GPとGFの違い|自宅でできる確認と、査定で分かること
GPもGFも、表面だけが金だという点は同じです。違うのは、その金の層の厚さです。
公開
層の厚さが違います
どちらも、中身は別の金属で、表面に金が付いている品物です。ここは共通しています。
違うのは、付いている金の量です。
GPは、薬品と電気を使って金を付ける方法です。層は非常に薄く、髪の毛よりはるかに細い厚みしかありません。
GFは、金の板を貼り付けて圧着する方法です。層に厚みがあり、GPとは桁が違います。
ですので、同じ「表面だけ」でも、含まれている金の量はGFのほうが多くなります。
刻印に分数が付くことがあります
GFの品物では、刻印に分数が付いていることがあります。
「1/20 12KGF」といった形です。これは、品物全体の重さの20分の1が12金である、という意味です。金の割合が、はっきり書かれているということになります。
- K18GP … 薄く付けたものです
- 18KGP … 同じく薄く付けたものです
- 1/20 12KGF … 全体の20分の1が12金です
- 1/10 14KGF … 全体の10分の1が14金です
- GEP … GPと同じ方法を指す別の書き方です
五番目については、書き方が違うだけで、GPと同じものを指しています。
GPについてはGP(金メッキ)の見分け方の記事に書いています。
剥がれ方にも違いが出ます
使われているうちの傷み方にも、違いが現れます。
GPは層が薄いため、擦れるところから早く剥がれます。指輪の内側、留め具、角。数年で下地の色が出てくることがあります。
GFは層が厚いため、長く持ちます。何十年も前の品物で、いまだに金色を保っているものがあります。
ですので、古い品物なのに金色がしっかり残っていれば、GFである可能性が出てきます。
これは手がかりの一つであって、それだけで決めることはできません。店頭で確かめます。
どちらも地金としては小さくなります
正直にお伝えしておきます。GFのほうが金が多いとはいえ、地金としての金額は、やはり小さくなります。
20分の1という割合は、書かれてみると多く感じられますが、実際の品物では数グラムのうちの一部です。
また、その金を取り出すための費用が、取り出せる金の価値を上回ります。ですので、剥がして使うことは行われません。
ご期待に添えないお話だと思います。ですが、先にお伝えしておくほうがよいと考えています。
扱いについてはGP(金メッキ)は買取できるかの記事でご説明しています。
それでも見分ける意味があります
では、なぜ見分けるのか。理由は二つあります。
一つは、そもそもどちらでもない可能性があるためです。刻印が擦れていれば、GPともGFとも読めません。調べてみたら全体が金だった、ということが実際にあります。
もう一つは、GFの品物には古いものが多く、作りや意匠で見られる場合があるためです。眼鏡の枠、万年筆の金具、懐中時計の鎖。こうした品物に使われてきました。
ですので、決めつけずにお持ちください。確かめる作業自体に費用はかかりません。
古い品物についてはアンティークとしての価値の記事もご覧ください。
よくいただくご質問
GFのほうが高いですか
含まれる金の量は多くなります。ただ、地金としてはどちらも小さくなります。
分数が打たれています
GFの書き方です。全体のうちどれだけが金かを示しています。
GEPと書かれています
GPと同じものを指す書き方です。
古いのに金色が残っています
GFである可能性が出てきます。店頭で確かめます。
当日の流れと必要なもの
- お品物をお預かりします
- 拡大して、刻印を最後まで読みます
- 分数が付いていないかを確かめます
- 剥がれている箇所や、断面を見ます
- 機械で成分を調べます
- 確かめた結果をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- どちらも表面だけが金で、違うのは層の厚さです
- GPは薬品と電気で付けたもので、層が非常に薄くなります
- GFは金の板を貼って圧着したもので、層に厚みがあります
- GFの刻印には、分数で割合が書かれていることがあります
- どちらも地金としては小さくなりますが、確かめる意味はあります
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
