金の需要はどこにあるのか|買取金額とのつながりを解説
お売りいただいた金は、どこへ行くのか。世の中で金が求められている場所をご説明します。
公開
大きく四つに分かれます
金が求められる先は、大きく四つに分けられます。
- 装飾 … 指輪や首飾りとして身につけられます
- 蓄え … 延べ板や金貨として持たれます
- 工業 … 電気を通す部品などに使われます
- 中央銀行 … 国の備えとして持たれます
このうち、量として最も多いのは一番目です。特に、金の装身具を贈り物とする習慣のある地域では、大量に使われます。
それぞれの割合は年によって変わります。ある年に増えたものが、次の年には減ることもあります。
工業で使われる量は多くありません
金は電気をよく通し、錆びない金属です。ですので、細かい電気の部品に使われます。
ただ、使われる量そのものは多くありません。部品一つに使われるのは、ごくわずかな量だからです。
この点が、プラチナとの大きな違いです。プラチナは工業で使われる割合が高く、その分だけ産業の動きに左右されます。
金は、工業の動きだけで大きく相場が動くことはありません。
プラチナとの違いはこちらの記事でご説明しています。
中央銀行が買っています
近年、注目されているのが四番目です。
各国の中央銀行が、国の備えとして金を持っています。そして、その量を増やす動きが続いています。
中央銀行が買う量は、一度に大きくなります。ですので、相場を支える力になります。
また、中央銀行は短い期間で売り買いを繰り返しません。買えば、長く持ち続けます。その分、市場に出回る量が減ります。
中央銀行の動きはこちらの記事で詳しくご説明しています。
供給は簡単には増えません
需要の話をしましたので、供給についても触れておきます。
新しく掘り出される金の量は、年によって大きくは変わりません。新しい鉱山を開くには、長い年月と大きな費用がかかるためです。
値段が上がったからといって、翌年に倍の量が出てくる、ということは起こりません。
もう一つの供給が、すでに世の中にある金です。お売りいただいた装身具も、ここに入ります。
値段が上がれば、手放す方が増えます。これが、もう一つの供給の源になります。
リサイクルされた金の割合
あまり知られていないことをお伝えします。世の中に出回る金のうち、かなりの割合が、一度使われたものです。
装身具、工業の部品、歯科で使われたもの。こうしたものが集められ、溶かされ、再び材料になります。
金は錆びず、何度溶かしても質が落ちません。ですので、繰り返し使えます。数千年前に掘り出された金が、今も世の中を回っていることになります。
お売りいただいた品物も、この流れに入ります。
新しく掘り出される量が大きく増えない一方で、この流れがあることで、供給が保たれています。
お売りいただいた品物の行き先
当店でお買い取りした品物が、そのあとどうなるかをお伝えしておきます。
地金として見た品物は、溶かして純度ごとに分けられ、再び材料として使われます。指輪が別の指輪になることもあれば、工業の部品になることもあります。
品物として評価した場合は、溶かしません。次にお使いになる方の手に渡ります。
どちらになるかは、査定の際にご説明します。思い入れのある品物であれば、その点も含めてお考えください。
溶かす場合、内側に彫られた文字も一緒になくなります。
よくいただくご質問
金は何に使われているのですか
装飾、蓄え、工業、国の備えの四つが主な行き先です。
工業で足りなくなることはありますか
金は使われる量が少なく、そのために相場が大きく動くことはありません。
売った品物はどうなりますか
地金として見た場合は溶かされます。品物として見た場合は、次の方へ渡ります。
溶かされると聞くと寂しいのですが
ご心情はよく分かります。査定の際にご説明しますので、そのうえでお決めください。
当日の流れと必要なもの
- お品物をお預かりします
- 刻印を読み、機械で成分を調べます
- 地金として見るか、品物として見るかを確かめます
- 石が留まっていれば、別に見ます
- 重さを測り、その日の金額と掛け合わせます
- どちらの見方になるかを含めてご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 金の行き先は、装飾、蓄え、工業、国の備えの四つです
- 量として最も多いのは装飾です
- 工業で使われる量は少なく、相場を大きく動かしません
- 各国の中央銀行が、備えとして買い増しています
- 新しく掘り出される量は、年によって大きくは変わりません
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
