壊れた金製品の金額はどう変わる?減額される場合とされない場合
壊れていること自体では、金額は下がりません。下がるとすれば、それは重さが減っているときです。どこで差がつくのかをご説明します。
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壊れていること自体では下がりません
金・プラチナの製品は、含まれている金属の量で金額が決まります。買い取ったあとは溶かして地金に戻すため、状態は計算に入りません。
同じ重さであれば、壊れた指輪もきれいな指輪も同じ金額です。
お品物のブランド・デザイン・状態・刻印の有無で変わります。金額を約束するものではありません。正確な金額は、拝見してからのご案内になります。
重さが分からなくても、写真を送っていただければこちらで確認します。
写真を送って金額を確かめるこの考え方については、買取金額はどう決まるかの記事でご説明しています。
下がるのは、重さが減ったときです
壊れた品で金額が下がるのは、次の場合です。いずれも「状態」ではなく「重さ」の問題です。
1.部品や破片がなくなっている
壊れたときに一部を紛失していると、そのぶん重さが減ります。破片、留め具、装飾のパーツが手元にあれば、一緒にお持ちください。小さなものでも重さになります。
2.石が外れて紛失している
地金分は変わりませんが、石の評価がなくなります。外れた石が手元にあれば一緒にお持ちください。詳しくは宝石・ジュエリーの記事をご覧ください。
3.修理で別の金属が入っている
過去に修理されている場合、つなぎのロウが本体より低い純度のことがあります。査定では成分を調べて判断します。
4.そもそもメッキだった
「GP」「GF」の刻印があるものは金メッキや金張りで、状態に関係なく地金としての金額はほとんどつきません。詳しくは刻印と純度の見分け方にまとめています。
ブランド品では扱いが変わります
地金としてではなく、ブランドの製品として評価する場合は、状態が金額に関わることがあります。
この場合、壊れていることで金額が下がることはあり得ます。ただし、その金額が地金としての金額を下回ることはありません。どちらか高いほうで評価します。
つまり、ブランド品が壊れていたとしても、素材の分の金額は必ず残るということです。
どちらで評価するかはこちらで判断します。お客様のほうで決めていただく必要はありません。
部品を交換する修理は、素材が入れ替わります
壊れた品の修理は、多くの場合「部品の交換」になります。バネの効かなくなった留め具、折れた針、開いた爪。こうした箇所は、つなぐより取り替えるほうが早いためです。
ここに、地金として売る場合の落とし穴があります。交換用の部品は、本体と同じ素材とは限りません。
- 既製の留め具に替えると、シルバーや真鍮のことがあります
- ピアスの針やキャッチは、ステンレスの汎用品が使われることがあります
- ブローチの針は、もともと別素材なので交換しても同じです
- 外した元の部品は、返却されないことがあります
つまり、金の部品が別の金属に置き換わり、その分だけ地金が減ることになります。修理代を払ったうえで、売るときの金額が下がるという結果になりかねません。
使い続けるために直すのであれば意味があります。手放すために直すのであれば、そのままお持ちいただくほうが確実です。
鎖が切れた場合の修理は、部品交換ではなくロー付けになります。そちらの事情は切れた金製品の金額はどう変わるかの記事でご説明しています。
計算してみます
K18のネックレスが切れていて留め具もなく、はかりに6.0gと出たとします。
- 今日のK18の単価を確認します
- 単価 × 6.0 を計算します
- 石が付いていれば、その分を差し引いて考えます
- 見つかった破片があれば、その重さも加えます
壊れているかどうかは、この計算のどこにも出てきません。ここが一番お伝えしたい点です。
留め具がないことも減額ではありません。単に、その分の重さが最初から含まれていないというだけです。
よくいただくご質問
壊れている分、安くされませんか
されません。内訳をご説明しますので、どう計算したかはその場でご確認いただけます。納得できなければ、売らずにお持ち帰りいただいて構いません。
部品が見つかりません
残っている部分の重さで計算します。見つからない部品について、推測で差し引くことはしません。
あとから破片が出てきたら
別々にお売りいただいても構いません。合計の金額は変わりません。
銀製品でも同じですか
同じ考え方です。1gあたりの金額は金・プラチナよりかなり低くなりますが、壊れていることによる減額はありません。銀食器については銀食器の買取の記事をご覧ください。
まとめ
- 壊れていること自体では金額は下がらない
- 下がるのは、部品や石がなくなって重さが減ったとき
- ブランド品として評価する場合は状態が関わるが、地金の金額は必ず残る
- 部品を交換する修理は、金の部品が別の金属に置き換わることがある
- 破片や部品も一緒にお持ちください。重さになります
買取できるかどうかの基準は、壊れた金製品は買い取ってもらえるかの記事でご説明しています。
