アメジストの品質はどこで判断する?査定で見ている点
アメジストの紫は、石の中に均一に入っていることのほうが珍しいものです。まずそこからご説明します。
公開
色は斑に入るのが普通です
アメジストの原石を割ってみますと、紫は一様には入っていません。濃い部分と、ほとんど色のない部分とが、はっきり分かれていることが多くあります。
これは、結晶が育つ過程で、色のもとになるものが取り込まれる量が変わるためです。
ですので、上から見て色が均一に見える石は、それだけで選ばれたものだということになります。
査定では、まず上から見て、紫がどう広がっているかを確かめます。
結晶の先だけ濃くなります
もう少し詳しくご説明します。アメジストの結晶は、六角の柱の先が尖った形に育ちます。
そして、紫が最も濃く入るのは、その尖った先の部分です。根元に近いほど、色が薄く、やがて無色になります。
つまり、一つの結晶から採れる濃い部分は、ごく限られているということです。大きくて色の濃い石が少ないのは、このためです。
査定では、大きさと濃さの両方が揃っているかを見ます。片方だけであれば、多くの石がそこに当たります。
扱いについてはアメジストの買取の記事に書いています。
磨き方で色を散らします
色が斑に入った石を、どう磨けば均一に見えるか。職人はここを工夫します。
濃い部分を石の底のほうに置き、そこで光を反射させると、上から見たときに色が全体に散ります。逆に、濃い部分が上面にあれば、その一か所だけが濃く見えます。
- 上から見て色が均一 … うまく磨かれています
- 一部だけ濃く見える … 濃い部分が上面に近い位置にあります
- 傾けると色が動く … 濃い部分が片側に寄っています
- 中心だけ濃く、縁が薄い … 底に濃い部分を集めた磨き方です
四番目は、意図してそう磨かれたものです。上から見たときに深みが出ます。
査定では、身につけたときの見え方、つまり上から見た状態で判断します。
紫の寄り方
紫といっても、赤に寄ったものと、青に寄ったものがあります。
赤みを帯びた深い紫は、古くから好まれてきました。青みの強いものは、涼しげな印象になります。
どちらが良いということは、一概には言えません。時期によっても、お使いになる方によっても変わります。
査定では、その時々の取引の様子を踏まえて見ます。どう見たかは、その場でご説明します。
灰色がかっているものは、澄み具合として別に見ます。
大きな石が珍しくありません
アメジストは、大きな結晶が採れる石です。人の頭ほどの塊が見つかることもあります。
そのため、装身具でも、かなり大きな石が使われていることがあります。指輪の面いっぱいに一粒、といった作りです。
ですので、大きいこと自体は、他の宝石ほどの珍しさにはなりません。大きさよりも、色の濃さと均一さのほうが効きます。
一方、大きくて色も濃い石となると、数が減ります。両方が揃っているかを見ます。
どの大きさでも買取はできます。
よくいただくご質問
色が一部だけ濃く見えます
アメジストではよくあることです。上から見た状態で判断します。
傾けると色が動きます
濃い部分が片側に寄っている場合に起きます。買取はできます。
赤紫と青紫のどちらが高いですか
一概には言えません。時期によっても変わります。
大きい石ですが珍しいですか
アメジストは大きな結晶が採れます。色と合わせて見ます。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、書類があればそれもお預かりします
- 機械で、石の種類と作られたものかどうかを調べます
- 上から見て、紫の広がり方を確かめます
- 傾けて、色の寄り方を見ます
- 大きさを測り、濃さと合わせて判断します
- 台の刻印を確かめ、地金の分を計算します
- どこをどう見たかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 紫は石の中に斑に入るのが普通です
- 結晶の尖った先だけが濃く、根元に近いほど薄くなります
- 大きくて色の濃い石が少ないのは、このためです
- 職人は濃い部分を底に置いて、色を全体に散らします
- 大きな結晶が採れるため、大きさより色の濃さと均一さが効きます
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
