古い金製品の金額はどう変わる?減額される場合とされない場合
古いことを理由に減額することはありません。むしろ、昔の製品のほうが重くて金額が伸びることがあります。どこで差がつくのかをご説明します。
公開
年代では減額されません
金・プラチナの製品は、含まれている金属の量で金額が決まります。いつ作られたかは計算に入りません。
金は何十年経っても金のままです。劣化して量が減る、ということもありません。
お品物のブランド・デザイン・状態・刻印の有無で変わります。金額を約束するものではありません。正確な金額は、拝見してからのご案内になります。
重さが分からなくても、写真を送っていただければこちらで確認します。
写真を送って金額を確かめるこの考え方については、買取金額はどう決まるかの記事でご説明しています。
むしろ重いことがあります
数十年前の製品には、今より金を多く使って作られたものがあります。
近年は金の価格が上がり、同じデザインでも薄く、軽く作る傾向があります。中を空洞にする技法も広く使われています。
そのため、古い指輪やブローチのほうが、見た目が似ていても重いことがあります。重さで計算する以上、これはそのまま金額の差になります。
「古いから安いだろう」と思って持ち込まれた品が、思ったより金額になることが実際にあります。
それでも減る要素はあります
年代そのものではありませんが、古い品には次の要素が重なることがあります。
1.摩耗
長年身につけた指輪は、内側が薄くなっていることがあります。ごくわずかですが、何十年も使われていれば積み重なります。
2.過去に磨かれた分
変色を落とすために繰り返し磨かれた品は、そのぶん表面が削れています。特に銀製品で影響が出やすくなります。詳しくは変色した金製品の金額はどう変わるかの記事でご説明しています。
3.サイズ直しやリフォーム
詰めた分だけ重さが減り、つなぎのロウで純度がわずかに下がることがあります。詳しくはサイズ直しをした金製品の金額はどう変わるかの記事をご覧ください。
4.部品の欠損
留め具や装飾が失われていれば、その分の重さは計算に入りません。
購入時と比べても意味がありません
「買ったときはもっと高かった」というお話をよくいただきます。これには2つの理由があります。
購入時の金額には加工費が含まれています
ご購入時の金額には、デザイン料、加工の手間、店舗の費用が含まれています。買取では含まれる金属の量で計算するため、同じ基準では比べられません。
相場そのものが変わっています
金の価格は年によって大きく動きます。数十年前に買われた品であれば、当時と今とで相場がまったく違います。
相場の動きは下のグラフでご確認いただけます。買取金額そのものではなく、手数料を引く前の市場相場の推移です。
金の市場相場は、10年前の約5.0倍・1年前より22.9%高い水準です。
- 金
- 21,661円/g
- 前日比 ▲194円(0.9%)
- 10年前 4,308円 → ▲402.8%
- プラチナ
- 8,901円/g
- 前日比 ▲141円(1.6%)
- 10年前 3,385円 → ▲162.9%
古さが金額になることもあります
ごく一部ですが、地金としての金額を上回る評価になることがあります。
- ブランドのアンティークジュエリー
- 有名な作家の作品
- 希少な金貨や記念貨幣
この場合、地金とブランド・希少性のどちらか高いほうで評価します。地金としての金額を下回ることはありません。
箱、保証書、鑑定書、箱書きが残っていれば、一緒にお持ちください。判断の助けになります。なくても買取はできます。
ただし、期待しすぎないでください
「古いものだから価値があるはずだ」というお気持ちでお越しになる方もいらっしゃいますが、該当するのはごく一部です。ほとんどの品は地金として計算することになります。
そのうえで申し上げると、地金としての金額はきちんと残ります。ゼロになることはありません。過度な期待をせずにお持ちいただければ、がっかりされることもないと思います。
よくいただくご質問
古い分、安くされませんか
されません。内訳をご説明しますので、どう計算したかはその場でご確認いただけます。納得できなければ、売らずにお持ち帰りいただいて構いません。
祖母の形見なのですが
年数は金額に関係しません。ご事情をこちらからお尋ねすることもありません。遺品整理でのご相談は遺品整理・相続の記事にまとめています。
何十年も前の鑑定書があります
古い鑑定書でも、無いよりは判断の助けになります。捨てずにお持ちください。
刻印が読めません
店頭で調べられます。ただし刻印のないものは宅配買取の対象外ですので、ご来店か出張査定をご案内しています。詳しくは刻印がない金製品の金額はどう変わるかの記事をご覧ください。
まとめ
- 年代では減額されない。金は何十年経っても金のまま
- 昔の製品は金を厚く使っていることがあり、見た目より重い
- 減る要素は摩耗・過去の研磨・サイズ直し・部品の欠損
- 購入時の金額には加工費が含まれ、相場も当時と違う
- アンティークや作家物は、地金を上回る評価になることがある
買取できるかどうかの基準は、古い金製品は買い取ってもらえるかの記事でご説明しています。
