珊瑚の品質はどこで判断する?査定で見ている点
珊瑚の品質は、もとの枝がどれだけ太かったかに行き着きます。大きさの意味が、他の宝石とは違います。
公開
大きさは枝の太さで決まります
珊瑚は、海の底で枝の形に育ちます。宝飾に使えるのは、その枝を切り出した部分です。
ですので、大きな品物を作るには、太い枝が必要になります。枝が太く育つには、それだけの年月がかかります。
つまり、大きいということは、そのまま年月と数の少なさを意味します。この点が、他の宝石と違うところです。
査定では、品物の大きさを測ります。同じ色でも、大きさによって評価が変わります。
丸玉は特に材料を要します
珊瑚の品物の中で、丸玉は特に材料を必要とします。
枝は円柱のような形をしていますので、そこから真球を削り出そうとすると、直径が枝の太さに収まらなければなりません。周りはすべて削り落とすことになります。
ですので、大粒の丸玉が並んだ首飾りは、それだけの枝がいくつも必要だったということになります。
- 粒の直径を測ります
- 粒が揃っているかを見ます
- 色が揃っているかを見ます
- 白い斑が正面に来ていないかを確かめます
四番目については、玉を回して確かめます。斑が裏側に来るように通されていることが多くあります。
色ごとの見方は珊瑚の買取の記事に書いています。
彫り物の見どころ
珊瑚には、彫り物にされた品物が多くあります。花、鳥、人の姿、七福神。日本では古くから作られてきました。
彫り物では、彫りの深さと、線の運びを見ます。深く彫られたものは、それだけ厚みのある材料を使ったということになります。
また、白い斑や穴を、彫りの中にうまく隠しているかどうかも見ます。腕のある職人は、材料の弱いところを図柄の陰に置きます。
一方、型で抜かれたものや、機械で削られたものもあります。線の揃い方で見当がつきます。
いずれも買取の対象です。作りの違いをご説明したうえで、金額をお出しします。
表面の艶
珊瑚の表面は、磨かれると独特の艶が出ます。硬い石のような鋭い光ではなく、内側から潤んだような艶です。
この艶は、使われているうちに失われます。汗や化粧品に触れ、布に擦れ、少しずつ表面が変わっていくためです。
査定では、この艶がどれだけ残っているかを見ます。ただ、曇っているからといって金額が大きく下がるわけではありません。もとの材料の色と大きさのほうが効きます。
磨き直せば艶は戻りますが、そのぶん表面が削られ、品物は小さくなります。彫り物であれば、線も浅くなります。
ですので、磨き直してからお持ちになることはお勧めしていません。
産地について
宝飾に使われる珊瑚は、限られた海でしか採れません。日本の近海も、古くから知られた産地の一つです。
産地によって、色の傾向や、育ち方に違いが出ます。査定では、色と質感から見当がつくことがあります。
ただ、それだけで決めることはしません。同じ海のものでも幅がありますし、加工されたあとでは判断が難しくなるためです。
書類に産地が記されている場合は、それを読みます。
お手元の品物の産地をご存じなくて結構です。査定に差し支えありません。
よくいただくご質問
大きい玉が並んでいます
それだけ太い枝が必要だったということになります。直径を測って見ます。
彫り物です
彫りの深さと線の運び、材料の使い方を見ます。買取の対象です。
艶がなくなってきました
使われているうちに変わります。磨き直すと品物が小さくなりますので、そのままお持ちください。
産地が分かりません
差し支えありません。色と質感から見当をつけます。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、箱や書類があればそれもお預かりします
- 大きさを測ります
- 拡大して、天然の筋が見えるかを確かめます
- 丸玉であれば、粒と色の揃い方を見ます
- 彫り物であれば、彫りと材料の使い方を見ます
- 表面の艶と、ひびの有無を確かめます
- どこをどう見たかをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 大きさは、もとの枝がどれだけ太かったかを意味します
- 丸玉は周りをすべて削るため、特に材料を必要とします
- 彫り物では、材料の弱いところを図柄の陰に置く腕を見ます
- 表面の艶は使ううちに失われますが、色と大きさのほうが効きます
- 磨き直すと品物が小さくなります。そのままお持ちください
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
