時計が金無垢かメッキかを見分ける|自宅でできる確認と、査定で分かること
金色の時計が、全体が金なのか、表面だけなのか。見分けの手がかりをご説明します。
公開
裏蓋の刻印を見ます
まず確かめるのは、裏蓋です。ここに素材の刻印が打たれていることがあります。
- K18、750 … ケースが金です
- 18KGP、GP … 表面だけが金です
- STAINLESS STEEL … 鋼です。金色であれば表面だけです
- 刻印なし … 古い品物や、特定の作りに見られます
裏蓋の刻印には、素材のほかに、通し番号や型番も並んでいます。査定では、これらもすべて読みます。
裏蓋を開けてはいけません。中の機械に触れれば、そこから傷みます。閉め直しがうまくいかないと、水が入ります。
角の摩耗を見ます
刻印が読めない場合、使われた跡が手がかりになります。
時計は、机やドアの枠にぶつかりやすい品物です。ケースの角、ラグの先、竜頭の周り。こうした場所が、最も当たります。
表面だけが金の時計では、この角から下地の色が出てきます。白っぽい銀色が見えていれば、中身は鋼です。
全体が金の時計では、角が丸くなっても色は変わりません。どこまで削れても金のままです。
つまり、角の色を見れば、見当がつくということです。
持った重さも手がかりです
金は、鋼よりはるかに重い金属です。
ですので、全体が金のケースは、同じ大きさの鋼の時計よりずしりときます。手首に着けたときの感じも違います。
ただ、時計にはバンドも中の機械も付いています。重さの差が分かりにくいこともあります。
また、バンドだけが別の素材ということもよくあります。ケースと分けて考える必要があります。
バンドについてはこちらの記事でご説明しています。
磁石は使えません
時計については、磁石を使わないでください。
中の機械には、細い金属の部品がいくつも入っています。磁石を近づけると、これらが磁気を帯びます。帯びると、時計が正しく動かなくなります。
動かなくなった時計は、磁気を抜く作業が必要になります。費用がかかります。
ですので、他の品物では使える方法ですが、時計にはお使いにならないでください。
磁石での確認についてはこちらの記事にまとめています。
時計としての評価が先に来ます
大事なことをお伝えしておきます。時計は、地金として見ることのほうが少ない品物です。
査定では、まず時計として見ます。どの作り手の、どの型の、どういう状態のものか。そのうえで金額をお出しします。
地金としての計算は、下限を確かめるために行います。時計としての評価が地金を下回ることは、まずありません。
ですので、金無垢かどうかは、査定の一部にすぎません。動かない時計でも、そのままお持ちください。
時計については時計買取の記事をご覧ください。
よくいただくご質問
裏蓋に刻印がありません
古い品物や、特定の作りに見られます。店頭で機械を使って調べます。
角から白い色が出ています
表面だけが金である可能性が高くなります。買取はできます。
裏蓋を開けて確かめてよいですか
お控えください。中の機械が傷み、水が入る恐れがあります。
磁石を近づけてよいですか
お避けください。中の機械が磁気を帯びます。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、箱や書類があればそれもお預かりします
- 裏蓋の刻印と番号を拡大して読みます
- 角とラグの摩耗を確かめます
- 機械で、ケースとバンドの成分を別々に調べます
- 時計としての状態を確かめます
- 時計としての評価と、地金としての計算の両方をします
- 高いほうでご説明し、金額をお伝えします
確認にお時間をいただくことがあります。ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 裏蓋の刻印が、最初の手がかりです
- 裏蓋を開けないでください。中の機械が傷みます
- 角から白い色が出ていれば、表面だけである可能性が高くなります
- 時計に磁石を近づけないでください。機械が磁気を帯びます
- 時計は、まず時計として見ます。地金は下限の確認です
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
