真珠が本真珠かどうか|自宅でできる確認と、査定で分かること
本物かどうかを確かめる方法として、歯で擦るという話が知られています。これはお試しにならないでください。
公開
歯で擦らないでください
前歯で軽く擦るとざらつく、という確かめ方が広く知られています。お試しにならないでください。
理由は二つあります。
一つは、真珠の表面が削れることです。歯のほうが硬いため、擦れば跡が残ります。しかも、その跡は戻りません。
もう一つは、それでは分からないことです。よくできた模造のものは、表面にざらつきを持たせてあります。逆に、層の薄い本物はつるりとしています。
つまり、品物を傷めるわりに、答えが出ない方法だということです。
穴のまわりを見てください
傷めずにできる確かめ方があります。糸を通す穴のまわりを見ることです。
本物の真珠は、貝の中で層が重なってできています。ですので、穴のまわりを拡大すると、層の断面が見えることがあります。
模造のものは、芯に塗料を塗って作られています。この場合、穴のまわりで塗料が剥がれて、下の芯が見えていることがあります。
- 穴のまわりが自然に欠けている … 本物に見られます
- 穴のまわりで塗料が剥がれている … 模造に見られます
- 穴の中が白い芯に見える … 模造の可能性があります
- 穴のまわりが滑らかに整っている … 判断がつきません
拡大鏡がなければ分かりませんので、無理にご覧にならなくて結構です。
粒の揃いすぎに注意します
もう一つ、離して見て分かることがあります。
本物の真珠は、一粒ずつ違います。大きさも、形も、色も、わずかにずれます。首飾りにする際には、似たものを選り分けて並べますが、それでも完全には揃いません。
模造のものは、同じ型で作られますので、粒が完全に揃います。並べたときに、あまりに整っていれば、そこが手がかりになります。
ただ、上質な真珠ほどよく揃っています。ですので、これだけで決めることはできません。
真珠の見方については真珠・パールの品質の見方の記事に書いています。
店頭では拡大と機械で調べます
ご自宅でできるのは、ここまでです。確かなことは、店頭で調べます。
使うのは、拡大する器具です。表面を大きくして見れば、層が重なってできた模様が見えます。模造のものには、この模様がありません。
必要であれば、機械でも調べます。品物を傷める作業ではありません。
これは、お客様を疑っているということではありません。どの品物でも同じ手順です。確かめる作業自体に費用はかかりません。
模造のものであった場合も、その旨をご説明します。金具の地金は買取の対象です。
模造でも金具は買取できます
模造のものであった場合の扱いを、お伝えしておきます。
真珠そのものには値が付きませんが、留め具や金具の地金は買取の対象です。金やプラチナであれば、その分をお出しします。
古い品物では、金具に銀が使われていることもあります。こちらも対象です。
ですので、「模造かもしれないから」とお持ちいただかないのは、もったいないことです。
決めつけずにお持ちください。調べてみなければ分かりません。
よくいただくご質問
歯で擦って確かめてよいですか
お避けください。表面が削れますし、それでは分かりません。
粒がきれいに揃っています
上質な真珠ほどよく揃います。それだけでは決められません。
穴のまわりが剥がれています
模造である可能性が出てきます。店頭で確かめます。
模造だった場合、値は付きませんか
金具の地金は買取の対象です。お持ちください。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、箱や書類があればそれもお預かりします
- 拡大して、表面の模様を見ます
- 穴のまわりの様子を確かめます
- 必要であれば、機械でも調べます
- 本物であれば、巻きと照り、粒の揃いを見ます
- 金具の刻印を確かめ、地金の分を計算します
- 内訳をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 歯で擦って確かめないでください。表面が削れます
- しかも、それでは本物かどうか分かりません
- 糸を通す穴のまわりを拡大すると、手がかりが見えます
- 粒が完全に揃いすぎていれば、模造の可能性が出てきます
- 模造であっても、金具の地金は買取の対象です
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
