違いは問題ありません
- 見ているのは、擦れて下の層が見えていないか
- 貼り合わせの素材なので、薄くなるより先に浮いて剥がれます
- 浮いた部分を引っ張らないでください
- 濡れたら陰干し。ドライヤーは使わないでください
査定は無料です。名入れのあるお品物も拝見します。
