シトリンの買取|査定で見られるポイントと金額の決まり方
シトリンとして売られている石のほとんどは、もともと黄色ではありませんでした。まずそこからご説明します。
公開
もとは紫だったものがほとんどです
シトリンは、水晶の黄色いものを指す呼び名です。そして、紫の水晶であるアメジストと、鉱物としては同じものです。
アメジストに熱を加えると、紫が抜けて黄色や橙に変わります。この性質を使って作られたものが、市場に出ているシトリンの大半を占めています。
つまり、もとは紫だったということです。これは古くから広く行われてきたことで、隠されているものではありません。
天然のまま黄色い水晶も存在しますが、数はごく限られています。
色の出方で見当がつくことがあります
熱によって黄色になったものと、もともと黄色いものとでは、色の出方に違いが出ることがあります。
- 橙や赤みの強い黄色 … 熱によるものに多く見られます
- 淡く澄んだレモンのような黄色 … 天然のものに見られる傾向があります
- 色が斑に入っている … もとの紫の入り方が残っている場合があります
- 先端だけ濃い … 結晶の育ち方が残っています
ただ、これはあくまで傾向です。これだけで決めることはできません。
査定では、色の出方に加えて、拡大して中を見る方法でも確かめます。
もとの石についてはアメジストの買取の記事に書いています。
大きな石が使われます
水晶は、大きな結晶が採れる鉱物です。そのため、シトリンの装身具には、かなり大きな石が使われていることがよくあります。
指輪の面いっぱいに一粒、ブローチの中心に大ぶりのもの、といった作りです。掌に乗るほどの塊が置物になっていることもあります。
ですので、大きいこと自体は、この石では珍しさになりません。
査定で見るのは、色の濃さと澄み具合、そして磨きの具合です。
正直に申し上げますと、この石では金額の多くが台の地金の分になることがあります。内訳をきちんとご説明します。
扱いやすい石です
シトリンは、扱いについてはそれほど気をつかっていただかなくて結構です。
そこそこの硬さがあり、水にも強く、日の光ですぐに褪せることもありません。
ただし、強い熱を加えることはお避けください。熱で色が作られた石ですので、さらに熱が加われば変わることがあります。
修理に出される際は、この点にご注意ください。留め直しの熱で色が変わることがあります。
超音波の洗浄機については、石そのものは持ちますが、留めている爪が緩むことがあります。
別の名前で売られていたことがあります
古い品物について、お伝えしておきます。
かつて、この石が別の宝石の名前で売られていた時期があります。黄色い石という点が共通していたため、その名で呼ばれていました。
ですので、「トパーズの指輪です」と伺ってお持ちいただいたものが、実際には水晶であることがあります。
これは、お客様に落ち度があるということではありません。当時はそう説明されていたということです。
査定では、機械で調べて確かめます。事実をそのままご説明します。
よくいただくご質問
熱で色を付けたものは偽物ですか
偽物ではありません。鉱物としては同じもので、市場の大半がそうです。
天然の黄色かどうか分かりますか
色の出方と、拡大した中の様子から見当をつけます。店頭で確かめます。
トパーズと聞いています
当時そう呼ばれていた場合があります。店頭で確かめてご説明します。
大きい石ですが珍しいですか
水晶は大きな結晶が採れます。色と澄み具合で見ます。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、書類があればそれもお預かりします
- 機械で、石の種類を確かめます
- 色の出方と濃さを見ます
- 拡大して、中の様子を確かめます
- 大きさを測ります
- 台の刻印を確かめ、地金の分を計算します
- 石と地金それぞれをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- シトリンは、紫の水晶に熱を加えて作られたものが大半です
- 鉱物としてはアメジストと同じもので、偽物ではありません
- 天然のまま黄色い水晶は、数がごく限られています
- 大きな結晶が採れるため、大きさは珍しさになりません
- かつて別の宝石の名前で売られていたことがあります
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
