変色した金製品の金額はどう変わる?減額される場合とされない場合
変色していること自体では、金額は下がりません。むしろ、磨いてから持ち込むほうが金額が下がります。その理由をご説明します。
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変色では減額されません
金・プラチナの製品は、含まれている金属の量で金額が決まります。買い取ったあとは溶かして精錬し、地金に戻すため、表面がどう見えるかは計算に入りません。
変色は表面のごく薄い層で起きていることで、中の金が失われているわけではありません。ですから、同じ重さであれば、くすんだ指輪もきれいな指輪も同じ金額です。
お品物のブランド・デザイン・状態・刻印の有無で変わります。金額を約束するものではありません。正確な金額は、拝見してからのご案内になります。
重さが分からなくても、写真を送っていただければこちらで確認します。
写真を送って金額を確かめるこの考え方については、買取金額はどう決まるかの記事でご説明しています。
磨くと金額が下がります
ここが逆転しているところです。きれいにしたほうが高くなりそうに思えますが、金・プラチナ・銀については逆になります。
市販の研磨剤や磨きクロスは、表面を削って変色した層を取り除く仕組みです。つまり、磨くたびに金属そのものが少しずつ減ります。
地金として計算するため、重さが減ればそのぶん金額も下がります。労力をかけて、手取りを減らすことになります。
銀製品で影響が大きくなります
銀は変色が目立つため何度も磨かれやすく、また食器やトレーのように表面積の大きいものが多いため、削れる量も大きくなります。詳しくは銀食器はいくらで売れるかの記事でご説明しています。
純度によって変色のしやすさが違います
変色の程度から、おおよその純度の見当がつくことがあります。
- K24(純金) … 変色しません
- K18 … 金75%。わずかにくすむ程度です
- K14・K10 … 銀や銅の割合が高く、変色しやすくなります
- プラチナ … ほとんど変色しません
- 銀(SV925) … 硫化して黒くなります
ただし、変色の程度だけで純度を決めることはできません。保管の条件によっても変わるためです。店頭では成分を調べて判断します。
変色が原因で下がる場合
変色そのものでは下がりませんが、次の場合は関係してきます。
すでに何度も磨かれている
過去に繰り返し磨かれた品は、そのぶん重さが減っています。これは変色が原因というより、手入れの積み重ねによるものです。
変色ではなくメッキが剥がれている
角や縁だけ色が違って見える場合は、メッキが擦れて下地が出ている状態です。この場合、地金としての金額はもともとほとんどつきません。詳しくは刻印と純度の見分け方にまとめています。
石や真珠が傷んでいる
薬品につけて変色を落とそうとすると、石や真珠が傷むことがあります。地金分は変わりませんが、石の評価が下がることがあります。詳しくは宝石・ジュエリーの記事をご覧ください。
ブランド品では扱いが変わります
地金としてではなく、ブランドの製品として評価する場合は、見た目の状態が金額に関わることがあります。
ただしその場合も、ご自身で磨かれないほうが無難です。専用の手入れが必要な素材もあり、市販の研磨剤で傷めてしまうことがあります。
まずは現状のままご相談ください。地金として計算するか、ブランド品として評価するかは、こちらで判断します。
よくいただくご質問
汚れているから安くされませんか
されません。内訳をご説明しますので、どう計算したかはその場でご確認いただけます。納得できなければ、売らずにお持ち帰りいただいて構いません。
拭くくらいならいいですか
柔らかい布でほこりを払う程度であれば問題ありません。研磨剤の入ったクロスは避けてください。
緑色のさびが出ています
緑青(ろくしょう)で、銅が多く含まれていることを示します。メッキか、純度の低いものである可能性があります。店頭で確認しますので、そのままお持ちください。
何十年もしまいっぱなしでした
年数は金額に影響しません。変色していても、素材が残っていれば金額になります。遺品整理でのご相談は遺品整理・相続の記事にまとめています。
まとめ
- 変色していること自体では金額は下がらない
- 磨くと表面が削れて重さが減り、金額が下がる
- 銀製品は表面積が大きく、磨いたときの影響が大きい
- 角や縁だけ色が違う場合は、変色ではなくメッキが剥がれている
- 薬品につけると石や真珠が傷むことがあります
買取できるかどうかの基準は、変色した金製品は買い取ってもらえるかの記事でご説明しています。
