いぶし銀の製品はいくらになる?重さと純度から考える
いぶし銀の金額は、地金として計算する場合、普通の銀と変わりません。表面の黒い被膜は、重さにも純度にも影響しないためです。
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いぶしの被膜は計算に影響しません
いぶしは、銀の表面をごく薄く硫化させたものです。厚みでいえば目に見えないほどで、はかりに乗せても差は出ません。
ですので計算は、いぶしのかかっていない銀とまったく同じです。
- 1gあたりの買取単価 × 重さ(g)× 純度の割合 = 買取金額
磨いても金額は上がりませんし、黒いままでも下がりません。手をかけずにお持ちいただくのが、いちばん損のない形になります。
銀の単価は一覧には出しておりません。下の今日の買取金額と計算機は、いずれも金・プラチナのものです。銀の当日の金額は、店頭かLINEでご確認ください。
お品物のブランド・デザイン・状態・刻印の有無で変わります。金額を約束するものではありません。正確な金額は、拝見してからのご案内になります。
重さが分からなくても、写真を送っていただければこちらで確認します。
写真を送って金額を確かめる純度の確認
いぶし仕上げの製品にも、通常どおり刻印が打たれています。ただ黒くなっているぶん読みにくいことがあります。
- SV925、925、STERLING … 92.5%
- SV950 … 95.0%
- 純銀、SV1000、999 … ほぼ純銀
- 銀、SILVER … 銀製の表記です
和装小物や銀器には「純銀」と漢字で刻まれているものが多くあります。読めなくても構いません。店頭で成分を調べます。
刻印の読み方は刻印と純度の見分け方にまとめています。
彫りがあると重さは減ります
いぶし仕上げの製品は、彫りや透かしの入ったものが多くあります。いぶしは陰影を出すための加工ですので、模様のある品物にかけられるのが自然だからです。
彫りが深いほど、そのぶん銀が削られています。透かし彫りであればなおさらです。見た目の大きさに比べて、手に取ると軽く感じることがあります。
つまり、凝った作りのものほど地金としての重さは出にくいということになります。作り手の手間がかかっているものほど、地金では評価しきれないという言い方もできます。
重さの目安
いぶしのかかった品物の、おおよその重さです。
- 帯留め … 10gから30g程度
- かんざし … 10gから30g程度
- 根付 … 5gから20g程度
- 彫りの入ったリング … 5gから15g程度
- バングル … 20gから60g程度
- 香炉・花瓶 … 100gから500g程度
- おりん … 200gから1kg程度
銀器のように重さのあるものは、地金でもまとまった金額になります。
計算してみます
仮に銀の買取単価を1gあたり100円として、考え方だけご覧ください。実際の単価は当日の相場によります。
例1:いぶしの帯留め1点、20g、純銀
100円 × 20g × 0.999 = 約1,998円。
例2:彫りの入ったバングル、40g、SV925
100円 × 40g × 0.925 = 3,700円。
例3:いぶしの香炉、300g、純銀
100円 × 300g × 0.999 = 約29,970円。
単価そのものの決まり方は買取金額はどう決まるかの記事でご説明しています。
この計算を上回る場合
作り手の分かるお品物は、上の計算とは別の金額になります。地金の重さは金額の下限にすぎません。
たとえば20gの帯留めであれば、地金としては二千円ほどです。ところが作家の銘があり共箱が残っていれば、それを大きく上回ることがあります。
手がかりになるのは、銘、工房の刻印、共箱の箱書き、由来を記した紙です。捨てずに一緒にお持ちください。
どこを見ているかはいぶし銀の製品の買取の記事に書いています。
銀でない部分があるとき
いぶし調の製品には、銀以外の素材が組み合わされていることがあります。その部分は重さから差し引きます。
- 帯留めの金具 … 別素材のことがあります
- かんざしの足 … 竹や木の場合があります
- 根付のひも・紐通し
- 香炉の中の灰、おりんの座布団
- 台座の木や石
外せるものは外してお持ちいただいても、そのままでも構いません。店頭で分けます。
よくいただくご質問
磨けば高くなりますか
なりません。地金の計算では表面の色は関係なく、作品として見る場合はむしろ下がります。磨く理由はないとお考えください。
いぶしが部分的に剥げています
地金として計算する場合は影響しません。作品として見る場合は状態のひとつとして拝見しますが、そのままお持ちいただければ結構です。
いぶし調の真鍮だったらどうなりますか
真鍮は地金としての買取の対象になりません。その場合は理由をご説明してお返しします。査定の費用はいただきません。
何点からお願いできますか
1点からお持ちいただけます。ほかの銀製品と一緒でも構いません。
まとめ
- いぶしの被膜は重さに影響しない。計算は普通の銀と同じ
- 磨いても金額は上がらない。磨かずにお持ちください
- 彫りが深いほど銀は削られており、重さは出にくい
- 帯留めで二千円ほど、銀器なら万単位になることもある
- 銘や共箱があれば、地金の計算を上回ることがある
査定は無料です。
