変色した金製品は買い取ってもらえる?買取できる状態の基準
結論から申し上げます。変色していても買取できます。金額も下がりません。ただし、磨いてから持ち込むと損をします。理由をご説明します。
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純金は変色しません。変色するのは混ぜた金属です
まず事実を整理します。純金(K24)は、空気にさらしても酸化せず、変色しません。これは金という金属の性質です。
それでもK18やK14の製品が変色するのは、混ぜてある銀や銅が酸化・硫化するためです。K18は金75%で、残りの25%が銀や銅です。この部分が表面で変化し、黒ずんだり、くすんで見えたりします。
- K24(純金) … 変色しません
- K18・K14・K10 … 混ぜた銀や銅が変色します。純度が低いほど変色しやすくなります
- プラチナ … ほとんど変色しません
- 銀(SV925) … 硫黄と反応して黒くなります。変色が最も目立ちます
つまり変色は、表面のごく薄い層で起きていることです。中の金が失われているわけではありません。
買取できる状態の基準
変色した製品について、買取できるかどうかを分けるのは、変色の程度ではなく素材です。
- 金・プラチナ・銀であれば … 変色していても買取できます。金額も変わりません
- メッキ(GP・GF・GEP)であれば … 変色していなくても地金としての金額はほとんどつきません
- 他の金属であれば … 地金としての金額はつきません
素材の見分け方は刻印と純度の見分け方にまとめています。
磨かないでください
これが一番お伝えしたい点です。変色を落とそうとして磨くと、かえって損をします。
市販の研磨剤や磨きクロスは、表面を削って変色した層を取り除く仕組みです。つまり、磨くたびに金属そのものが少しずつ減っていきます。
地金として計算するため、重さが減ればそのぶん金額も下がります。特に銀製品は表面積が大きいものが多く、影響が出やすくなります。
- 研磨剤入りのクロスで磨く … 表面が削れます
- 重曹やアルミホイルを使う方法 … 銀には効きますが、他の部分を傷めることがあります
- 薬品につける … 石や真珠が付いていると傷みます
黒ずんだままでお持ちいただいて問題ありません。査定に影響しませんので、手をかけないでください。
変色は、メッキを見分ける手がかりになります
変色の仕方から、素材の見当がつくことがあります。
- 全体が均一にくすんでいる … 金・プラチナ・銀の可能性があります
- 角や縁だけ色が違う … メッキが擦れて下地が出ています
- 緑青(ろくしょう)が出ている … 銅が多く含まれています。メッキか低純度の可能性
- 赤茶けている … 銅の割合が高い、またはメッキの下地が出ています
いずれも目安です。ご自身で結論を出さずに、そのままお持ちください。判断がつかないものこそ、見せていただく意味があります。
変色しやすい保管のしかた
ご参考までに、変色を進めやすい条件を挙げておきます。今後お手元に残される品の保管にお役立てください。
- ゴム製のバンドや輪ゴムと一緒にしまう(ゴムは硫黄を含みます)
- 温泉地や硫黄を含む入浴剤に触れる
- 化粧品や整髪料が付いたまま放置する
- 湿気の多い場所にしまう
- 他の金属と直接触れた状態で保管する
とはいえ、変色してしまったものを気にしていただく必要はありません。買取金額には影響しません。
よくいただくご質問
黒いので偽物ではないかと心配です
K18やK14は変色します。黒ずんでいることが偽物の証拠にはなりません。店頭で成分を調べて判断しますので、ご自身で判断されなくて結構です。
クリーニングに出したほうがいいですか
買取のためであれば不要です。費用をかけても査定額は上がりません。
石が付いたまま磨いてしまいました
問題ありません。すでに磨かれたものを気にしていただく必要はありません。今後のためにお伝えしているだけです。
銀製品が真っ黒です
銀は硫黄と反応して黒くなります。しまっているだけでも黒ずみます。金額には影響しません。銀食器については銀食器の買取の記事をご覧ください。
まとめ
- 純金は変色しない。変色するのは混ぜた銀や銅
- 変色は表面のごく薄い層。中の金が失われているわけではない
- 変色していても買取できる。金額も変わらない
- 磨かないでください。表面が削れて重さが減り、金額が下がります
- 変色の仕方は、メッキを見分ける手がかりになることがあります
金額の計算については、変色した金製品の金額はどう変わるかの記事でご説明しています。
