相続で品物を売るときに気をつけたいこと
相続では、あとから問題になりやすい点があります。先に書いておきます。
公開
分ける前に売らないでください
いちばん大事な点です。
ご兄弟で分けられる前の品物は、まだどなたのものとも決まっていません。
この状態でお一人が売られると、あとで「勝手に処分した」という話になります。ご家族の間の関係に響きます。
当店でも、この状態ではお受けできないことがあります。査定だけであれば、お受けできます。
どなたのものになるかが決まってから、その方がお売りになる形が確実です。
ご家族がご納得のうえであれば、その旨をおっしゃってください。お手続きをご案内します。
まとめていくら、にしないでください
お店の側の話として書いておきます。
点数が多いと、まとめていくら、という出し方をされることがあります。相続では、これが困ります。
何がいくらだったのかが分からないと、ご家族に説明ができません。公平に分けることもできません。
当店では、一点ずつ、何がいくらかをお出しします。合計だけをお伝えして終わり、ということはしません。
書いたものをお渡ししますので、ご家族にお見せいただけます。
お値段が付かないものについても、その旨を記します。黙って除くことはいたしません。
税の扱いを先に確かめてください
お売りになると、税の話が出てくることがあります。
相続のときの税と、売られたときの税は、別々に見ます。片方が済んだからもう片方も済んでいる、ということにはなりません。
また、相続税を納められた場合は、売られたときの計算で一部を差し引ける仕組みがあります。ただし期間の制限があります。
当店では個別の判断はいたしかねます。税務署か税理士にご確認ください。
枠組みは相続した品物を売るときの記事にまとめています。
控えを保管してください
お売りいただいた際にお渡しする控えは、必ず保管しておいてください。
お品物の内容、重さ、金額、日付が記されています。
申告の際に必要になることがあります。また、ご家族に説明される際の裏付けにもなります。
なくされた場合は、店頭でお申しつけください。記録は残しています。ご本人確認のため、身分証をご提示いただきます。
控えは、お売りいただいた方のお名前でお出しします。
控えは、お売りいただいたその場でお渡しします。
ご家族に知らせておいてください
最後に、いちばん実際的なことを書いておきます。
査定を受けるだけであっても、ご兄弟やご家族に一言お伝えになっておくことをおすすめします。
あとで「聞いていない」という話になるのを防げます。
「金額を知るために見てもらう」という形であれば、反対されることも少ないはずです。
ご家族に同席していただいて構いません。遠方であれば、電話をつないだ状態でも結構です。
よくいただくご質問
分ける前に売れますか
お受けできないことがあります。査定だけならお受けできます。
まとめていくら、になりますか
なりません。一点ずつお出しします。
税金はどうなりますか
相続のときと売られたときは別です。税務署にご確認ください。
家族に言わずに売れますか
一声かけておかれるほうが、あとで困りません。
当日の流れと必要なもの
- お品物をお預かりし、一点ずつ査定します
- 何がいくらかを書いた内訳をお渡しします
- ご家族でご相談になる場合は、それをお持ち帰りください
- お決めになってから、改めてお越しいただけます
- お売りいただく場合は、控えをお渡しします
分けたり、磨いたり、捨てたりなさらないでください。壊れたものにも金額が付きます。そのままお出しください。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 分ける前に売らないでください。査定だけならお受けできます
- まとめていくら、にはしません。一点ずつお出しします
- 相続のときの税と、売られたときの税は別々です
- 控えは必ず保管してください。申告と説明の両方で使います
- ご家族に一声かけておかれることをおすすめします
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
