真珠・パールの品質はどこで判断する?査定で見ている点
真珠は、まずどの種類かを見分けるところから始まります。種類が違えば、良いとされる条件も変わります。
公開
種類によって見方が変わります
ひとくちに真珠といっても、育てられた貝が違います。貝が違えば、採れる粒の大きさも、色も、形も変わります。
査定では、まずどの種類かを見分けます。ここを取り違えると、あとの判断がすべてずれるためです。
- 小ぶりで揃った白い粒が並ぶもの … 日本で古くから作られてきた種類です
- 大粒で、白や金色を帯びたもの … 南の海で育てられたものです
- 大粒で、黒や緑を帯びたもの … こちらも南の海のものです
- 形が不揃いで、粒ごとに大きさが違うもの … 湖や川で育てられたものです
一番目と二番目では、同じ大きさでも見方が変わります。一番目で大粒のものは珍しく、二番目では大粒が普通だからです。
ご自身で見分けていただく必要はありません。店頭で確かめます。
大きさは直接金額に出ます
真珠では、粒の直径が金額に大きく関わります。大きく育てるには年月がかかり、その間に貝が持たないこともあるためです。
測るのは、粒の一番太いところの差し渡しです。ミリで読みます。
ネックレスの場合、粒は中央に向かって少しずつ大きくなる並びが多くあります。ですので、真ん中の粒と端の粒の両方を測ります。
そして、全体が同じ大きさで揃えられているものは、それだけ多くの粒から選り分けられたということになります。揃いも見ます。
えくぼと、丸さ
真珠の表面には、小さなくぼみができることがあります。貝の中で層が重なるときに生じるもので、多かれ少なかれ、どの粒にもあります。
これは傷ではなく、生まれつきのものです。ですので、まったくないものを探すほうが難しくなります。
査定では、くぼみの数と、それが目立つ場所にあるかどうかを見ます。粒を回して、正面に来るかどうかを確かめます。
形については、真円に近いほど揃えるのが難しくなります。わずかに楕円のもの、片側が平らなものもあります。
いずれも買取はできます。どの程度かを見て、金額に反映します。
色には好みの幅があります
色については、正直にお伝えしておきます。どの色が良いかは、時期によっても、お使いになる方によっても変わります。
白い粒でも、薄く桃色を帯びたもの、青みを帯びたもの、緑を帯びたものがあります。これは表面の層の重なり方によって出るものです。
ですので、「この色だから安い」という決まった順序があるわけではありません。査定では、その時々の取引の様子を踏まえて見ます。
一方で、後から色を付けられたものもあります。これは元の色とは別に扱いますので、確かめます。
石の書類については鑑定書と鑑別書の違いの記事をご覧ください。真珠には鑑別書のほうが発行されます。
歯で確かめないでください
本物かどうかを確かめる方法として、前歯で軽く擦るとざらつく、というお話を聞かれたことがあるかもしれません。
お試しにならないでください。理由は二つあります。
一つは、真珠の表面が削れることです。歯のほうが硬いため、擦れば跡が残ります。
もう一つは、それで分からないことです。よくできた模造のものは、表面にざらつきを持たせてあります。逆に、巻きの薄い本物はつるりとしています。
店頭では、拡大して表面の模様を見る方法と、機械で調べる方法で確かめます。確かめる作業自体に費用はかかりません。
よくいただくご質問
本物かどうか分かりません
店頭で確かめます。歯で擦って確かめるのはお避けください。表面が削れます。
小さなくぼみがあります
生まれつきのもので、どの粒にもあります。買取はできます。
真ん丸ではありません
買取はできます。どの程度かを見て反映します。
少し黄色くなってきた気がします
年月とともに変わることがあります。そのままお持ちください。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、書類があればそれもお預かりします
- どの種類の真珠かを見分けます
- 粒の直径を測り、揃い方を見ます
- 粒を回して、くぼみと形を確かめます
- 光を当てて、巻きと照りを見ます
- 種類ごとの見方をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- まず、どの貝で育てられた種類かを見分けます
- 種類が違えば、良いとされる大きさの基準も変わります
- 粒の直径は金額に直接出ます。揃いも見ます
- 表面のくぼみは生まれつきのもので、どの粒にもあります
- 本物かどうかを歯で擦って確かめないでください。表面が削れます
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
