台が古いムーンストーンのジュエリーは売れる?地金と石を分けて考える
古いムーンストーンの品物では、石が光の出る向きに合わせて留められています。ここが見どころになります。
公開
大正から昭和の装身具に好まれました
ムーンストーンは、大正から昭和の初めごろの装身具によく使われています。柔らかい光が、当時の好みに合っていたためです。
指輪、ブローチ、髪飾り、細い鎖のペンダント。こうした形でよく出てきます。
銀や、白い色の金と合わせられていることが多くあります。石の青白い光を、金属の色が引き立てるという組み合わせです。
査定では、この時代の作りかどうかを確かめたうえで、石と地金を分けて見ます。
光の向きに合わせて留められています
この石の光は、決まった向きからしか出ません。ですので、品物を作るときには、石を正しい向きに置いて留める必要があります。
指輪であれば、指にはめて上から見たときに光が出る向き。ブローチであれば、胸に付けて正面から見たときに光る向きです。
古い品物で、この向きがきちんと合っているものは、作りが丁寧だということになります。査定では、そこも見ます。
身につけたときの見え方が、この石では特に大事です。手に持って眺めるだけでは分かりません。
光の仕組みについてはムーンストーンの買取の記事に書いています。
留め直しで向きがずれることがあります
一方で、後から石が留め直された品物では、この向きがずれていることがあります。
外れた石を戻す際、光の向きを確かめずに留められた場合です。同じ石なのに、光が出にくくなります。
査定では、石を回して、どの向きで光が出るかを確かめます。向きがずれているだけであれば、石そのものの質は変わっていません。
その点も含めてご説明します。
ご自身で留め直そうとされないでください。割れやすい石ですので、工具が当たると欠けます。
地金は年代に関わりません
台のほうは、古いこと自体が金額に響きません。
地金は溶かして使われますので、作られた年代も、形も、傷も関係しません。見るのは、純度と重さだけです。
この時代の品物では、銀が使われていることが多くあります。銀も買取の対象です。黒く変わっていても、そのままお持ちください。
細工の細かい台では、地金が薄く作られていることがあります。持って軽く感じられるのは、そのためです。
地金の見方については刻印と純度の見分け方にまとめています。
細い鎖が切れている場合
この時代のペンダントは、鎖が細く作られています。年月とともに切れることがあります。
切れたままお持ちください。直してからと思われなくて結構です。修理の費用のほうが、鎖の地金の価値を上回ります。
絡まっている場合も、無理にほどこうとされないでください。細い鎖は引くと切れます。そのまま袋に入れてお持ちください。
鎖が見当たらない場合も、石と枠だけでお持ちいただけます。
ご相続の品物については遺品整理・相続の記事もご覧ください。
よくいただくご質問
身につけると光が見えません
留め直しで向きがずれている場合があります。店頭で確かめてご説明します。
銀が黒くなっています
そのままお持ちください。地金は溶かして使うため、金額には響きません。
鎖が切れています
そのままお持ちください。直す費用のほうが上回ります。
石が外れました
石と台の両方をお持ちください。ご自身で留め直さないでください。
当日の流れと必要なもの
- お品物と、箱があればそれもお預かりします
- 台の作りを確かめ、およその年代を見ます
- 石を回して、光の出る向きを確かめます
- 拡大して、割れや欠けがないかを見ます
- 台の刻印を確かめ、なければ機械で成分を調べます
- 重さを測り、石の分を差し引いて計算します
- 石と地金それぞれをご説明し、金額をお伝えします
ご予約優先でお受けしています。
お売りいただく場合は、運転免許証・マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。査定だけであれば、お品物だけお持ちください。書類の詳細は必要なものと本人確認の記事にあります。
まとめ
- 大正から昭和の初めごろの装身具によく使われています
- 石は、光が出る向きに合わせて留められています
- 留め直しで向きがずれていると、光が出にくくなります
- 向きがずれているだけなら、石そのものの質は変わっていません
- 細い鎖は切れたまま、絡まったままお持ちください
査定は無料で、お売りにならなくても費用はかかりません。
