何十年も前の古い鑑定書|何が書かれていて、査定で何を見ているか
何十年も前の鑑定書をお持ちいただくことがあります。古いからといって、意味がなくなるわけではありません。
公開
古くても意味は変わりません
書類が古いことを気にされる方が多くいらっしゃいます。まず、そこをお伝えしておきます。書類としての意味は変わりません。
鑑定書は、その石を調べた結果を記録したものです。記録である以上、いつ書かれたものであっても、調べた事実は残ります。
査定では、書かれている内容を読んだうえで、現物と照らし合わせます。これは、新しい書類でも古い書類でも同じです。
破れていても、変色していても、そのままお持ちください。
そのまま今の基準に当てはめません
ただ、一つだけ気をつけていることがあります。古い書類の評価を、そのまま今の基準に当てはめないことです。
宝石の評価のしかたは、時代とともに少しずつ変わってきました。使われる言葉も、段階の区切り方も、当時と今とでは違うことがあります。
ですので、書類に良い評価が書かれていても、今の基準で同じ位置になるとは限りません。逆もあります。
査定では、まず発行された日付を確かめます。そのうえで、当時の基準として読みます。
この点は、お客様のほうで調べていただく必要はありません。
現物のほうが変わっていることがあります
もう一つ、古い書類でよくあることがあります。書類が書かれたあとに、石のほうが変わっていることです。
何十年も身につけられていれば、縁が欠けたり、表面に傷が付いたりします。書類には、そのことは書かれていません。
- 書類と現物が一致している … そのまま見ます
- 表面に細かい傷が増えている … ほとんど響きません
- 縁が欠けている … 反映されます
- 書かれた重さと現物が合わない … 石が替えられている可能性があります
- 中の様子が図と違う … 別の石かもしれません
四番目と五番目は、実際にあることです。修理の際に石が替えられていたり、書類と石の組み合わせが入れ替わっていたりします。
その場合も、その旨をご説明したうえで買取はできます。
ダイヤモンドの見方は品質をどこで判断するかの記事に書いています。
発行元がすでにない場合
古い書類の場合、発行した機関がすでにないことがあります。
その場合でも、書類としての意味は変わりません。調べた事実が記録されていることに違いはないためです。
問い合わせて確かめていただく必要もありません。できないことを、お願いすることはありません。
査定では、どこが発行したものかを確かめたうえで、内容を読みます。聞いたことのない名前であっても構いません。
そのままお持ちください。
相続で出てきた場合
ご家族の遺されたものの中から、古い書類が出てくることがあります。
その場合、書類だけが先に見つかり、品物のほうが後から出てくることもあります。逆もあります。
書類だけをお持ちいただいても、買取はできません。品物がなければ、評価するものがないためです。
品物が見つかる見込みがあるのであれば、両方が揃ってからお持ちください。急がれなくて結構です。
相続で出てきた品物については遺品整理・相続の記事にまとめています。
よくいただくご質問
何十年も前の鑑定書です
書類としての意味は変わりません。そのままお持ちください。
紙が変色して破れています
構いません。読める部分から確かめます。
発行した機関がもうありません
問い合わせていただく必要はありません。書類としての意味は変わりません。
書類だけ見つかりました
品物がなければ評価できません。両方が揃ってからお持ちください。
当日の流れと必要なもの
- お品物と書類をお預かりします
- 発行された日付と、発行元を確かめます
- 当時の基準として、書かれている内容を読みます
- 書類と現物が一致しているかを照らし合わせます
- 台の刻印と、地金の純度を見ます
- 石と地金それぞれをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 古い書類でも、書類としての意味は変わりません
- ただ、当時の評価をそのまま今の基準に当てはめることはしません
- 書類が書かれたあとに、石のほうが変わっていることがあります
- 石が替えられていたり、組み合わせが入れ替わっていることも実際にあります
- 発行元がすでになくても、問い合わせていただく必要はありません
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
