GIAの鑑定書|何が書かれていて、査定で何を見ているか
鑑定書をお持ちの方から、どこを見ているのかとよくお尋ねいただきます。書かれている内容と、査定での使い方をご説明します。
公開
何が書かれているか
GIAは、宝石を調べる機関の一つです。ダイヤモンドを調べた結果をまとめた書類を発行しています。
書類には、その石について調べられた内容が並んでいます。
- 書類ごとの番号
- 石の重さ
- 色の評価
- 透明度の評価
- 研磨についての評価と、寸法
このほか、石の中に何がどこにあるかを図で示したものが付いていることがあります。
書かれている内容は、その石を調べた時点でのものです。そのあとに石が欠けたり傷が付いたりしていれば、現物とは違ってきます。
番号と現物を照らし合わせます
査定で最初にすることは、書類がその石のものかどうかを確かめることです。
書類には番号が振られています。石の縁に、同じ番号が小さく刻まれていることがあります。その場合は、拡大して読み合わせます。
刻まれていない場合は、書かれている重さ・寸法・中に入っているものの位置を、現物と照らし合わせます。
これは、お客様を疑っているということではありません。長い年月のうちに、書類と石の組み合わせが入れ替わっていることが実際にあるためです。
複数のジュエリーをお持ちの方であれば、なおさら起こりやすいことです。
書類だけでは決まりません
正直にお伝えしておきます。書類に良い評価が書かれていても、それだけで金額が決まるわけではありません。
理由は二つあります。一つは、書類は調べた時点のものであり、そのあとの傷みは反映されていないことです。
もう一つは、書類に書かれていないことも見るためです。台の状態、地金の量、そして現物を見たときの印象。これらは書類には書かれていません。
ですので、査定では書類と現物の両方を見ます。書類は、確認を早く進めるためのものです。
ダイヤモンドの見方は品質をどこで判断するかの記事に書いています。
書類がない場合
書類がなくても、買取はできます。石そのものは、現物を見れば分かります。
ただ、台に留まった状態では見えない部分がありますので、そのぶん確認に限りが出ます。書類があれば、その部分が補えるということです。
また、新しく書類を取っていただく必要もありません。調べてもらうには費用と日数がかかりますし、その分が金額に戻るとは限りません。
お手元にあるものだけをお持ちください。
書類がない場合についてはダイヤモンドの買取の記事にも書いています。
古い書類の場合
何十年も前に発行された書類をお持ちいただくことがあります。
書かれている内容の見方は、時代とともに少しずつ変わってきました。ですので、古い書類の評価を、そのまま今の基準に当てはめることはしません。
査定では、いつ発行されたものかを確かめたうえで、現物と照らし合わせます。
古いこと自体が不利になるわけではありません。書類としての意味は変わりません。
破れていても、汚れていても、そのままお持ちください。
よくいただくご質問
鑑定書があれば高くなりますか
書類だけで金額が決まることはありません。現物と合わせて見ます。
番号が石に刻まれているか分かりません
こちらで拡大して確かめます。刻まれていないものもあります。
新しく取ったほうがよいですか
その必要はありません。費用と日数がかかり、その分が金額に戻るとは限りません。
書類と石が合っているか分かりません
こちらで照らし合わせます。組み合わせが入れ替わっていることは、実際にあります。
当日の流れと必要なもの
- お品物と書類をお預かりします
- 書類の番号と、石に刻まれた番号を読み合わせます
- 刻まれていない場合は、重さ・寸法・中の様子を照らし合わせます
- 書類に書かれていない部分を、現物から確かめます
- 台の刻印と、地金の純度を見ます
- 石と地金それぞれをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 書類には、その石を調べた時点の内容が書かれています
- 査定では、まず書類がその石のものかを照らし合わせます
- 書類と石の組み合わせが入れ替わっていることは、実際にあります
- 書類だけで金額が決まることはありません
- 新しく取っていただく必要はありません
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
