比重で純度を推定する方法|自宅でできる確認と、査定で分かること
金属には、それぞれ決まった重さがあります。この性質を使えば、純度の見当をつけられます。
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金属ごとに重さが決まっています
同じ大きさの塊を作ったとき、どれだけ重くなるか。これは金属ごとに決まっています。
貴金属は、この中でも特に重いほうに入ります。プラチナが最も重く、次いで金、その下に銀が来ます。
- プラチナ … 貴金属の中で最も重くなります
- 金 … プラチナに次ぐ重さです
- 銀 … 金の半分ほどです
- 真鍮や銅 … 銀よりさらに軽くなります
- アルミ … 桁が変わるほど軽くなります
そして、混ぜものが増えれば、全体の重さは軽くなります。ですので、重さから純度の見当をつけられる、ということになります。
水を使う考え方
重さから純度を出すには、大きさも知る必要があります。ただ、装身具のような複雑な形では、大きさを測れません。
そこで、水を使います。品物を水に沈めると、その分だけ水があふれます。あふれた量が、品物の大きさということになります。
重さを大きさで割れば、その金属がどれだけ詰まっているかが出ます。これを、あらかじめ分かっている数字と照らし合わせます。
店頭でも、この考え方を使うことがあります。刻印がなく、機械では表面しか読めない品物のときです。
測り方そのものは単純です。ただ、ご自宅で行うには難しいところがあります。
空洞や石があると狂います
この方法には、はっきりした弱点があります。
中が空洞になっている品物では、まったく当てになりません。空洞の分だけ軽くなりますので、純度が低いという答えが出ます。
石が留まっている品物でも同じです。石は金属より軽いため、全体としては軽い側に寄ります。
- 中が空洞の鎖や飾り … 大きく狂います
- 石が留まった指輪 … 石の分だけずれます
- 内側に樹脂や接着が詰められたもの … 狂います
- 別の金属が組み合わされたもの … 平均が出るだけになります
つまり、この方法が使えるのは、一つの金属でできた、詰まった品物だけということになります。
ご自宅では難しい理由
測り方の面でも、ご自宅では難しいところがあります。
あふれた水の量を正確に測るのは、簡単ではありません。数グラムの装身具であれば、あふれる水はごくわずかです。一滴の違いが、答えを大きく変えます。
また、品物の表面に空気の泡が付くと、その分だけ大きく見えます。泡を取り除く必要があります。
店頭では、水の中で重さを量れるはかりを使います。あふれた水を集めるのではなく、水中での軽くなり方から大きさを出す仕組みです。
ですので、この方法はお試しにならなくて結構です。参考としてお読みください。
店頭では機械と併せて使います
査定では、まず機械で成分を調べます。表面に光を当てて、含まれているものを読む方法です。
ただ、この機械は表面しか読めません。表面だけが金で中身が別、という品物では、金という答えが出てしまいます。
そこで、比重も併せて確かめます。表面の成分と、全体の重さの詰まり方。この二つが合っていれば、中身も同じだということになります。
食い違えば、中身が違うということです。その場合は、削れている箇所や断面も見て確かめます。
いずれも品物を傷める作業ではありません。確かめる作業自体に費用はかかりません。
よくいただくご質問
自分で測れますか
考え方は単純ですが、正確に測るのは難しいところです。参考としてお読みください。
石が付いていても測れますか
石の分だけずれます。この方法は、詰まった一つの金属でないと当てになりません。
機械だけでは分からないのですか
機械は表面しか読めません。ですので、比重も併せて確かめます。
水に浸けて大丈夫ですか
品物によります。真珠やオパールなど、水を吸う石はお避けください。
当日の流れと必要なもの
- お品物をお預かりします
- 拡大して、刻印を探して読みます
- 機械で表面の成分を調べます
- 必要であれば、比重を確かめます
- 二つが合っているかを見ます
- 重さを測り、今日の金額と掛け合わせます
- 内訳をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 金属には、それぞれ決まった重さがあります
- 水に沈めた分から大きさを出し、重さと照らし合わせます
- 中が空洞の品物や、石が留まった品物では狂います
- ご自宅で正確に測るのは難しいところです
- 店頭では、機械が読めない中身を確かめるために併せて使います
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
