止まっているパテック・フィリップは売れる?動かない時計の査定
止まっていても買取はできます。ただ、止まっている間に触ってはいけないものがあります。
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買取はできます
動かないパテック・フィリップも買取の対象です。まず、そこをお伝えしておきます。
そのうえで、お願いがあります。止まっている状態で、日付やカレンダーを動かさないでください。
理由を次でご説明します。
止まった状態で日付を動かさないでください
日付やカレンダーの表示が付いている時計には、その表示を送るための歯車が組まれています。
この歯車は、時計が動いているときに、決まった時刻に噛み合って送られる作りになっています。止まっている状態や、噛み合っている最中に外から動かすと、歯に無理がかかります。
特に、曜日・日付・月・月齢といった表示がいくつも付いているものは、それぞれの歯車が連動しています。一つを無理に動かすと、他にも影響が及びます。
ですので、止まっている時計の日付を合わせようとされないでください。動かないまま、そのままお持ちください。
査定でも、こちらで無理な操作はいたしません。
無理に巻かないでください
動かそうとして、リューズを巻かれる方がいらっしゃいます。これもお控えください。
長く止まっていた時計は、中の油が固まっていることがあります。その状態で動かすと、部品どうしが乾いた状態で擦れます。
- リューズが硬い … そこでやめてください
- リューズが途中で止まる … 無理に押し込まないでください
- 巻いても手応えがない … それ以上回さないでください
- 巻いたのに動かない … 中で何か起きています
- 音がする … 部品が外れている可能性があります
どれか一つでも当てはまれば、そこでやめてください。止まったままでお持ちいただいて結構です。
オーバーホールに出さないでください
動かして持って行こうと、修理に出される方がいらっしゃいます。おすすめしていません。
理由は二つあります。一つは、費用が金額の差を上回ることが多いためです。
もう一つは、どこで手を入れられたかによって、見方が変わることです。純正でない部品に交換されていると、そのほうが響く場合があります。
特に、この価格帯の時計は、部品の一つひとつが個体の情報を持っています。替えてしまうと、それが失われます。
止まったままお持ちいただいて、そのうえでご判断いただくのが確実です。
パテック・フィリップの査定全般は買取の記事に書いています。
運び方
止まっている時計をお持ちいただく際の運び方について、お伝えしておきます。
- 箱があれば、箱に入れてお持ちください
- 箱がなければ、柔らかい布に包んでください
- 文字盤を上に向けて、水平に保ってください
- 他の時計や硬いものと一緒の袋に入れないでください
- 揺らさないよう、手提げの中で安定させてください
特に、風防が割れている場合は気をつけてください。破片が文字盤の上に落ちていると、動かすたびに文字盤を傷つけます。
外れた部品があれば、小さな封筒に入れて、時計とは別にしておいてください。
よくいただくご質問
日付がずれています
そのままお持ちください。止まっている状態で合わせようとされないでください。歯車に無理がかかります。
巻いたのに動きません
それ以上巻かないでください。中で何か起きている可能性があります。
オーバーホールに出すべきですか
そのままで結構です。費用が上回ることが多く、部品を替えると個体の情報が失われます。
何年も止まったままでした
お持ちいただけます。そのままの状態で拝見します。
当日の流れと必要なもの
- お品物と付属品をお預かりします
- 止まった状態のまま、外観を確かめます
- ケースの刻印と、文字盤・針を拡大して見ます
- 無理のない範囲で、動きを確かめます
- どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。拝見にお時間をいただきます。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 止まっているという理由でお断りすることはありません
- 止まった状態で日付やカレンダーを動かさないでください
- 表示がいくつも付いているものは、歯車が連動しています
- リューズが硬い、手応えがない、音がする。どれかあれば、そこでやめてください
- 売るためだけのオーバーホールはおすすめしていません
査定は無料で、買取にならなかった場合も費用はかかりません。
