変色した仏具は買い取ってもらえる?査定の考え方と金額の目安
変色した仏具は買取できます。ただし、多くの仏具は真鍮に金メッキで、地金としての金額はつきません。変色の仕方が、その判別の手がかりになります。
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仏具はなぜ変色しやすいのか
仏具は、ほかの金属製品より変色が進みやすい環境に置かれています。
- 線香の煙に含まれる成分が、毎日表面に付着します
- ろうそくのすすが積もります
- 供物や花の水分で、湿気がこもります
- 仏壇の中は閉め切られていることが多く、空気が動きません
- 手を合わせるときに触れるため、皮脂が付きます
つまり、大切に使われてきた仏具ほど変色が進みます。手入れを怠ったということではありません。
磨かないでください
これが一番お伝えしたい点です。「黒ずんでいるから、きれいにしてから」と磨かれると、かえって損をします。
純銀の仏具であれば、磨くたびに表面の銀が削れます。重さが減れば、そのぶん金額も下がります。
金メッキの仏具であれば、磨くとメッキが剥がれて下地の真鍮が出ます。もともと地金としての金額はつきませんが、見た目としても戻せなくなります。
いずれにせよ、磨いて得になることはありません。そのままお持ちください。
変色の色が判別の手がかりになります
査定では、変色の仕方も見ています。素材によって変わり方が違うためです。
- 全体が均一に黒ずんでいる … 銀の可能性があります(硫化)
- 緑色の粉が吹いている … 銅が多く含まれています。真鍮の可能性が高くなります
- 赤茶けている … 銅の割合が高い、またはメッキが剥がれて下地が出ています
- 角や縁だけ色が違う … メッキが擦れて下地が出ています
- ほとんど変色していない … 純金の可能性があります(金は変色しません)
最後の点は覚えておいていただくとよいかもしれません。何十年も仏壇に置かれていたのに色が変わっていない金属は、純金であることがあります。
ただし、いずれも目安です。ご自身で結論を出さずに、そのままお持ちください。刻印の読み方は刻印と純度の見分け方にまとめています。
多くは真鍮に金メッキです
正直にお伝えしておきます。ご家庭にある仏具のほとんどは、真鍮や銅に金メッキ・金箔をかけたものです。地金としての金額はほとんどつきません。
一方で、純金の仏像、純銀のりんや燭台であれば買取の対象です。見た目では区別がつきませんので、決めつけずにお持ちいただくのが確実です。
メッキや真鍮だった場合は、その旨をご説明してお返しします。費用はかかりません。
仏具全般の見方は、仏具の買取の記事にまとめています。
刻印を探す場所
変色していると刻印が読みにくくなりますが、こすらないでください。汚れごと表面を削ることになります。
- 底面(置いたときに隠れる面)
- 裏側の縁
- 台座の裏
- 蓋の内側
「純金」「24K」「純銀」「SV925」といった表記があれば貴金属です。読めなくても買取はできます。店頭で調べます。
木箱に入っている場合は、箱の側面や蓋の裏に品名や素材が書かれていることがあります。箱ごとお持ちください。
仏壇じまいでまとめて出る場合
変色した仏具は、仏壇を片付ける際にまとめて出てくることがほとんどです。
分類は不要です。判断はこちらでします。ご自身で選り分けると、価値のあるものを外してしまわれることがあります。
点数が多い、重くて運べない場合は、東京23区内であれば出張査定にお伺いします。買取にならなくても費用はかかりません。方法ごとの違いは買取方法の記事にまとめています。
仏壇の引き出しには、指輪や腕時計、記念硬貨が入っていることがあります。中身を確認せずに処分されると一緒に失われますので、ご注意ください。詳しくは遺品整理・相続の記事にまとめています。
よくいただくご質問
拭くくらいならいいですか
柔らかい布でほこりを払う程度であれば問題ありません。研磨剤の入ったクロスや、仏具用の磨き剤は避けてください。
すでに磨いてしまいました
問題ありません。すでに磨かれたものを気にしていただく必要はありません。今後のためにお伝えしているだけです。
おりんが黒くなっています
おりんは砂張や真鍮で作られているものが多く、貴金属ではありません。純銀のおりんであれば買取の対象です。底面の刻印をご確認ください。
閉眼供養はしたほうがいいですか
宗派やお考えによって変わります。当店が申し上げることではありませんので、お寺やご家族とご相談のうえお決めください。
まとめ
- 変色していても買取できる。ただし多くは真鍮に金メッキです
- 線香・ろうそく・湿気で変色が進む。手入れを怠ったわけではありません
- 磨かないでください。銀なら重さが減り、メッキなら剥がれます
- 変色の色が判別の手がかりになります。変色していない金属は純金の可能性があります
- 分類せずに、箱ごと・まとめてお持ちください
金額の出し方は、変色した仏具はいくらになるかの記事でご説明しています。
