真珠・パールの買取|査定で見られるポイントと金額の決まり方
真珠は、表面の層の厚さがすべての土台になります。査定も、そこから始まります。
公開
巻きの厚さから見ます
真珠は、貝の中で層が重なってできます。この層の厚さのことを「巻き」といいます。
巻きが厚ければ、長く使っても表面が持ちます。薄ければ、擦れているうちに剥がれ、下の芯が透けて見えるようになります。
査定では、まずこの巻きを見ます。厚さそのものは外から測れませんが、光の入り方と、縁の見え方で見当がつきます。
- 表面が深く澄んで見える … 巻きが厚いものに多く見られます
- 白く粉をふいたように見える … 薄い場合に起きます
- 芯の縞が透けて見える … 層がかなり薄くなっています
- 一部だけ剥がれている … 擦れた場所から進みます
三番目と四番目は、身につける機会が多かったものに出ます。首の後ろに当たる粒から進むことが多くあります。
照りは巻きの結果です
真珠を選ぶときによく言われる「照り」は、表面の光り方のことです。
これは、巻きが厚く、層がきれいに重なっているときに出ます。つまり、照りは原因ではなく結果です。
ですので、照りが良いものは巻きも厚いことが多く、二つは別々の条件ではありません。査定では合わせて見ます。
ご自身で見比べられる場合は、蛍光灯の下ではなく、窓からの光で見てみてください。映り込みがくっきり出るものほど、照りが良いということになります。
糸が緩んでいても構いません
ネックレスの真珠は、絹の糸に通されています。この糸は、年月とともに伸び、黄ばみ、いずれ切れます。
糸の状態は、査定に響きません。真珠そのものを見るためです。
ですので、糸を替えてからお持ちいただく必要はありません。糸替えには費用がかかりますが、その分が金額に上乗せされることはありません。
- 糸が緩んで粒の間が空いている … そのままお持ちください
- 糸が黄ばんでいる … 構いません
- 切れて粒がばらばらになっている … 袋にまとめてお持ちください
- 粒がいくつか見当たらない … 残っている分で見ます
三番目の場合、粒は小さく転がりますので、しっかり閉じる袋に入れてください。封筒では隙間から出ます。
磨かないでください
きれいにしてから、とお考えになる方がいらっしゃいますが、真珠については逆に働きます。
真珠の表面は、他の宝石に比べてやわらかいものです。研磨剤の入った布や液で磨くと、層そのものが削れます。削れた分は戻りません。
汚れて見えるのは、たいてい汗や化粧品が表面に残っているためです。これは査定に響きません。店頭で確かめます。
超音波の洗浄機にも入れないでください。糸が傷み、粒の穴の縁が欠けることがあります。
気になる場合は、乾いた柔らかい布で軽く拭く程度にしてください。
しまい方について
これからお売りになるまでの間の置き方を、一つだけお伝えしておきます。
真珠は、乾きすぎても、湿りすぎても傷みます。乾くと表面にひびが入り、湿ればカビます。
ですので、密閉できる袋に乾燥剤と一緒に入れる、という保管はお避けください。乾かしすぎになります。
買われたときの箱があれば、その中が一番です。なければ、柔らかい布に包んで、引き出しに入れておいてください。
地金の留め具については刻印と純度の見分け方もご覧ください。
よくいただくご質問
糸が切れています
そのままお持ちください。糸の状態は査定に響きません。
糸替えをしてから行くべきですか
その必要はありません。費用の分が金額に上乗せされることはありません。
くすんで見えます
汗や化粧品が残っているだけのことが多くあります。磨かずにお持ちください。
粒がいくつか足りません
残っている分で見ます。買取はできます。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、箱があればそれもお預かりします
- 光を当てて、巻きと照りを見ます
- 粒を一つずつ、剥がれや擦れがないか確かめます
- 大きさを測り、粒の揃い方を見ます
- 留め具の刻印を確かめます
- どこがどう響いたかをご説明し、金額をお伝えします
粒数が多い場合はお時間をいただきます。ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 真珠は、表面の層の厚さがすべての土台になります
- 照りは巻きの結果であって、別々の条件ではありません
- 糸は年月とともに伸びて切れます。替えずにお持ちください
- 磨かないでください。表面がやわらかく、削れた分は戻りません
- 乾燥剤と一緒に密閉しないでください。乾かしすぎになります
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
