K9とは|含まれる金の割合と買取金額への影響
K9は、金が37.5%であることを示す表記です。日本では、まず作られません。
公開
金が37.5%です
K9は、24分の9ということです。千分率では375と書かれます。
三分の一強が金で、残りは銀や銅といった別の金属です。ここまで来ると、金の割合はかなり低くなります。
日本で作られた装身具では、この純度はまず使われません。ですので、お手元にK9の品物があれば、海外で作られたものである可能性が高くなります。
買取では、この37.5%という割合がそのまま計算に入ります。
イギリスで定められた下限です
なぜ37.5%という、半端な割合が存在するのか。理由があります。
イギリスには、金と名乗ってよい純度の下限を法律で定める仕組みがあります。その下限が、この割合です。
ですので、イギリスやその影響を受けた国では、最も手に取りやすい金の装身具として、この純度が広く作られてきました。
日本にはそうした下限の定めがないため、この純度が標準になることはありませんでした。
海外の刻印についてはこちらの記事でご説明しています。
下限を定める国と、定めない国
金と名乗ってよい下限について、もう少しご説明しておきます。
この線をどこに引くかは、国によって違います。イギリスのように三分の一強のところに引く国もあれば、もっと高いところに引く国もあります。
日本には、この線を定める法律がありません。ですので、理屈のうえでは、どれだけ金が少なくても「金」と刻印を打てることになります。
実際には、業界の慣行として一定の線が守られてきました。ただ、法律による裏づけがあるわけではありません。
査定で必ず機械を使って確かめるのは、こうした事情もあるためです。刻印だけで金額を出すことはしません。
どういう品物で出てくるか
お持ちいただくK9の品物は、次のような経緯であることがほとんどです。
- 海外で買われたもの … 旅行や駐在の際に求められたものです
- 受け継がれたもの … ご家族が海外で手に入れられたものです
- 贈られたもの … 海外に縁のある方から渡されたものです
- 古い輸入品 … 戦後に入ってきたものが残っている場合です
共通しているのは、日本国内で新しく作られたものではない、という点です。
作りにも特徴があり、指輪の断面が丸いもの、飾りが厚いものなど、日本の品物とは趣が違います。
ご相続の品物については遺品整理・相続の記事もご覧ください。
色が薄くなります
金が三分の一強しか入っていませんので、色にも表れます。
K18に比べると、はっきりと黄色みが薄くなります。銀を多く混ぜたものでは、白っぽく見えることもあります。
そのため、「これは金ではないのではないか」とお考えになる方がいらっしゃいます。
金です。割合が低いというだけのことです。決めつけずにお持ちください。
また、銀や銅が多いぶん、年月とともに表面が変わります。黒ずんでいても、金額には響きません。
買取金額への効き方
計算は「1gあたりの金額 × 重さ × 0.375」です。
K18と同じ重さであれば、金額は半分にも届きません。含まれている金が、三分の一強しかないためです。
形も、年代も、傷も関係しません。溶かして使うためです。
計算の詳しいところはK9は1gいくらかの記事でご説明しています。
刻印の探し方はK9の刻印の見つけ方の記事にまとめています。
よくいただくご質問
375と打たれています
K9と同じ純度です。千分率での書き方です。
色が薄いのですが金ですか
金です。割合が低いぶん、黄色みが薄くなります。
日本で買ったものですが
国内の店で売られていた輸入品であることがあります。買取の対象です。
黒ずんでいます
含まれている金属の性質によるものです。金額には響きません。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、箱や書類があればそれもお預かりします
- 刻印を探して読みます
- 海外の印が並んでいないかを確かめます
- 機械で成分を調べ、純度を確かめます
- 重さを測り、今日の金額と掛け合わせます
- 内訳をご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- K9は、金が37.5%であることを示します
- イギリスで、金と名乗ってよい下限として定められた割合です
- 日本では、この純度の装身具はまず作られません
- 海外で買われたもの、受け継がれたものであることがほとんどです
- 色が薄く見えますが、金です。決めつけずにお持ちください
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
