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エルメスバーキンの状態はどこまで査定に響くか

バーキンは、修理の選択肢があるお品物です。ですので「直せるかどうか」が、そのまま金額の効き方を決めています。

公開

直せるかどうかで分かれます

バーキンの状態を見るとき、まず考えるのはここです。手を入れれば戻る傷みなのか、そうでないのか。

戻る傷みであれば、その費用の分が引かれます。戻らない傷みは、戻らないという前提で見ることになります。後者のほうが重く効きます。

おおよその分かれ方をお伝えします。

  • 手を入れれば改善するもの … 角の擦れ、金具の交換、縫い直し、内装の交換
  • 程度によるもの … 革の乾燥、色の抜け、型崩れ
  • 戻らないもの … 深い傷、色移り、日焼け、水シミ、革の縮み

ご自身で見分けていただく必要はありません。ただ、気にされている点が三番目に当たるかどうかで、ご説明の内容が変わります。

四隅はいちばん多いご相談です

バーキンの四隅は、置いたときに床と接し、持ち歩けば体や壁に当たります。ここの擦れは避けにくいものです。

ご相談も、ここがいちばん多くなります。そしてこの部分は、程度によって扱いがはっきり分かれます。

  1. 角の色がわずかに薄い … ほとんど響きません
  2. 角の革が毛羽立っている … 使用感の範囲です
  3. 角の革が薄くなっている … 反映されます
  4. 角に穴が開いている … 手を入れる必要があります
  5. 角の縫い目がほどけている … 同上です

1と2であれば、多くのお品物が該当します。心配なさらずお持ちください。

3から先は、手を入れる前提での評価になります。それでも買取はできます。

水シミと色移りは戻りません

バーキンで、金額をいちばん動かすのがこの二つです。

水シミは、濡れた部分が乾いたときに輪として残ります。革の内部まで水が入っていますので、表面を拭いても消えません。艶のある革ほどはっきり出ます。

色移りは、濃い色の衣類や、ほかの革製品と擦れて付きます。淡い色のお品物では目立ちます。これも革の内部に入ると落ちません。

どちらも、ご自身で落とそうとされるとかえって広がります。濡れた布で拭けば水シミの範囲が広がりますし、色移りを擦れば周囲に伸びます。

そのままお持ちください。隠さずにお見せいただくほうが、確認が早く済みます。

素材ごとの弱点はエルメスのバッグ買取の記事に書いています。

修理に出してから売るべきか

バーキンについては、この質問を多くいただきます。当店の考えを申し上げます。

売るためだけに修理に出されることは、おすすめしていません。理由は二つあります。

一つは、修理の費用が上がる分を上回ることが多いためです。もう一つは、修理には日数がかかるためです。お預けになっている間に、お手元で保管される場合と状況が変わることもあります。

これからもお使いになるのであれば、修理には意味があります。使い続けられますし、傷みの進行も止まります。その延長でいずれ手放されるなら、それは自然なことです。

判断の基準は「まだ使うかどうか」です。手放すことが決まっているのであれば、そのままお持ちください。

修理の履歴は不利になりません

念のためお伝えしておきます。過去に修理に出されていることは、不利になりません。

手を入れながら使われてきたということですので、むしろ状態が保たれていることが多くあります。査定でもそう見ます。

その旨をお伝えいただけると助かります。交換された部分と元の部分で、色や経年の具合が違うことがあるためです。明細が残っていれば一緒にお持ちください。残っていなくても、口頭で結構です。

正規以外での修理であっても、お受けできないということはありません。ただ扱いが変わりますので、隠さずにお伝えください。

手を入れないでいただきたいこと

査定の前に、ご自身でされないほうがよいことを挙げておきます。いずれも、かえって評価が下がる可能性があるものです。

  • 革用クリームを塗る … ムラになって残ります
  • 金具や底鋲を研磨剤で磨く … メッキが削れます
  • 水シミを濡れた布で拭く … 範囲が広がります
  • 色移りを擦る … 周囲に伸びます
  • 留め具を無理に回す … 内部を傷めます
  • 型崩れを力で戻す … 別の折れ跡が付きます

埃を乾いた布で払う程度にとどめてください。それで十分です。

部品ごとの見方はバーキンの買取の記事に書いています。

よくいただくご質問

角が擦れているだけでも響きますか

程度によります。色がわずかに薄い程度であれば、ほとんど響きません。革が薄くなっていれば反映されます。

雨に濡れた跡があります

買取はできます。戻らない傷みですので反映はされますが、お受けできないということはありません。

正規の修理に出すといくら上がりますか

上がる分より費用が大きくなることが多く、おすすめしていません。修理は、これからお使いになる場合にご検討ください。

使用感があると値段はつきませんか

つかないことは多くありません。状態に応じた金額になります。

当日の流れと必要なもの

  1. お品物と付属品をお預かりします
  2. 四隅と角の程度を確認します
  3. 水シミや色移りの範囲と深さを見ます
  4. 修理の履歴があれば伺います
  5. どの傷みがどう効いたかを、分けてご説明します

ご予約優先でお受けしています。

お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。

まとめ

  1. 直せる傷みは費用の分、直せない傷みはそれ以上に効きます
  2. 四隅の擦れは、色がわずかに薄い程度ならほとんど響きません
  3. 水シミと色移りは戻りません。自分で落とそうとしないでください
  4. 売るためだけの修理は、費用と日数が見合いません
  5. 修理の履歴は不利になりません。隠さずにお伝えください

査定は無料です。手を入れずにそのままお持ちください。

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