鑑定書・鑑別書の読み方|自宅でできる確認と、査定で分かること
書類には多くのことが書かれています。どこを見ればよいかを、順にご説明します。
公開
まず上のほうを見ます
書類の上のほうには、その紙そのものについての情報が並んでいます。
- 発行した機関の名前 … どこが調べたかです
- 書類の番号 … その紙に付けられた通し番号です
- 発行された日 … いつ調べられたかです
- 書類の種類 … 何を調べた紙かが書かれています
四番目が大事です。品質の階級を示すものと、石の種類を示すものとでは、書かれていることがまったく違います。
査定では、ここをまず確かめます。どういう紙かが分かれば、あとの読み方も決まるためです。
石の内容の欄
中ほどには、調べられた石の内容が並びます。
重さ、形、大きさ。これらは数字で書かれます。特に重さは、小数点以下二桁まで記されているのが普通です。
そして、品質の階級を示す紙であれば、色、透明度、研磨の評価が並びます。それぞれ、決まった記号や言葉で表されます。
階級には並び順があります。上から下へ、あるいは左から右へ。どちらが良いかは、その機関の決め方によります。
ご自身で優劣を判断していただく必要はありません。店頭でご説明します。
図が描かれていることがあります
書類の中には、石を上から見た図と、横から見た図が描かれているものがあります。
この図には、面の角度や割合が数字で書き込まれています。石をどう磨いたかが分かる、という意味があります。
また、石の中に見えるものの位置が、記号で書き込まれていることもあります。どこに何があるかを示した地図のようなものです。
査定では、この図と現物を照らし合わせます。書かれているものが実際に見えるかを確かめれば、同じ石かどうかが分かります。
ここが、書類が本当にその石のものかを確かめる方法の一つです。
下のほうの記載
書類の下のほうには、注意書きや、手を加えられているかどうかの記載があります。
色石であれば、熱を加えられているか、何かを染み込ませてあるか。こうしたことが書かれます。ここは、金額に大きく関わります。
また、石の縁に番号が刻まれている場合は、その番号が記されています。書類と石をつなぐものです。
小さな文字で書かれていることが多く、見落とされがちです。査定では必ず読みます。
二つの書類の違いは鑑定書と鑑別書の違いの記事でご説明しています。
書類だけでは決まりません
最後に、大事なことをお伝えしておきます。
書類は、調べられた時点での記録です。そのあと使われてきた年月の分は、書類には書かれていません。
縁の欠け、枠の傷み、磨き直し。こうしたことは、現物を見なければ分かりません。
ですので、査定では書類と現物の両方を見ます。どちらか一方では決めません。
書類に書かれた内容と、店頭で見た状態とに食い違いがあれば、その場でご説明します。
よくいただくご質問
階級のどちらが良いのか分かりません
機関によって並び方が違います。店頭でご説明します。
図が描かれています
石の磨き方や、中に見えるものの位置を示したものです。現物と照らし合わせます。
小さい字の部分は読まなくてよいですか
そこに手を加えられているかどうかが書かれています。査定では必ず読みます。
書類があれば金額は決まりますか
決まりません。書類と現物の両方を見ます。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、書類をお預かりします
- 書類の種類と、発行した機関を確かめます
- 石の内容の欄を読みます
- 図があれば、現物と照らし合わせます
- 下のほうの記載を確かめます
- 現物を拡大して、書類にない変化がないかを見ます
- 両方についてご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 上のほうには、機関の名前、番号、発行日、書類の種類が並びます
- 中ほどには、重さや形、品質の階級が書かれます
- 図は、磨き方と中に見えるものの位置を示したものです
- 下のほうの小さな字に、手を加えられているかが書かれます
- 書類は調べられた時点の記録で、その後の変化は書かれていません
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
