ホールマーク(造幣局の証明)とは|自宅でできる確認と、査定で分かること
日本には、造幣局が貴金属を調べて印を打つ仕組みがあります。ただ、すべての品物に打たれているわけではありません。
公開
造幣局が調べて打つ印です
日本には、貴金属の純度を国の機関が調べて、証明の印を打つ仕組みがあります。
調べるのは造幣局です。硬貨を作っている、あの機関です。品物の一部を削り取って成分を分析し、刻印された純度と合っていれば、印を打ちます。
印は、日の丸の形をしたものと、純度を示す数字が並んだ形をしています。小さな楕円の中に収まっています。
この印があれば、国の機関が確かめたということになります。査定でも、手がかりの一つとして見ます。
求めがあった場合に打たれます
ここが最も知っておいていただきたいところです。この印は、すべての品物に打たれているわけではありません。
作り手や売り手が、造幣局に持ち込んで求めた場合にだけ、打たれます。義務ではありません。
ですので、印のない品物のほうが、数としては多くなります。ご自宅の指輪や首飾りを見ても、まず付いていないと思います。
印がないからといって、偽物だということにはなりません。ここは誤解されやすいところです。
査定では、印の有無にかかわらず、機械で成分を調べます。
どういう品物に付いているか
では、どういう品物に付いているのか。おおよその傾向があります。
- 重さのある品物 … 器、置物、記念の品などです
- 贈答用に作られたもの … 証明が求められる場面で使われます
- 太い鎖や、幅のある腕輪 … まとまった量の地金が使われています
- 銀の食器や工芸品 … 昔から打たれることが多くありました
共通しているのは、地金の量が多く、純度が金額に直に効く品物だということです。
小さな装身具では、削り取って分析することそのものが難しいため、まず打たれません。
銀の品物についてはシルバー製品の買取の記事もご覧ください。
海外の印とは別のものです
海外にも、国が定めた検査の印を打つ仕組みがあります。動物や人の横顔の形をした印です。
これらは、日本の印とは別のものです。打った機関も、基準も違います。
また、海外で作られた品物を日本に持ち込んでも、日本の印が追加されることはありません。輸入の際に検査される仕組みがないためです。
ですので、海外の品物に日本の印がないのは、当たり前のことです。
海外の刻印についてはこちらの記事でご説明しています。
査定での扱い
この印があると、査定はどうなるか。正直にお伝えします。
印があるからといって、金額が上がるわけではありません。計算は「1gあたりの金額 × 重さ × 含まれる割合」で、印の有無は式に入りません。
印の意味は、純度が確かめられているという点にあります。ですので、確認が早く進むという利点はあります。
そして、印があっても機械で成分を調べます。印が後から付け替えられている可能性を、完全には否定できないためです。
これは、お客様を疑っているということではありません。どの品物でも同じ手順です。
よくいただくご質問
この印がないと売れませんか
そのようなことはありません。印のない品物のほうが多くあります。
印があると高くなりますか
金額の計算には入りません。純度が確かめられているという意味を持ちます。
後から打ってもらうべきですか
その必要はありません。費用と日数がかかり、金額も変わりません。
海外の品物に日本の印がありません
当たり前のことです。輸入しても追加されません。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、箱や書類があればそれもお預かりします
- 拡大して、打たれている印をすべて読みます
- 造幣局の印があれば、純度の数字を確かめます
- 機械で成分を調べ、印と合っているかを見ます
- 重さを測り、今日の金額と掛け合わせます
- 内訳をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 造幣局が品物を調べて打つ、証明の印です
- 求めがあった場合にだけ打たれ、義務ではありません
- 印のない品物のほうが、数としては多くなります
- 印がないから偽物、ということにはなりません
- 印があっても、機械での確認は同じように行います
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
