金利と金価格の関係|買取金額とのつながりを解説
金利が金の値段に効く、とよく言われます。なぜそうなるのかをご説明します。
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金は利息を生みません
すべての出発点は、ここにあります。金は、持っていても何も生みません。
預金であれば利息が付きます。債券であれば利子があります。株であれば配当が出ることもあります。
金は違います。手元に置いていても、一年後に増えているということはありません。増えるとすれば、値段が上がったときだけです。
この性質が、金利との関わりを生みます。
金利が上がると不利になります
世の中の金利が上がったとしましょう。預けておけば、それなりの利息が付く状態です。
このとき、金を持ち続けることは、その利息を受け取らないことを選んでいるのと同じになります。
つまり、金利が高いほど、金を持つことの不利が大きくなるということです。
その結果、金を手放して利息の付く先へ移そうという動きが出やすくなります。売られれば、値段は下がる方向に働きます。
逆に、金利が低ければ、その不利は小さくなります。金へ向かう動きが出やすくなります。
保管にも費用がかかります
利息を生まないことに加えて、もう一つあります。金を持ち続けるには、置いておく場所が要るということです。
まとまった量をお持ちであれば、金庫や、預かってもらう仕組みを使うことになります。どちらにも費用がかかります。
ご家庭にある装身具であれば、そこまでの話にはなりません。ただ、なくす心配や、しまい場所を覚えておく手間はあります。
これも、金利と同じく「持ち続けることの費用」です。金利が高い時期には、この二つが重なります。
お売りになるかどうかをお考えの際は、こうした点も材料になるかと思います。
どの国の金利か
ここで一つ、注意が要ります。金の値段に効くのは、日本の金利とは限りません。
金は国際的に、ドル建てで取引されています。ですので、最も効くのはアメリカの金利です。
日本の金利がどうであるかは、直接には効きません。ただ、日米の金利の差は為替に効きますので、そこを通じて円建ての数字に影響します。
- アメリカの金利が上がる
- 金を持つことの不利が増え、ドル建ての金が下がる方向に働く
- 同時に、金利の差から円が安くなる方向に働く
- 二つが逆向きに効き、円建ての数字は打ち消し合う
ですので、日本にいる方から見ると、金利の影響は分かりにくい形で現れます。
必ずそうなるとは限りません
正直にお伝えしておきます。ここまでの説明は、あくまで理屈です。
実際には、金利が上がっているのに金も上がる、ということが起こります。他の事情のほうが強く効いているときです。
世の中が不安定であれば、利息のことより、確かなものを持っておきたいという気持ちのほうが勝ちます。中央銀行の買い入れが続いていれば、それも支えになります。
ですので、「金利が上がったから金は下がるはずだ」とはお考えにならないでください。そうならないことが、しばしばあります。
他の要因についてはこちらの記事にまとめています。
買取金額との関わり
こうした事情は、最後には当店の掲げる数字に表れます。
ただ、お客様の側でこれらを追っていただく必要はありません。結果として出た数字が、一覧に載っています。
お品物のブランド・デザイン・状態・刻印の有無で変わります。金額を約束するものではありません。正確な金額は、拝見してからのご案内になります。
重さが分からなくても、写真を送っていただければこちらで確認します。
写真を送って金額を確かめる重さを掛けるだけで、おおよその見当がつきます。
金利の動きを見て売り時を計る、という考え方はお勧めしていません。当てられるものではないためです。
よくいただくご質問
金利が上がると金は下がりますか
理屈のうえではそうですが、実際にはそうならないことがしばしばあります。
日本の金利は効きますか
直接には効きません。為替を通じて間接的に影響します。
金利を見て売り時を決められますか
お勧めしていません。当てられるものではありません。
プラチナも同じですか
利息を生まない点は同じですが、工業での使われ方の影響のほうが大きく出ます。
当日の流れと必要なもの
- お品物をお預かりします
- 刻印を読み、機械で成分を調べます
- 石が留まっていれば、その分を差し引きます
- 重さを測ります
- その日の1gあたりの金額と掛け合わせます
- 内訳をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 金は、持っていても利息も配当も生みません
- ですので、金利が高いほど金を持つことの不利が大きくなります
- 効くのは、主にドル建ての取引が行われている国の金利です
- 日本の金利は、為替を通じて間接的に影響します
- 理屈どおりにならないことも、しばしばあります
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
