止まっているブランパンは売れる?動かない時計の査定
止まっていても買取はできます。ただ、リューズを引く前に、それがねじ込まれているかどうかを確かめてください。
公開
買取はできます
動かないブランパンも買取の対象です。まず、そこをお伝えしておきます。
そのうえで、水の中で使う型をお持ちの方に、一つお伝えしたいことがあります。リューズの作りが違います。
理由を次でご説明します。
ねじ込まれているリューズがあります
水に強く作られた時計は、リューズがケースにねじ込まれていることがあります。ねじで締めることで、水が入らないようにする仕組みです。
この場合、リューズはそのままでは引けません。まず、ねじを緩める向きに回してから引くことになります。
ねじ込まれたまま引っ張ると、ねじ山を傷めます。一度傷んだねじ山は、締まらなくなります。
- リューズが引けない … ねじ込まれている可能性があります
- 回すと少しずつ出てくる … ねじが緩んでいます
- 緩めきると、引けるようになります
- それでも引けない … そこでやめてください
- 引いたあとは、そのままにしておいてください
そもそも、お売りになる前にリューズを引いていただく必要がありません。そのままお持ちください。
止まった時計の中で起きること
止まっていること自体は、それ以上悪くならないと思われがちです。水に強く作られた時計では、少し事情が違います。
ケースの合わせ目のゴムは、年数とともに硬くなります。動かしていなくても進みます。硬くなると、隙間ができます。
- ガラスの内側が曇る … 湿気が入っています
- 文字盤の端に染みが出る … 湿気が進んでいます
- 針の表面が曇る … 同じく湿気です
- 中から音がする … 部品が外れています
- 裏蓋の縁に隙間が見える … 締まりが緩んでいます
湿気は、時間が経つほど中に錆を作ります。長く止まったままのものは、早めに見せていただくほうが状態が保たれます。
ブランパンの査定全般は買取の記事に書いています。
巻き方について
手で巻くモデルについて、お伝えしておきます。
巻き切ったところで、それ以上回さないでください。手応えが硬くなったら、そこでやめてください。
ねじ込み式のリューズの場合、緩めた状態で巻くことになります。巻き終わったあと、締め直そうとされなくて結構です。無理に締めると、ねじ山が合わないまま入ることがあります。
そもそも、お売りになる前に巻いていただく必要がありません。止まったままお持ちください。
運び方
止まっている時計をお持ちいただく際の運び方について、お伝えしておきます。
箱があれば箱に、なければ柔らかい布に包んでください。文字盤を上に向けて、水平に保ってください。
湿気が入っている疑いがある場合、密閉された袋に入れないでください。中の湿気が抜けなくなります。紙の袋か、布で包むだけにしてください。
ビニール袋に入れて持ち歩かれると、温度差で中に水滴が付くことがあります。
外れた部品があれば、小さな封筒に入れて、時計とは別にしておいてください。
よくいただくご質問
リューズが引けません
ねじ込まれている可能性があります。無理に引かないでください。そのままお持ちください。
ガラスの内側が曇っています
中に湿気が入っています。早めに見せていただくほうが状態が保たれます。
ビニール袋に入れて持っていってもよいですか
紙の袋か、布で包んでください。密閉すると湿気が抜けなくなります。
何年も止まったままでした
お持ちいただけます。そのままの状態で拝見します。
当日の流れと必要なもの
- お品物と付属品をお預かりします
- 止まった状態のまま、外観を確かめます
- ガラスの内側と、裏蓋の縁を見ます
- リューズの作りを確かめたうえで、無理のない範囲で動きを見ます
- どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 止まっているという理由でお断りすることはありません
- 水に強い型は、リューズがねじ込まれていることがあります
- ねじ込まれたまま引っ張ると、ねじ山を傷めます
- 合わせ目のゴムは、動かしていなくても硬くなります
- 湿気が入っている疑いがあるなら、密閉せずに運んでください
査定は無料で、買取にならなかった場合も費用はかかりません。
