変色した仏具はいくらになる?重さから金額を出す手順
変色した仏具の金額は、まず素材が決まってから計算します。純銀であれば重さで計算しますが、金メッキであれば金額はつきません。
公開
素材が決まってから計算します
仏具は素材の幅が広く、変色していると見た目での判断がさらに難しくなります。そのため、計算は素材の確定から始まります。
- 底面や裏側の刻印を読む
- 刻印がなければ、比重や成分を調べる
- 貴金属であれば、重さを測る
- 台や敷板など別素材の分を差し引いて計算する
お品物のブランド・デザイン・状態・刻印の有無で変わります。金額を約束するものではありません。正確な金額は、拝見してからのご案内になります。
重さが分からなくても、写真を送っていただければこちらで確認します。
写真を送って金額を確かめる単価の決まり方は買取金額はどう決まるかの記事でご説明しています。
素材ごとの結論
先に結論を整理しておきます。変色の有無にかかわらず、素材で決まります。
- 純金(24K・純金の刻印)… 重さで計算します。単価は最も高くなります
- 純銀(SV925・純銀の刻印)… 重さで計算します。金より単価はかなり低くなります
- 金メッキ・金箔 … 地金としての金額はほとんどつきません
- 真鍮、銅、砂張 … 地金としての金額はつきません
- 木製に漆・金箔 … 金額はつきません
変色は計算のどこにも出てきません。黒ずんだ純銀も、光った純銀も、同じ重さなら同じ金額です。
純銀の仏具の重さの目安
純銀の仏具であれば、重さで計算できます。品目ごとの目安です。
- 小さな仏飯器・茶湯器 … 30gから80g程度
- 燭台(一対) … 100gから300g程度
- 花立(一対) … 150gから400g程度
- 香炉 … 80gから200g程度
- おりん … 100gから300g程度(ただし砂張が多く、純銀は少数です)
- 小型の仏像 … 大きさによりますが、数十グラムから
銀は1gあたりの金額が金・プラチナよりかなり低くなりますが、仏具は重さがあるため、点数がまとまれば金額になります。
金メッキに金額がつかない理由
「金箔が貼ってあるのだから、剥がせば金になるのでは」とお考えになる方がいらっしゃいます。ここを説明しておきます。
金メッキや金箔の厚みは、数ミクロンから数十ミクロン程度です。仏具1つに使われている金の量は、多くても0.01gから0.1g程度にすぎません。
これを回収するには薬品で溶かす工程が必要で、その費用が回収できる金の価値を上回ります。ですから、地金としての金額はつかない、ということになります。
お客様に非がある話ではありません。仏具は本来そういう作りのものです。
台や敷板は重さから外れます
仏具には、木の台や敷板、紐や房が付いていることがあります。これらは地金として計算する分からは外れます。
- 木製の台・敷板 … 金額はつきません
- 金属製の台 … 素材が違うことがあるため、分けて確認します
- 内側に塗られた漆や金箔 … ごく薄く、地金としては数えられません
- 紐、房、布 … 金額はつきません
外していただく必要はありません。査定では分けて確認します。
仏具全般の見方は、仏具はいくらで売れるかの記事にまとめています。
計算してみます
純銀の燭台一対で、木の台を外した金属部分が180gだったとします。
- 今日の銀の単価を確認します
- 単価 × 180 を計算します
- 変色は計算に入りません
銀の単価は金やプラチナよりかなり低くなりますが、180gという重さがあれば、それなりの金額になります。
銀の単価は一覧には出しておりません。下の今日の買取金額は金・プラチナのものです。銀の当日の金額は、店頭かLINEでご確認ください。
磨いてから持ち込むと、この180gが減ります。詳しくは変色した仏具は買い取ってもらえるかの記事をご覧ください。
よくいただくご質問
変色している分、安くされませんか
されません。素材と重さで計算しますので、表面の状態は関わりません。内訳をご説明しますので、その場でご確認いただけます。
何点かまとめて出せますか
できます。純銀のものは合計の重さで計算します。真鍮やメッキが混ざっていても、こちらで分けます。
重くて運べません
東京23区内であれば出張査定にお伺いします。燭台や花立は重さがありますので、点数が多い場合はご相談ください。
仏壇そのものも見てもらえますか
当店でお取り扱いしているのは、金・プラチナなどの素材と、宝石、ブランド品、腕時計、金貨、切手です。仏壇はお取り扱いしていません。詳しくは仏具の買取の記事をご覧ください。
まとめ
- 素材が決まってから計算する。変色は計算に入りません
- 純金と純銀は重さで計算。金メッキと真鍮は金額がつきません
- 金メッキに使われている金は0.01gから0.1g程度。回収費用のほうが上回ります
- 純銀の燭台一対で100gから300g程度。重さがあるので金額になります
- 台や敷板は地金から外れます。外さずにお持ちください
買取できるかどうかについては、変色した仏具は買い取ってもらえるかの記事でご説明しています。
