エメラルドの買取|査定で見られるポイントと金額の決まり方
エメラルドには、他の宝石にはない扱いの注意があります。洗わないでいただきたい、ということです。
公開
油が染み込ませてあります
最初にお伝えしておきます。エメラルドは、表面から内側に向かう細かい隙間に、油を染み込ませてあるのが普通です。
エメラルドは、生まれつき石の中に細かい割れを抱えています。その割れが表面まで届いていると、そこに光が反射して白く見えます。
油を染み込ませると、割れの中と石の本体とで光の進み方が近くなり、白く見えなくなります。つまり、緑が澄んで見えるようになります。
これは何十年も前から広く行われてきたことで、隠されているものではありません。お手元の石がそうであっても、普通のことです。
洗うと油が抜けます
ここが大事なところです。染み込ませてある油は、抜けます。
熱を加えたとき、洗剤に浸したとき、超音波の洗浄機に入れたとき。こうしたときに抜けて、白く見えていた状態に戻ります。
- 超音波の洗浄機 … 最も抜けやすく、割れが広がることもあります
- 熱い湯 … 抜けます
- 食器用の洗剤に浸ける … 抜けます
- 蒸気を当てる … 抜けます
- 乾いた布で軽く拭く … これは差し支えありません
ですので、きれいにしてからお持ちいただこうとされると、かえって損をされることになります。
そのままお持ちください。表面の汚れは査定に響きません。
すでに曇っている場合
以前に洗われていて、すでに白っぽく見えている、という場合もあると思います。
その場合も買取はできます。油を入れ直せば、もとの見え方に戻るためです。これは石が壊れたということではありません。
ただ、査定は今の状態を見て行いますので、その分をご説明したうえで金額をお出しします。
ご自身で油を入れ直そうとされないでください。食用の油を塗っても中までは入りませんし、表面に残って傷みます。
そのままお持ちください。
欠けやすい石です
もう一つ、扱いについてお伝えしておきます。エメラルドは、硬さのわりに欠けやすい石です。
硬いということと、割れにくいということは別です。エメラルドは内側に割れを抱えていますので、ぶつけた力がそこに伝わると、一気に広がります。
指輪の場合、日々の暮らしの中で当たる機会が多くなります。お売りになるまでの間は、外しておかれるほうが確実です。
他の宝飾品と同じ箱にまとめてしまうことも、お避けください。
石の見方についてはエメラルドの品質の見方の記事に書いています。
書類について
エメラルドの書類には、油がどの程度染み込ませてあるかが記されていることがあります。
ごくわずかなもの、中ほどのもの、多く入っているもの、という具合に段階で書かれます。少ないほうが、もとの石の状態が良いということになります。
お手元に書類があればお持ちください。記載があれば読みます。
書類がなくても買取はできます。新しく取っていただく必要もありません。
書類の種類については鑑定書と鑑別書の違いの記事でご説明しています。
よくいただくご質問
洗ってから持っていくべきですか
お避けください。染み込ませてある油が抜けて、白く見えるようになります。
すでに曇っています
買取はできます。油を入れ直せば戻ります。ご自身で油を塗らないでください。
油が入っているのは普通のことですか
普通のことです。何十年も前から広く行われています。
洗浄機に入れてしまいました
そのままお持ちください。状態を見てご説明します。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、書類があればそれもお預かりします
- 専用の機械で石の種類を確かめます
- 拡大して、表面に届いている割れの様子を見ます
- 緑の濃さと澄み具合を見ます
- 縁と角に欠けがないかを確かめます
- 台の刻印を確かめ、地金の分を計算します
- 石と地金それぞれをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- エメラルドには、細かい隙間に油が染み込ませてあるのが普通です
- 熱、洗剤、超音波の洗浄機で油は抜けます
- 洗ってからお持ちいただくと、かえって損をされます
- すでに曇っていても買取はできます。ご自身で油を塗らないでください
- 硬さのわりに欠けやすい石です。他の品物とまとめてしまわないでください
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
