台が古いルビーのジュエリーは売れる?地金と石を分けて考える
古いルビーの指輪は、石を金属の縁で包んで留めてあることがよくあります。この留め方には、知っておいていただきたいことがあります。
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石を縁で包む留め方
古い台では、石の周りをぐるりと金属の縁で囲み、その縁を内側に倒して押さえる、という留め方がよく使われています。
爪で掴む留め方に比べて、石が外れにくくなります。長く使われることを考えた作りです。
一方で、石の側面が金属に隠れます。上から見える部分だけが外に出ている、という形になります。
査定では、この留め方かどうかをまず確かめます。見え方が変わるためです。
裏が塞がれていると色が沈みます
この留め方では、石の裏側も金属で塞がれていることがあります。指輪をひっくり返しても、石が見えないという状態です。
こうなりますと、光が上からしか入りません。下からの光が加わらないぶん、色が沈んで見えます。
つまり、同じ石でも、この台に留まっていると暗く見えるということです。石そのものが悪いわけではありません。
- 裏が丸く開いている … 下からも光が入ります
- 裏に小さな穴だけ開いている … いくらか入ります
- 裏が完全に塞がっている … 上からの光だけになります
- 裏に金属の薄板が敷かれている … 昔の作りに見られます
四番目は、色を引き立てるために敷かれたものです。当時の工夫で、隠すためのものではありません。
査定では、この点を踏まえて色を見ます。台の作りによる見え方と、石そのものの色とを分けて判断します。
台を壊して確かめないでください
「石を外して見たほうが正確に分かるのではないか」とお考えになる方がいらっしゃいます。
お控えください。この留め方は、縁を倒して押さえてありますので、外すには縁を起こすことになります。一度起こした縁は、元には戻りません。
また、縁を起こす際に、工具が石の側面に当たります。ルビーは硬い石ですが、内側に入っているものの周りは弱く、そこから欠けることがあります。
査定では、留まったままで見ます。外す必要はありません。
石そのものの見方はルビーの品質の見方の記事に書いています。
地金は別に計算します
古い台には、地金がたっぷり使われていることがよくあります。厚みがあり、持つとずしりとします。
この分は、石とは別に計算します。刻印を確かめて純度を見たうえで、重さを測り、石の分を差し引きます。
台の形が今の好みに合わないこと、サイズが合わないこと、歪んでいることは、この計算には関わりません。
ですので、作り直してからお持ちになる必要はありません。かかる費用のほうが上回ります。
地金の見方については刻印と純度の見分け方にまとめています。
刻印が見つからない場合
古い台では、刻印が見つからないことがあります。
打たれていない場合もありますし、指輪の内側が擦れて消えている場合もあります。サイズを直した際に、刻印の部分が切り取られていることもあります。
いずれの場合も、機械で成分を調べられます。刻印がないから買取できない、ということはありません。
海外で作られたものでは、日本とは違う形の刻印が入っていることもあります。数字ではなく、動物や人の横顔の形をした印です。
読めなくてもそのままお持ちください。こちらで確かめます。
よくいただくご質問
石の裏が見えません
古い台ではよくある作りです。色が沈んで見えますが、石そのものは変わりません。
石を外して持っていくべきですか
その必要はありません。縁を起こすと元に戻りませんし、石が欠ける恐れがあります。
サイズが合いません
金額には関わりません。そのままお持ちください。
刻印が見当たりません
機械で成分を調べられます。買取はできます。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、書類があればそれもお預かりします
- 石の留め方と、裏が塞がれているかを確かめます
- 専用の機械で石の種類を確かめます
- 台の作りを踏まえたうえで、色を見ます
- 刻印を確かめ、なければ機械で成分を調べます
- 重さを測り、石の分を差し引いて計算します
- 石と地金それぞれをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 古い台では、石を金属の縁で包んで留めてあることがよくあります
- 裏が塞がれていると光が上からしか入らず、色が沈んで見えます
- 台の作りによる見え方と、石そのものの色とを分けて判断します
- 縁を起こして石を外さないでください。元に戻らず、欠ける恐れがあります
- 地金は別に計算します。作り直す必要はありません
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
