台が古い琥珀のジュエリーは売れる?地金と石を分けて考える
古い琥珀は、表面の色が濃く変わっています。これを傷みだと思って磨いてしまわれる方が多くいらっしゃいます。
公開
年月で表面が濃くなります
琥珀は、空気に触れているだけで少しずつ変わります。表面から順に、色が濃く、赤みを帯びていきます。
何十年も経った品物では、買われたときの色とはかなり違って見えるはずです。淡い飴色だったものが、深い赤茶色になっていることもあります。
これは、傷んだということではありません。琥珀という素材が、そういうふうに変わるものだということです。
査定では、この変化を欠点として数えることはしません。むしろ、古くから持たれてきた品物であることの証しになります。
磨き直すと大きく減ります
濃くなった表面を削れば、内側の明るい色が出てきます。実際、そうして磨き直される方がいらっしゃいます。
お勧めしていません。琥珀はやわらかいため、表面を削ると一気に減るためです。
他の宝石であれば、磨いて減る量はごくわずかです。琥珀では、目に見えて小さくなります。玉であれば、直径が変わります。
彫り物であれば、線が浅くなり、図柄そのものが失われます。
そのままお持ちください。色が変わっていても、買取はできます。
ひびが内側まで入ることがあります
古い琥珀では、表面に細かいひびが見られることがあります。乾燥と、温度の変化によるものです。
他の宝石のひびは、たいてい表面で止まります。琥珀の場合は、内側に向かって入り込んでいることがあります。
査定では、光を当てて、ひびがどこまで達しているかを見ます。中で光を反射して、きらきらと見えることがあります。
ひびが入っていても買取はできます。ご自身で油を塗って隠そうとされないでください。表面に残って曇ります。
素材の性質については琥珀の買取の記事に書いています。
台の地金は年代に関わりません
一方、台のほうは、古いこと自体が金額に響きません。
地金は溶かして使われますので、作られた年代も、形も、傷も関係しません。見るのは、純度と重さだけです。
古い琥珀の台には、金と銀の両方が使われています。ブローチの針の部分だけ別の金属、ということもあります。
査定では、部分ごとに刻印を確かめます。一か所だけ見て決めることはしません。
地金の見方については刻印と純度の見分け方にまとめています。
古い模造の品物もあります
正直にお伝えしておきます。琥珀に似せた樹脂の品物は、ずいぶん昔から作られています。
ですので、古い品物だからといって、必ず琥珀だとは限りません。何十年も前に作られた模造のものが、そのまま受け継がれていることがあります。
見た目では分かりにくく、店頭で確かめます。重さと、拡大したときの中の様子で見当がつきます。
これは、お客様を疑っているということではありません。どの品物でも同じ手順です。
模造のものであった場合も、その旨をご説明します。台の地金は買取の対象です。
よくいただくご質問
買ったときより色が濃くなりました
琥珀はそう変わるものです。傷みではありませんので、ご心配なく。
磨き直したほうがよいですか
お勧めしていません。やわらかいため、目に見えて小さくなります。
細かいひびが入っています
買取はできます。油を塗って隠そうとされないでください。
台が古い形です
金額には響きません。地金は溶かして使うためです。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、箱や書類があればそれもお預かりします
- 重さと手触りを確かめ、琥珀かどうかを見ます
- 光を当てて、ひびがどこまで入っているかを確かめます
- 色と透け具合を見ます
- 台の部分ごとに刻印を確かめ、重さを測ります
- 琥珀と地金それぞれをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 琥珀は空気に触れているだけで、表面から色が濃く変わります
- これは傷みではなく、素材がそう変わるということです
- 磨き直すと、やわらかいため目に見えて小さくなります
- ひびが内側まで入り込んでいることがあります
- 台の地金は、年代も形も傷も関係なく、純度と重さで見ます
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
