長年オーバーホールしていない腕時計は売れる?査定への影響と対処
お売りになる前に、点検に出したほうがよいですか。よくいただくご質問です。その必要はありません。
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出していただく必要はありません
結論から申し上げます。お売りになる前に、点検や分解の手入れに出していただく必要はありません。
理由は単純です。かかる費用が、それによって変わる金額を上回ることが多いためです。
手入れに出されて、その費用を払われて、そのうえでお持ちいただいても、払われた分が戻るとは限りません。
そのままお持ちください。何年出していないかで、お断りすることはありません。
動いていても、中は分かりません
「ちゃんと動いているので大丈夫です」とおっしゃる方がいらっしゃいます。動いていることと、中が良い状態であることは、別のことです。
機械の中には、部品が滑らかに動くよう油がさしてあります。この油は、年数とともに減り、固まり、粘ります。
油が足りない状態でも、時計は動きます。ただ、動くたびに部品どうしが擦れています。
- 油が十分にある … 部品は滑らかに動きます
- 油が減り始めている … まだ動きます
- 油が固まってきている … 遅れが出始めます
- 油がほぼ効いていない … 部品が擦れて削れます
- 削れが進む … 部品の交換が要ります
査定では、中を見て、この段階を確かめます。動いているかどうかだけで判断することはありません。
記録があれば一緒に
過去に点検や手入れに出されたことがあれば、そのときの記録をお持ちください。
明細、預り証、作業の内容が書かれた紙。いつ、どこで、何をされたかが分かると、中の状態を確かめる助けになります。
- 点検に出されたときの明細
- 部品を交換された際の記録
- 預り証や引換証
- 修理店からの封筒
- 郵送でやりとりされた場合の送り状
これらは保証書ではありませんが、書類として意味を持ちます。
記録がなくても買取はできます。無理に探していただく必要はありません。
使い続けられる場合は話が別です
ここまでは、お売りになる場合のお話です。使い続けられる場合は、まったく別のことになります。
使い続けられるのであれば、定期的に手入れに出されることをおすすめします。油が切れたまま動かし続けると、部品が削れます。削れた部品は、油をさし直しても戻りません。
つまり、手入れの費用は、時計を長く使うための費用です。売るための費用ではありません。
お売りになるかどうかを決めかねておられる場合は、先に査定だけお受けになるのも一つです。査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
腕時計全般の見方は腕時計買取の完全ガイドにまとめています。
どこで手を入れられたかも見ます
もう一つ、正直にお伝えしておきます。過去に手を入れられている場合、どこで手を入れられたかによって、見方が変わることがあります。
純正でない部品に交換されている場合、そのほうが響くことがあります。また、その際にケースを磨かれていると、面の仕上げが崩れていることがあります。
これは、手入れに出されたこと自体が悪いという意味ではありません。長く使われてきた時計は、手を入れられているのが普通です。
査定では、どこがどうなっているかを確かめて、そのうえで見ます。隠していただく必要はありません。
よくいただくご質問
何十年も出していません
そのままお持ちください。出していただく必要はありません。
出してから売ったほうが高くなりますか
費用が上回ることが多いため、おすすめしていません。
動いているので問題ないと思います
動いていることと、中が良いことは別です。こちらで中を見て確かめます。
過去に修理に出したことがあります
記録があれば一緒にお持ちください。隠していただく必要はありません。
当日の流れと必要なもの
- お品物と付属品をお預かりします
- 動くかどうかを、無理のない範囲で確かめます
- 裏蓋を開けて、中の油と部品の状態を見ます
- 過去に手を入れられた跡がないかを確かめます
- どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- お売りになる前に、点検や手入れに出していただく必要はありません
- かかる費用が、変わる金額を上回ることが多いためです
- 動いていることと、中が良い状態であることは別のことです
- 過去の点検の記録があれば、一緒にお持ちください
- 使い続けられる場合は話が別で、定期的な手入れをおすすめします
査定は無料で、買取にならなかった場合も費用はかかりません。
