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エルメスケリーの買取|査定で見られるポイント

ケリーは、留めるところが一箇所しかないバッグです。そのぶん、その一点に力が集まります。査定でもそこから見ます。

公開

一本のベルトに力が集まります

前面に二本のベルトがあるバッグでは、開閉の力が二箇所に分かれます。ケリーは一本ですので、すべてがそこにかかります。

開けるたび、閉めるたびに、同じ革が同じ場所で曲がります。ですので、ベルトの折れ目はケリーでいちばん傷みの出る部分になります。

  • 折れ目の色が薄くなっている … 使用感の範囲です
  • 折れ目に細かいひびが見える … 反映されます
  • 折れ目が白くなっている … 革の表面が割れかけています
  • ベルトの穴が広がっている … 同じ穴を使い続けた跡です
  • ベルトの付け根の縫い目が緩んでいる

査定では、ベルトを伸ばした状態と、留めた状態の両方で確認します。曲がったままでは見えない部分があるためです。

縫い方によって傷み方が違います

ケリーには、縫い代を外に出した作りと、内側に隠した作りがあります。見た目の印象が変わるだけでなく、傷み方も違います。

縫い代が外に出ている作りは、その縫い目が直接擦れます。角や縁の縫い糸が先に傷みます。かわりに、形はしっかりしています。

縫い代が内側に隠れている作りは、外側に縫い目が見えません。糸は守られますが、そのぶん革の面が直接当たります。角の革が先に薄くなります。

査定では、どちらの作りかを確かめてから、それぞれの弱点を見ます。お客様のほうで判断していただく必要はありません。

フラップの折れ目

ケリーは、フラップが大きく前に垂れる形です。開けるときには、このフラップが根元から折り返されます。

つまり、ベルトの折れ目とは別に、フラップの付け根にも曲がる場所があります。ここも確認します。

  • フラップの付け根の色が薄くなっている
  • 折り返しの線に沿ってひびが入っている
  • 付け根の縫い目が緩んでいる
  • フラップが反り返って、閉じたときに浮く
  • フラップの先端の角の擦れ

フラップの先端は、前面のいちばん下です。座ったときに膝に当たり、歩けば体に触れます。角が擦れやすい場所になります。

角の傷みについては角がスレているバッグの記事をご覧ください。

ストラップの有無

ケリーには、肩に掛けるためのストラップが付くものがあります。取り外しができますので、別にしまわれていることがあります。

本体の両端に取り付けの金具があるのに、ストラップが手元にない場合は、一度お探しください。箱の中や、引き出しの奥から出てくることがあります。

  • ストラップの革の伸び … 掛けて保管すると伸びます
  • 肩に当たる部分の色の抜け
  • 金具の開閉の動き … 実際に確かめます
  • 取り付け金具のばねの効き
  • ストラップの縫い目

ストラップは本体と同じ革で作られています。後から別のものを揃えても、色や経年が合いません。

付属品の考え方は付属品や箱がない場合の記事にまとめています。

底鋲と自立の具合

ケリーの底には金属の鋲が付いています。置いたときに床と接する部分です。

査定では、鋲の減り方に加えて、置いたときにまっすぐ立つかを見ます。底の芯が歪んでいたり、片側だけ潰れていたりすると、傾きます。

  • まっすぐ自立する … 良い状態です
  • わずかに傾く … 使用感の範囲です
  • 片側に倒れる … 底が歪んでいます
  • 鋲の減りが片寄っている … 傾いて置かれていた跡です
  • 鋲が欠けている、外れている … 部品として確認します

鋲は磨かないでください。金具用の研磨剤でメッキが薄くなります。

留め具と刻印

回して留める金具は、実際に動かして確かめます。なめらかに回るか、固すぎないか、緩すぎないかを見ます。

無理に回さないでください。固い場合は内部に問題があることがあります。そのままお持ちください。

刻印は、ベルトの裏や留め具の下など、目立たない場所に打たれています。素材と製造年、金具の色を確認します。探していただかなくて結構です。

素材ごとの違いはエルメスのバッグ買取の記事に書いています。

よくいただくご質問

ベルトの折れ目が白くなっています

買取はできます。一本で受けるぶん、出やすい傷みです。程度に応じて反映されます。

ストラップが見当たりません

買取はできます。その分は反映されます。箱の中や引き出しの奥から出てくることがありますので、一度お探しください。

まっすぐ立ちません

拝見します。底の歪みか、鋲の減りの片寄りかで扱いが変わります。両方を確認します。

留め具が固いのですが

無理に回さないでください。内部に問題があることがあります。そのままお持ちください。

当日の流れと必要なもの

  1. お品物と付属品をお預かりします
  2. ベルトを伸ばした状態と留めた状態で確認します
  3. 縫い方を確かめ、それに応じた弱点を見ます
  4. フラップの付け根と先端を確認します
  5. 置いて自立するかを見ます
  6. どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします

ご予約優先でお受けしています。

お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。

まとめ

  1. 留めるところが一箇所なので、その一点に力が集まります
  2. 縫い代が外か内かで、傷む場所が変わります
  3. フラップの付け根にも、ベルトとは別の折れ目があります
  4. ストラップは本体と同じ革。別のものでは色が合いません
  5. 置いてまっすぐ立つかも確認します

査定は無料です。金具を磨かず、そのままお持ちください。

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