K10とは|含まれる金の割合と買取金額への影響
K10は、金が41.7%であることを示す表記です。半分に満たない、ということになります。
公開
金が41.7%です
K10は、24分の10ということです。千分率では417と書かれます。
半分に満たない割合が金で、残りの六割近くは銀や銅といった別の金属です。K18が四分の三、K14が半分強でしたので、ここでさらに下がります。
この記事をお読みになって、思ったより金が少ないと感じられたかもしれません。実際、そのとおりです。
買取では、この41.7%という割合がそのまま計算に入ります。
国内の量産品に多く使われます
日本で作られた装身具のうち、比較的手に取りやすい価格帯のものに、この純度がよく使われています。
誕生石の指輪、小ぶりの一粒のネックレス、対の指輪、若い方向けの装身具。こうした品物です。
理由は、金の量を抑えることで、価格を下げられるためです。それでいて、金としての色は保てます。
ですので、お手元にK10の品物があれば、贈り物として渡されたものか、若いころにご自身で買われたものであることが多いと思います。
何点かまとまって出てくることがよくあります。
金としては扱われます
半分に満たないと申し上げると、「では金ではないのか」とお尋ねになることがあります。
金です。買取の対象になりますし、溶かせば金が取れます。割合が低いというだけのことです。
世界には、金と呼んでよい下限を法律で定めている国があります。国によって線の引き方は違いますが、この純度はその線の上にあることがほとんどです。
ですので、K10の品物を「金ではない」と決めてしまわれないでください。お持ちいただければ、きちんと計算します。
一方、表面だけが金という品物とは、まったく別のものです。そちらは中身に金が入っていません。
硬く丈夫です
金の割合が低いぶん、硬くなります。
細い鎖でも切れにくく、細い指輪でも形が保たれます。留め具のばねも、長く効きます。
そのため、何十年も前の品物が、形をとどめたまま出てくることがあります。日常で身につけられていても、K18ほどには傷みません。
一方、硬いものは限界を超えると折れます。曲がらずに、ぱきりと切れることがあります。
折れていても買取はできます。金額は変わりません。
変色しやすくなります
気をつけていただきたいのは、こちらです。K10は、年月とともに表面が変わりやすくなります。
銀や銅が六割近く入っているためです。これらは空気や汗に触れると変わります。
- 全体が黒ずんでくる … 銀を多く含む場合に起きます
- 赤みが強くなってくる … 銅を多く含む場合に起きます
- 肌に触れる面だけ変わる … 汗によるものです
- 溝に黒いものが溜まる … 細工のある品物に起きます
これは傷みではなく、含まれている金属の性質です。金額には響きません。
磨いてからお持ちになる必要はありません。磨けば刻印が消えることがあります。
買取金額への効き方
計算は「1gあたりの金額 × 重さ × 0.417」です。
K18と同じ重さであれば、金額は半分ほどになります。含まれている金が、半分ほどしかないためです。
形も、年代も、傷も関係しません。溶かして使うためです。
計算の詳しいところはK10は1gいくらかの記事でご説明しています。
刻印の探し方はK10の刻印の見つけ方の記事にまとめています。
よくいただくご質問
417と打たれています
K10と同じ純度です。千分率での書き方です。
K18の半分くらいですか
同じ重さであれば、およそその見当になります。
黒ずんできました
含まれている金属の性質によるものです。金額には響きません。
何点かまとめて見てもらえますか
お持ちいただけます。純度が同じものは合計で計算できます。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、箱があればそれもお預かりします
- 刻印を探して読みます
- 機械で成分を調べ、純度を確かめます
- 石が留まっていれば、その分を差し引きます
- 重さを測り、今日の金額と掛け合わせます
- 一点ずつ内訳をご説明し、金額をお伝えします
点数が多い場合は、あらかじめお申しつけください。ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- K10は、金が41.7%であることを示します
- 半分に満たない割合が金で、残りは別の金属です
- 国内の量産品に多く使われてきました
- 硬く丈夫で、古い品物が形をとどめて出てきます
- 銀や銅が多いぶん、年月で表面が変わりやすくなります
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
