グッチバンブーの状態はどこまで査定に響くか
バンブーの金額を決めているのは、竹が使える状態かどうかです。ほかの傷みとは、効き方の重さが違います。
公開
竹だけは特別に重く見ます
ほかのバッグであれば、傷みは全体のなかの一要素です。バンブーは違います。
竹の持ち手は、このモデルを成り立たせている部分です。割れてしまえば持てませんし、後から同じものを用意することもできません。天然素材ですので、色も太さも一本ずつ違うためです。
ですので、竹の状態は本体の状態とは別枠で、重く見ます。本体がどれだけきれいでも、竹が折れていればそこは大きく反映されます。
逆に、竹が無事であれば、本体に使用感があっても評価は残ります。
ひびと割れは違います
同じように見えても、段階で扱いが変わります。
- 表面に細い線がある … 竹の表皮の筋です。響きません
- 浅いひびがある … 表面だけの段階です。程度によります
- 割れが中まで届いている … 反映されます
- 割れが節を越えている … 響きます
- 欠けている、折れている … 部材の交換になります
1と2を見分けるのは難しいところです。ご自身で判断していただく必要はありません。店頭で光にかざして確認します。
2の段階であれば、それ以上使わないことで進行を止められます。気づかれた時点で使用をやめていただくと、範囲が広がりません。
構造の見方はバンブーの買取の記事に書いています。
油やクリームを塗らないでください
竹が乾いていると気づかれると、何か塗って保護しようとお考えになるかもしれません。おすすめできません。
竹の表面には仕上げがしてあります。その上から油やクリームを塗ると、染み込む場所と染み込まない場所ができ、斑になります。一度斑になると落ちません。
また、油分が残ると埃が付きやすくなり、黒ずみの原因にもなります。
- 革用クリーム … 竹には使えません
- 食用油、椿油 … 斑と黒ずみの原因になります
- ワックス … 表面に膜が残ります
- 水拭き … 濡れて乾くときに割れることがあります
乾いた柔らかい布で、軽く拭く程度にとどめてください。
竹を割らない保管
お売りになるかどうかに関わらず、お伝えしておきます。竹は保管で差が出ます。
- 乾燥しすぎる場所を避ける … 暖房の近く、直射日光
- 湿気の多い場所も避ける … カビと黒い点が出ます
- 持ち手に物を掛けない … 曲がりに負担がかかります
- 上に物を載せない … 持ち手が押し潰されます
- 持ち手を立てた状態で置く … 寝かせると横から力がかかります
- 急な温度変化を避ける … 竹が縮んで割れます
竹は乾燥にも湿気にも弱い素材です。暗く、温度の変わりにくい場所が向いています。
革は乾燥を嫌い、織りの帯は湿気を嫌います。竹はその両方を嫌います。バンブーは、扱いの難しいモデルといえます。
響きにくい傷み
気にされる方が多いものの、それほど響かない傷みを挙げておきます。
- 竹の色が全体に濃くなっている … 経年です
- 竹の表面の細い筋 … 表皮の模様です
- 本体の角のわずかな擦れ
- 金具のくすみ
- 内側の軽い汚れ
- 革の部分のわずかな色の変化
これらは、使っていれば、あるいは年数が経てば出るものです。査定でも、その前提で見ます。
大きく響く傷み
こちらは、はっきり反映される傷みです。
- 竹の割れ … とくに節を越えているもの
- 竹の欠け、折れ … 部材の交換になります
- 竹が金具の中で動く … 割れが進みます
- 竹に塗った油の斑 … 落ちません
- 本体の革のひび割れ
- 内側の張り地のべたつき
上の四つは竹に関するものです。それだけ、このモデルでは竹の比重が大きいということです。
いずれも買取ができなくなる理由ではありません。程度に応じて反映されます。
修理してから売るべきか
当店の考えを申し上げます。売るためだけの修理は、おすすめしていません。
竹の交換は、ブランドの正規の窓口で受け付けているものがあります。ただ、部材を用意して取り付ける作業になりますので、相応の費用がかかります。上がる分を上回ることが多くあります。
また、交換された竹は新しいものです。本体の経年と色が合わないことがあります。
これからもお使いになるのであれば、修理には意味があります。手放すことが決まっているのであれば、そのままお持ちください。
なお、過去に竹を交換されている場合は、その旨をお伝えください。不利にはなりません。
よくいただくご質問
竹が割れています
買取はできます。大きく反映されますが、お受けできないということはありません。それ以上使わずにお持ちください。
接着剤で留めてもよいですか
お控えください。はみ出した跡が残り、かえって評価が下がります。
乾いているので油を塗りたいのですが
塗らないでください。斑になり、落ちません。乾いた布で拭く程度にしてください。
竹以外はきれいなのですが
その分は評価に入ります。ただ、竹の比重が大きいモデルですので、ご説明が期待と違うことがあります。
当日の流れと必要なもの
- お品物と付属品をお預かりします
- 竹を光にかざして、ひびと割れを分けて確認します
- 節を越えているかを見ます
- 竹が金具の中で動かないかを確かめます
- 本体の状態を分けて確認します
- どの傷みがどう効いたかを、分けてご説明します
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 竹は本体とは別枠で、重く見ます。代わりが用意できないためです
- 浅いひびの段階で使用をやめれば、進行を止められます
- 油やクリームは斑になり、落ちません
- 竹は乾燥にも湿気にも弱く、両方を避ける必要があります
- 竹が無事なら、本体に使用感があっても評価は残ります
査定は無料です。竹に手を入れず、そのままお持ちください。
