台が古いエメラルドのジュエリーは売れる?地金と石を分けて考える
古いエメラルドの台では、爪の位置に注意していただきたいところがあります。触ると欠ける恐れがあるためです。
公開
爪が角を掴んでいます
角を落とした八角形のエメラルドは、その落とされた角の面を、爪が掴む形で留められています。
上下左右の四か所、あるいは八か所。斜めの面に爪がかかっている、という作りです。
これは理にかなった留め方です。平らな面を押さえるほうが、力が一点に集まらずに済むためです。
一方で、爪が石の最も弱い場所の近くにある、ということでもあります。ですので、爪を動かすと石に直接響きます。
爪を触らないでください
古い指輪では、爪が緩んでいることがあります。石が少し動く、という状態です。
そのときに、爪を指で押さえて締めようとされる方がいらっしゃいます。お控えください。
爪を内側に倒せば、その力は石の角に直接かかります。エメラルドは欠けやすい石ですので、その場で欠けることがあります。
- 石が動く … それ以上動かさず、布に包んでください
- 爪が一本折れている … そのままお持ちください
- 爪が外へ開いている … 押し戻さないでください
- 石が外れた … 石と台の両方をお持ちください
動く状態でも買取はできます。どこがどう緩んでいるかを見て、その分を反映します。
修理に出す前に査定をお受けください
爪が緩んでいると、修理に出そうとお考えになると思います。その前に、一度査定をお受けになることをお勧めします。
理由は二つあります。
一つは、修理の費用が、上がる分を上回ることが多いためです。留め直しても、それが金額に上乗せされることはありません。
もう一つは、修理の工程でエメラルドが傷むことがあるためです。爪を留め直す際に熱を使うと、染み込ませてある油が抜けます。白く曇った状態で返ってくることになります。
油についてはエメラルドの買取の記事でご説明しています。
地金は別に計算します
台の地金は、石とは別に計算します。刻印を確かめて純度を見たうえで、重さを測り、石の分を差し引きます。
古い台では、地金がしっかり使われていることが多く、この分がまとまった金額になることがあります。
台の形が今の好みに合わないこと、サイズが合わないこと、歪んでいることは、この計算には関わりません。
作り直してからお持ちになる必要はありません。
地金の見方については刻印と純度の見分け方にまとめています。
脇にダイヤモンドが付いている場合
古いエメラルドの指輪では、中心の石の両脇に、小さなダイヤモンドが並べられていることがよくあります。
この脇石も、買取の対象です。中心の石とは別に、数と合計の重さで見ます。
脇石が一粒抜けていることがありますが、買取はできます。穴が残りますので、数えていただく必要はありません。
抜けた粒がお手元にあれば、紙に包んでお持ちください。小さいので、封筒では隙間から出ます。
小さい石の見方はメレダイヤの買取の記事に書いています。
よくいただくご質問
石が動きます
それ以上動かさず、布に包んでお持ちください。爪を押さえないでください。
修理してから持っていくべきですか
先に査定をお受けください。修理の工程で油が抜けることがあります。
脇の小さい石が一つ抜けています
買取はできます。残っている分で見ます。
サイズが合いません
金額には関わりません。そのままお持ちください。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、書類があればそれもお預かりします
- 爪の状態と、石の動きを確かめます
- 専用の機械で石の種類を確かめます
- 緑の色と、縁と角の欠けを見ます
- 脇石があれば、数と合計の重さを見ます
- 刻印を確かめ、重さを測って地金を計算します
- それぞれの内訳をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 角を落とした面を、爪が掴む形で留められています
- 爪は石の最も弱い場所の近くにあります
- 緩んでいても、爪を押さえて締めようとしないでください
- 修理に出す前に、一度査定をお受けください
- 留め直しの熱で、染み込ませてある油が抜けることがあります
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
