曲がった金製品は買い取ってもらえる?買取できる状態の基準
結論から申し上げます。曲がっていても買取できます。金額も下がりません。ただし、ご自身で戻そうとするのはおやめください。折れることがあります。
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形は金額に関係ありません
金・プラチナの製品は、含まれている金属の量で金額が決まります。買い取ったあとは溶かして精錬し、地金に戻すため、形がどうなっているかは計算に入りません。
ですから、曲がった指輪も、まっすぐな指輪も、同じ重さなら同じ金額になります。潰れていても、変形していても同じです。
この考え方については、買取金額はどう決まるかの記事でご説明しています。
純度が高いほど曲がりやすくなります
曲がっていることを気にされる方が多いのですが、これは金という金属の性質によるものです。
純金(K24)はとても柔らかく、爪でも傷がつくほどです。指輪やネックレスに使う際は、強度を出すために銀や銅を混ぜます。K18は金75%、K14は58.5%。混ぜる量が多いほど硬くなります。
- K24(純金) … 最も柔らかく、変形しやすい
- K22 … 柔らかい。喜平などで変形が見られます
- K18 … 日常的な使用には耐えますが、力がかかれば曲がります
- K14・K10 … 比較的硬い
- プラチナ … 粘りがあり、曲がっても折れにくい
つまり、曲がりやすいことは純度が高いことの裏返しでもあります。曲がっているからといって、粗悪品ということではありません。
買取できる状態の基準
曲がった製品について、買取できるかどうかを分けるのは、形ではなく素材です。
- 金・プラチナ・銀であれば … 曲がっていても買取できます
- メッキ(GP・GF・GEP)であれば … 曲がっていなくても地金としての金額はほとんどつきません
- 他の金属であれば … 地金としての金額はつきません
素材の見分け方は刻印と純度の見分け方にまとめています。
戻そうとしないでください
これが一番お伝えしたい点です。曲がったものを手で戻そうとすると、折れることがあります。
金属は、曲げ戻しを繰り返すとその部分が疲労して弱くなります。一度曲がったところを元に戻そうとすると、まさにその部分に力がかかるため、折れやすくなります。
折れても金額は変わりませんが、勢いで破片が飛んで、そのまま見つからなくなることがあります。重さが減れば、そのぶん金額は下がります。
- 指輪 … 潰れたまま、歪んだままお持ちください
- 細いチェーン … 引っ張らないでください。切れます
- かんざしやタイピンの足 … 曲げ戻すと折れます
- 眼鏡のつる … 歪んだままで結構です
そのままの状態が、結果として一番重さを保てます。
修理に出す必要もありません
「直してから売ったほうが高いのでは」とお考えになる方がいらっしゃいますが、金・プラチナ製品についてはそうなりません。
理由は2つあります。
- 地金として計算するため、直しても金額は上がりません
- 修理でロウ(つなぎの金属)を使う場合、本体より純度が低いことがあり、かえって全体の純度が下がります
修理代を払ったぶん、手取りが減ることになります。そのままお持ちいただくのが確実です。
ブランド品の場合は別です
ブランドの製品として評価する場合は、状態が金額に関わることがあります。ただしその場合も、修理はご自身でされないほうが無難です。まずは現状のままご相談ください。
よくいただくご質問
潰れて原型がありません
問題ありません。溶かして地金に戻すため、形は関係ありません。重さがあれば金額になります。
サイズが合わなくなって、無理に広げたら曲がりました
そのままお持ちください。広げたことによる減額はありません。ただし、折れて一部がなくなっていれば、その分の重さは計算に入りません。
石が付いたまま曲がっています
石が外れないよう、袋やケースに入れてお持ちください。石の評価は別に行います。詳しくは宝石・ジュエリーの記事をご覧ください。
折れた破片も持っていくべきですか
はい。小さな破片でも重さになります。まとめてお持ちください。
まとめ
- 曲がっていても買取できる。金額も下がらない
- 溶かして地金に戻すため、形は関係ない
- 純度が高いほど柔らかく、曲がりやすい。粗悪品ということではありません
- 戻そうとしないでください。折れて破片がなくなると重さが減ります
- 修理に出す必要もありません。修理代のぶん手取りが減ります
金額の計算については、曲がった金製品の金額はどう変わるかの記事でご説明しています。
