GF(金張り)の見分け方|刻印と重さから判断する
GFは、金の板を貼り付けて圧着したものです。薄く付けただけのものとは、減り方が違います。
公開
刻印に分数が付きます
GFの品物では、刻印に分数が書かれていることがあります。これが、最も分かりやすい手がかりです。
- 1/20 12KGF … 全体の20分の1が12金です
- 1/10 14KGF … 全体の10分の1が14金です
- 1/20 14K GF … 間が空いていることもあります
- GF … 分数なしで、これだけのこともあります
- ROLLED GOLD … 綴りで書かれていることがあります
分数は、品物全体の重さに対して、金の層がどれだけを占めるかを示しています。つまり、割合がはっきり書かれているということです。
五番目は、海外の古い品物に見られる表記です。同じものを指しています。
角と縁の減り方に特徴があります
刻印が読めない場合、減り方が手がかりになります。
金の層が厚いぶん、GFは簡単には剥がれません。何十年も使われた品物で、いまだに金色を保っているものがあります。
ただ、減るときは、決まった場所から減ります。最も当たる角と縁です。
- 角の頂点だけ、下地の色が点で出ている … 減りはじめです
- 縁に沿って線状に出ている … 進んでいます
- 面の広いところまで出ている … かなり減っています
- 全体が均一にくすんでいる … 表面の汚れのことがあります
薄く付けただけの品物では、面の広いところからも早く剥がれます。この違いが、見分けの手がかりになります。
断面を見ると層が分かります
もう一つ、はっきりした手がかりがあります。断面です。
GFは、金の板を貼って圧着したものですので、層に厚みがあります。切れている箇所や、削れて下地が出ている箇所を拡大すると、金の層と下地との境目が線として見えます。
薄く付けただけの品物では、この層が薄すぎて、境目が見えません。
店頭では、この断面を拡大して確かめます。ご自身で削って確かめようとされないでください。
GPとの違いはこちらの記事でご説明しています。
どういう品物に使われたか
GFは、ある時代に広く使われた作りです。
眼鏡の枠、万年筆の金具、懐中時計の鎖、ブローチ、腕輪。丈夫さが要り、なおかつ金の見た目が求められる品物に使われました。
ですので、お手元にこの表記の品物があれば、そう新しいものではないということになります。
古い品物ですので、作りや意匠で見られる場合があります。刻印だけで決めずに、全体を見ます。
古い品物についてはアンティークとしての価値の記事もご覧ください。
店頭では機械で確かめます
ご自宅でできるのは、ここまでです。確かなことは、店頭で調べます。
金属の表面に光を当てて、含まれているものを読む機械があります。ただ、表面だけを読むと金と出てしまいますので、削れている箇所や断面も合わせて見ます。
また、重さの詰まり方からも確かめます。中身が別の金属であれば、金の品物より軽くなります。
品物を傷める作業ではありません。確かめる作業自体に費用はかかりません。
買取の考え方はGF(金張り)は買取できるかの記事でご説明しています。
よくいただくご質問
分数が打たれています
GFの書き方です。全体のうちどれだけが金かを示しています。
古いのに金色が残っています
金の層が厚いGFである可能性が出てきます。店頭で確かめます。
角だけ色が違います
減りはじめの状態です。買取はできます。
削って確かめてよいですか
お控えください。店頭で拡大して確かめます。
当日の流れと必要なもの
- お品物をお預かりします
- 拡大して、刻印を最後まで読みます
- 分数が付いていないかを確かめます
- 角と縁の減り方を見ます
- 削れている箇所の断面を拡大して確かめます
- 機械で成分を調べ、重さの詰まり方も見ます
- 確かめた結果をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 刻印の分数が、最も分かりやすい手がかりです
- 層が厚いため、簡単には剥がれません
- 減るときは、最も当たる角と縁からです
- 断面を拡大すると、金の層と下地の境目が線として見えます
- 眼鏡、万年筆、懐中時計の鎖といった古い品物に使われました
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
