刻印がすり減って読めない|自宅でできる確認と、査定で分かること
刻印は、使われているうちに浅くなり、やがて読めなくなります。それでも買取はできます。
公開
なぜ消えるのか
刻印は、金属の表面を打ち込んで作った溝です。深いものではありません。
身につけられた品物は、擦れ続けます。指輪の内側は指に、首飾りの留め具は襟に、腕輪は袖に。毎日、少しずつ表面が削られます。
削られれば、溝は浅くなります。浅くなれば、影ができなくなり、文字として見えなくなります。
つまり、長く大切に身につけられてきた品物ほど、刻印が読めなくなるということです。
金属によって消えやすさが違います
同じように使われても、金属によって消え方が違います。
- 金 … 擦れると表面が削れて減るため、刻印も浅くなります
- プラチナ … 削れずに脇へ寄るため、溝が残りやすくなります
- 銀 … やわらかいうえ、黒ずみが溝を埋めます
- 量産された品物 … 打ちが浅く、早く消えます
二番目については、古いプラチナの指輪で刻印がはっきり読めることがよくあります。これは、プラチナの性質によるものです。
四番目については、機械でまとめて打たれた刻印は、一点ずつ手で打たれたものより浅くなります。
刻印が薄い品物についてはK10の刻印の見つけ方の記事でも触れています。
磨いて探さないでください
これが最も大事なところです。刻印を探そうとして、磨かないでください。
すでに浅くなっているところへ研磨剤を当てれば、跡形もなくなります。読めたかもしれない刻印が、完全に失われます。
布で強くこすることも同じです。金属は、思っているより簡単に減ります。
また、爪やドライバーの先で引っかいて確かめることもお控えください。跡が残ります。
そのままお持ちください。店頭で確かめます。
浅くても読めることがあります
ご自宅で読めなくても、店頭では読めることがあります。
使うのは、拡大する器具と、光です。溝が浅くても、光を斜めから当てて角度を探せば、わずかな影が出ます。その影を読み取ります。
角度を少しずつ変えながら、文字が浮かび上がる向きを探します。時間はかかりますが、読めることは珍しくありません。
ご自宅でもお試しになれます。窓からの光や机の明かりを斜めから当てて、品物を回してみてください。
それでも読めなければ、次の方法に移ります。
機械で分かります
刻印がまったく読めなくても、買取はできます。
店頭では、機械で成分を調べます。金属の表面に光を当てて、含まれているものを読む方法です。刻印とは関係なく、中身が分かります。
むしろ、刻印があっても必ず機械で確かめます。刻印と中身がずれていることがあるためです。
ですので、刻印が読めるかどうかは、金額を決めるうえで必須ではありません。
ご自身で見つけていただく必要はありません。そのままお持ちください。
よくいただくご質問
刻印がまったく読めません
機械で成分を調べられます。買取に差し支えありません。
磨けば読めるようになりますか
なりません。かえって消えます。お控えください。
何か打たれているようですが文字が分かりません
店頭で拡大し、光の角度を変えて読みます。読めることは珍しくありません。
刻印がないと安くなりますか
なりません。機械で調べた結果で計算します。
当日の流れと必要なもの
- お品物をお預かりします
- 拡大して、光の角度を変えながら刻印を探します
- 浅い跡が残っていれば、影を読み取ります
- 読めなければ、機械で成分を調べます
- 石が留まっていれば、その分を差し引きます
- 重さを測り、今日の金額と掛け合わせます
- 内訳をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 刻印は浅い溝ですので、擦れるうちに読めなくなります
- 長く身につけられてきた品物ほど、消えやすくなります
- 金は削れて減り、プラチナは脇へ寄るため、消え方が違います
- 磨いて探さないでください。読めたかもしれない刻印が失われます
- まったく読めなくても、機械で成分を調べられます
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
