合成石・人工石の見分け|自宅でできる確認と、査定で分かること
人の手で作られた石は、偽物ではありません。どういうものかをご説明します。
公開
偽物とは違います
まず、言葉を整理しておきます。人の手で作られた石には、二通りあります。
一つは、天然の石とまったく同じ組み立てのものを、人の手で作ったものです。成分も、硬さも、光り方も、天然のものと変わりません。
もう一つは、見た目だけを似せたものです。まったく別の材料で作られており、成分も硬さも違います。
この二つは、扱いが変わります。前者は「作られた」石であって、偽物というわけではありません。
作られた石のほうが澄んで見えることがあります
意外に思われるかもしれませんが、作られた石のほうがきれいに見えることがあります。
天然の石は、地中でできる過程でさまざまなものを取り込みます。ですので、中に何か見えるのが普通です。
作られた石は、整えられた場所で育てられます。取り込むものがありませんので、澄んだままになります。
つまり、「あまりに澄んでいて、傷一つない」というのは、手がかりの一つになるということです。
ただ、これだけで決めることはできません。天然でも澄んだ石はあります。
古い品物に多くあります
作られた石は、新しい技術だと思われがちですが、そうではありません。
赤や青の石を作る方法は、百年以上前に確立されています。ですので、大正や昭和の装身具には、作られた石が数多く使われています。
特に、学校の記念の指輪、誕生石として贈られたもの、量産された装身具。こうした品物には、よく使われてきました。
当時は、天然のものと区別して説明する習慣が、今ほど徹底していませんでした。ですので、天然だと聞いて買われた品物が、実は作られた石だった、ということが起こります。
お客様に落ち度があるということではありません。
店頭では拡大と機械で調べます
見分けは、ご自宅では難しいところです。店頭で調べます。
使うのは、拡大する器具と、機械です。作られた石には、作られた過程でできる独特の模様が見えることがあります。曲がった縞、細かい泡の並び、といったものです。
また、含まれているものが天然とは微妙に違うことがあります。機械で調べれば、その差が出ます。
枠に留まったままで調べられます。外す必要はありません。
これは、お客様を疑っているということではありません。どの品物でも同じ手順です。確かめる作業自体に費用はかかりません。
作られた石だった場合
作られた石であった場合の扱いを、お伝えしておきます。
正直に申し上げますと、石そのものには値が付きません。天然のものとは、扱いがまったく変わります。
ただ、台の地金は買取の対象です。金やプラチナであれば、その分をお出しします。古い品物では、地金がしっかり使われていることが多くあります。
また、作りや意匠で見られる場合もあります。よく知られた作り手のものや、古い時代の細工です。
いずれの場合も、事実をそのままご説明します。隠して金額だけお伝えするようなことはいたしません。
よくいただくご質問
作られた石は偽物ですか
天然と同じ組み立てのものであれば、偽物ではありません。扱いは変わります。
とてもきれいな石です
澄みすぎているのは手がかりの一つです。店頭で確かめます。
天然だと聞いて買いました
当時は区別して説明されないことがありました。確かめたうえでご説明します。
作られた石だったら値は付きませんか
石には付きませんが、台の地金は買取の対象です。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、書類があればそれもお預かりします
- 枠に留まったまま、拡大して石の中を見ます
- 作られた過程の模様がないかを確かめます
- 機械で、含まれているものを調べます
- 台の刻印を確かめ、重さを測ります
- 事実をそのままご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 人の手で作られた石には、二通りあります
- 天然と同じ組み立てのものは、偽物というわけではありません
- 作られた石のほうが澄んで見えることがあります
- 赤や青の石を作る方法は百年以上前に確立されており、古い品物に多くあります
- 作られた石であっても、台の地金は買取の対象です
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
