パテック・フィリップの買取|査定で見られるポイントと相場の考え方
査定で最も気にして見ているのは、傷の有無ではありません。これまでにケースが削られていないか、というところです。
公開
削られていないかを見ます
腕時計のケースは、磨けば傷が消えます。ただ、消えるのは、その分の金属が削られるからです。
何度も磨かれた時計は、ケース全体が少しずつ痩せます。見た目はきれいでも、もとの形から離れていきます。
査定では、この痕跡を探します。傷があるかどうかより先に、削られていないかを見ます。
- 角の稜線が丸くなっていないか
- 面と面の境目がぼやけていないか
- 刻印が浅くなっていないか
- ケースの厚みが落ちていないか
- ラグの先が細くなっていないか
刻印の深さで分かります
ケースには、いくつか刻印が入っています。この刻印の深さが、削られたかどうかを教えてくれます。
刻印は、金属を押してへこませたものです。表面を削れば、へこみの上のほうから消えていきます。ですので、浅くなっていれば、それだけ削られたということです。
査定では、拡大して刻印の底まで見ます。字の縁が丸くなっていれば、研磨が入っています。
研磨されていること自体が悪いわけではありません。長く使われていれば、手を入れられているのが普通です。どこまで進んでいるかを見るということです。
腕時計全般の見方は腕時計買取の完全ガイドにまとめています。
磨かないでください
ここまでお読みいただければお分かりのとおり、磨かれるのはお控えください。
傷を消そうとして市販の研磨剤を使われると、削られた分は戻りません。しかも、専用の道具を使わない研磨は、面の平らさを崩します。
傷が残っている時計と、形が崩れた時計とでは、査定での見方が違います。傷は、そこにあるものとして見ます。形は、戻せません。
柔らかい布で乾拭きするまでにとどめてください。それ以上は何もされなくて結構です。
すでに磨かれてしまった場合も、お持ちいただけます。そのままで結構です。
文字盤と針を見ます
ケースの次に、文字盤を見ます。ここは交換されていることがあるためです。
- 文字盤の印字が残っているか
- 印字の書き方が、その世代のものと合っているか
- 針の形と色が、文字盤と合っているか
- 文字盤に染みや変色が出ていないか
- インデックスが外れていないか
交換された部品があっても買取はできます。どこがどうなっているかを確かめて、そのうえで見ます。
査定では拡大して見ますので、お時間をいただきます。お急ぎの場合は、あらかじめお申しつけください。
相場は動きます
腕時計の相場は日々動きます。あらかじめ金額表をお示しすることはできません。
特に、個体ごとの差が大きく出るブランドです。同じ型番でも、ケースの状態、文字盤の状態、付属品の有無によって変わります。
ですので、現物を拝見してからお伝えすることになります。お電話だけでの金額のお約束はいたしかねます。
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
よくいただくご質問
傷が多いのですが
そのままお持ちください。磨かれるより、傷が残っているほうが良い場合があります。
以前に修理店で磨いてもらいました
お持ちいただけます。どこまで削られているかを確かめて、そのうえで見ます。
文字盤が交換されているかもしれません
買取はできます。こちらで確かめますので、そのままお持ちください。
動いていません
お持ちいただけます。止まっている理由は問いません。
当日の流れと必要なもの
- お品物と付属品をお預かりします
- ケースの角と、面の境目を拡大して見ます
- 刻印の深さを確かめます
- 文字盤と針を、世代に照らして確認します
- どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。拝見にお時間をいただきますので、ご予約いただくとお待たせせずに済みます。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 傷の有無より先に、これまでに削られていないかを見ます
- 刻印が浅くなっていれば、それだけ研磨が入っています
- 磨かないでください。削られた分は戻りません
- 傷は残るものとして見ます。形の崩れは戻せません
- 文字盤と針が世代に合っているかも確かめます
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
