革が乾燥しているブランドバッグは売れる?査定への影響と対処
革が硬くなってきた、というご相談をよくいただきます。買取はできます。ただ、ご自身で手を入れる前に、一度お読みください。
公開
買取はできます
革が乾燥しているという理由でお断りすることはありません。
革は、動物の皮をなめしたものです。もともと含まれていた油分は、年数とともに抜けていきます。使っていても、しまっていても進みます。
つまり、避けられないものです。査定でも、年数の経ったものには起きているものとして見ます。
どこまで進んでいるか
乾燥は、段階を追って進みます。どの段階かで、見方が変わります。
- 触ってしっとりしている … そのまま見ます
- 表面がかさついている … ほとんど響きません
- 曲がる場所に細かい筋が出ている … 少し反映されます
- 筋に沿って表面が割れている … 反映されます
- 革が硬く反り返り、形が変わっている … はっきり反映されます
三番目までであれば、戻ることがあります。四番目から先は、表面の層が切れていますので、元には戻りません。
査定では、この分かれ目を見ます。ご自身で判断していただく必要はありません。
曲げて確かめないでください
硬くなっているかどうかを、曲げて確かめようとされる方がいらっしゃいます。お控えください。
乾燥が進んだ革は、曲げた線に沿って割れます。「まだ曲がるか」を確かめた、その動作で割れてしまうことがあります。
特に、持ち手の付け根や、蓋の折れる場所は、もともと曲げられ続けてきた場所です。そこが最も進んでいます。
見るだけにとどめてください。光を当てて斜めから見れば、表面に細かい筋が出ているかどうかは分かります。
査定でも、無理な力はかけません。
クリームを塗らないでください
乾燥していると分かると、クリームを塗って持って行こう、と思われる方が多くいらっしゃいます。おすすめしていません。
理由を挙げておきます。
- 塗りむらが出ると、そこだけ色が濃くなります
- 塗りすぎると、革が柔らかくなりすぎて形が落ちます
- 内装の布に染み出して、輪の跡が残ります
- 型押しの革は、凹凸の谷に白く溜まります
- コーティングされた素材には浸みず、表面に残ります
そして、いちばんの理由は、割れてしまった革はクリームでは戻らないことです。塗っても、状態は変わりません。
ブランドバッグ全体の考え方はブランドバッグ買取のページにまとめています。
これからしまわれる場合
すでに進んでしまったものは戻りませんが、これからについてはお伝えできることがあります。
乾燥を早めるのは、熱と風です。暖房の近く、日の当たる窓際、エアコンの風が当たる場所は避けてください。
逆に、湿気のこもる場所も避けてください。こちらは、かびと匂いの原因になります。
布の袋に入れて、風の通る、日の当たらない場所に置く。中に丸めた紙を詰めて、形を保つ。これだけで進み方が変わります。
年に一度、出して風を通していただくと、なお違います。
よくいただくご質問
革が硬くなっています
買取はできます。曲げて確かめないでください。硬くなったものは、曲げた線で割れます。
クリームを塗ってから持って行くべきですか
そのままで結構です。塗りむらや染み出しが出ると、かえって状態が分かりにくくなります。
すでに塗ってしまいました
お持ちいただけます。そのままお持ちください。重ねて塗らないでください。
割れてしまっています
買取はできます。どこがどれだけ割れているかを確認して、その分を反映します。
当日の流れと必要なもの
- お品物をお預かりします
- 光を当てて、表面に筋が出ていないかを見ます
- 曲がる場所を、力をかけずに確かめます
- 割れているかどうかの分かれ目を見ます
- どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 革の乾燥は、使っていてもしまっていても進みます。避けられません
- 表面に筋が出ている段階と、割れている段階とでは見方が変わります
- 曲げて確かめないでください。その動作で割れることがあります
- クリームは塗らないでください。割れた革は戻りません
- 熱と風、そして湿気を避けるだけで、進み方が変わります
査定は無料で、買取にならなかった場合も費用はかかりません。
