台が古いガーネットのジュエリーは売れる?地金と石を分けて考える
古いガーネットには、小さな赤い石をびっしりと敷き詰めた作りの品物があります。この作りには、知っておいていただきたいことがあります。
公開
小さな石を敷き詰めた作り
明治から大正のころに作られた装身具に、小さな赤い石をびっしりと並べたものがあります。ブローチ、指輪、首飾り、髪飾り。
一粒一粒は、米粒より小さいこともあります。それを面いっぱいに並べて、全体で一つの図柄を作る、という作りです。
この形は、当時ひとつの流行でした。海外から入ってきた品物も、日本で作られたものもあります。
査定では、この作りかどうかをまず確かめます。他のガーネットの品物とは、見方が変わるためです。
地金は薄く作られています
正直にお伝えしておきます。この作りの品物では、地金が薄く作られていることがほとんどです。
石を並べるための受け皿と、それをつなぐ細い枠だけで作られており、裏から見ると透けていることもあります。
そのため、大きなブローチでも、地金の重さは見た目ほどありません。手に持って軽く感じられるのは、そのためです。
また、地金が金でないこともあります。金を薄く貼った真鍮が使われている品物が、この時代には数多くあります。
貼られたものの見分けについては刻印と純度の見分け方にまとめています。
一粒抜けていても構いません
この作りの品物では、石が抜けていることがよくあります。何十年も経てば、当然のことです。
抜けていても買取はできます。跡がくぼみとして残りますので、いくつ抜けているかを数えていただく必要はありません。
抜けた石がお手元にあれば、紙に包んでお持ちください。封筒では隙間から出るほどの大きさです。
ご自身で接着剤を使って戻そうとされないでください。周りの石にはみ出すと、取れなくなります。
そのままお持ちください。
台の作りが時代を示します
この時代の品物には、作りの上での特徴があります。査定では、そこも見ます。
- ブローチの針が、細く長く、横に真っ直ぐ伸びている
- 留め具が、今のような跳ね上げ式ではなく、差し込んで回す形
- 裏側に、手で作った跡が残っている
- 石の受け皿が、一つずつ手で起こされている
こうした点から、およその年代の見当がつきます。
針が曲がっていたり、留め具が壊れていたりしても、金額には響きません。直してからお持ちになる必要はありません。
一粒使いの古い指輪
敷き詰めた作りのほかに、大きめの石を一粒だけ留めた古い指輪もあります。
この場合は、他の色石と同じく、石と地金を分けて計算します。石の種類を確かめ、色と大きさを見ます。
古い指輪では、台が厚く作られていることが多く、地金の分がまとまることがあります。
サイズが合わないこと、台が歪んでいることは、この計算には関わりません。
石そのものの見方はガーネットの品質の見方の記事に書いています。
よくいただくご質問
小さい石がたくさん並んでいます
古い作りの品物です。店頭で確かめてご説明します。
何粒か抜けています
買取はできます。数えていただく必要はありません。
軽いのですが金ではないのでしょうか
地金が薄く作られています。金を貼ったものもあります。店頭で調べます。
針が曲がっています
金額には響きません。そのままお持ちください。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、箱があればそれもお預かりします
- 作りを確かめ、およその年代を見ます
- 機械で、石の種類と地金の成分を調べます
- 石の抜けている箇所を確かめます
- 地金の重さを測り、石の分を差し引いて計算します
- 内訳をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 小さな赤い石を敷き詰めた古い作りの品物があります
- 地金は薄く作られており、見た目ほどの重さはありません
- 金を薄く貼った真鍮が使われていることもあります
- 石が抜けていても、数えていただく必要はありません
- 針の曲がりや留め具の壊れは、金額に響きません
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
